サラリーマンにはわからない!自営業で辛いこと4つ!

ライターの仕事風景

35歳、男性。フリーライター。会社勤めが合わなくて自営出来るお仕事としてフリーライターを始める。ある程度仕事の時間は自由にできるものの、クライアントからの無茶ブリも多くて悩む日々。趣味は食べ歩きと、飲み屋で女性を口説くこと。

 

 

自営業で辛いこと1.安い仕事ばかり山ほどくる

山のような仕事

 

フリーライターをやっているので、基本的に文字を書くだけで原価がかからないお仕事をしています。

そのため、仕事の内容を安く見積もられることも多く、必死に働いても都道府県の最低時給に届かない依頼もあります。

 

具体的には文字単価0.1円程度の仕事がたくさんきます。

1万文字書いても1,000円程度の収入にしかなりません。

 

400字詰め原稿用紙で25枚ですから、ちょっとした論文レベルの内容を書いても1000円程度になってしまいます。

当然、1時間ではおわらない内容です。

 

自営業をはじめると、同業者と比べられるのでより安く引き受けてくれるところを探すのはわかります。

わかりますが、給与計算で人間あつかいする気がないような仕事を提示されると辛くなります。

 

しかも、コピーペーストを使っているのか大量に依頼が届くことがあるのでうんざりしてしまうのです。

 

自営業で辛いこと2.理不尽なリテイクを頼まれる

頭を抱える男性

 

仕事を納品しておわりではなく、リテイクがはいることがあります。

これ自体はそれほど珍しいことではないのですが、リテイクの内容が無茶苦茶なこともあるのです。

 

1番理不尽だったのは、「項目をふやしてくれない?」です。

すでに納品済みの状態のため、項目をふやすということは新しく文章を追加するということであり、当然追加料金が発生します。

 

問題なのは、追加料金の話にまったく触れずに「項目をふやしてくれないか」と聞かれたことです。

項目の初期設定は依頼者の責任であって、私の責任ではないのです。

 

企業勤めだと、「仕方ない」ですむこともあるのですが、自営業だとほかの作業に時間をとられればそれだけ収入がへるため死活問題になります。

結局、「追加料金がかかる。それでもよければ修正可能です」と伝えました。

 

相手からの返信はなく、入金期限ぎりぎりになって報酬が振り込まれました。

それでも、「お金が振り込まれるだけましか」と思えてしまうあたりが悲しいところです。

 

 

自営業で辛いこと3.理由の提示もなしに納品を断られることも多い

NOといっている男性

 

ライターとして独立しても、営業をしなければまともな仕事にありつくことができないのが現実です。

クラウドソーシングなど、インターネットを通じた外注を受けることで、ある程度収入はおぎなえますが、しっかりしたクライアントを見つけなければ安定収入を得ることは難しいのです。

 

クライアントが見つからなかった場合や、仕事がない時期はおもに単発の仕事をして食いつなぐことになります。

しかし、単発の仕事をしていると当然さまざまな発注者がいるわけで、理不尽な理由や、根拠の提示もなしに納品を断られることも多いのです。

 

よくあるのが、独自の品質基準を設定し、それに満たない仕事をすべて非承認にするケースです。

下請けの仕事はフォーマットに文章を入力するだけということが多いのですが、誤字脱字はともかく、コピーチェック率なども厳しく問われます。

 

コピーチェック率はコピーチェックツールを使っておこなわれるのが一般的ですが、問題は文字数が少ない案件だとどうしてもコピー率があがってしまうことが多い点です。

とくに、特定の商品を使った感想などを書く場合はコピー率があがることが多いのです。

 

「コピー率がなんパーセント以上なら受け取らない」と書いている方はまだましな方で、コピペが見つかったら納品不可などとなると、実質的に作業しても通らない可能性がでてきます。

これは文字数やテーマの関係で40パーセント程度はコピー率がでてしまうことが多く、コピー率を下げるには時間や手間、文字数が必要になるからです。

 

単価が低い仕事であれば手間をかければそれだけ儲けが少なくなります。

条件をクリアしても、記事を提出して非承認になることもあります。

理由を聞いても教えてくれない場合も多々あります。

 

「これでは仕事をする人がいなくなるのでは」とも思われるでしょうが、存在することは事実なのです。

なので、地雷になりそうな依頼主はさけなければいけない半面、下請サイトでもかなりの依頼数をだしている人を探す旅にでます。

 

この人の依頼は見えないようにできなのかなぁと思うことも多いのです。

 

自営業で辛いこと4.有給や退職金がない

日本の1万円札

 

有給がないことも、退職金もないことも理解したうえで自営業を始めましたが、やはり体調が悪くても休めないのは辛いです。

休んでもいいのですが、重要な仕事を任せられている状態で納品が遅れてしまえば、契約自体を解除されるおそれもでてきます。

 

自営業なのでクビになることはありませんが、安定した収入を確保するための仕事が失われるのはやはり恐怖です。

下請の仕事をしていると、どうしても嫌なクライアントに出会う確率がでてきます。

 

また、体調が悪くて無理に仕事をしても、誤字や脱字などクオリティの問題でリテイクが発生することもあります。

「せめて1日有休をとって休みたい」と思ったことは1度や2度ではないのです。

体調が悪くて仕事の能率が下がればそれだけ収入がさがります。

 

収入が低ければ、それをおぎなうために働く必要がでてくるため、休みも少なくなります。

退職金もないので、この調子でお金を貯められるのか不安になることもあります。

「思ったよりも辛いことが多いんだなぁ」というのが、自営業を始めて思った実感です。

 

まとめ

自営業になると、上司も会社も守ってくれなくなるので、自分の身は自分で守る必要がでてきます。

体調管理もふくめて自己責任になってしまうため、ストレスがたまる部分もあります。

 

クライアントの気分などで収入がへる場合もあるため、最低限の生活ができるのか不安になることもあるのが辛いです。

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