30歳女性、主婦。
ブスなりに上品になって欲しくて、マナーを厳しくしつけ中。
「イケメン好きにだけは、ならないで欲しい」と願う。
残念ながら、次女も主人に激似の容姿。
私を除く子どもと歩く主人は、ほかの奥さまの失笑を誘うコンビとなっています。
見出し
子どもがブスすぎて辛かったこと1.とにかく泣き顔がブス
私は比較的、顔は整っています。
とくに、はべらかすことなく、生きてきました。
そんな私が伴侶に選んだのは、顔はまったくイケメンではありません。
ですが、私を本当に大事にしてくれる男性です。
主人とは、学生のころに付き合いはじめました。
女と男の比率も同じくらいの学校です。
彼はブチャイクですが、話しも上手で優しいところもあり、男子からも女子からも人気で、友人が大変多い人。
私は、少し引っ込み思案なところもあるので、「活発な彼に付いていこう」と決めました。
妊娠が分かり、結婚することに。
はじめて身ごもった子どもは女の子。
両家にとって初孫になるので、私も不安と期待が入り混じっていましたね。
産まれてきた子どもは、本当に可愛かったです。
しかし、次第に「あれ???」と感じるようになりました。
子どもの顔がはっきりしてくると、どんどん主人に似てくるのです。
主人が、女の子になったような顔をしている長女。
子どもが小学生になっても、主人と似ていることには変わりません。
眉毛は横一文字でつながっているし、目は細いです。
パーツが本当に主人そっくりで、私に似ているのは足が大きいことぐらい。
なんと言っても、泣き方が本当にブサイクです。
声はやや低く、顔をくしゃくしゃにして泣く姿は、見ていてげんなりします。
とくにそれは、子どものわがままで泣いているときには、苛立ちが込みあげてくるほど。
子どもの泣き方は、ところ構わずです。
欲しい物があれば、店のなかでも大きな声と足で、地面をどんどんしながら泣きます。
野太い声が店内に響き渡り、気持ちが滅入ってしまいますね。
横を通る年配の方も、ほかの子どもだとなぐさめたりする姿を見たことはありますよね。
しかし、私の娘だけは白い目で見てきます。
あたかも、「早く泣きやませろよ」という感じで、辛いです。
できるだけ、機嫌を損ねないように気を使います。
子どもがブスすぎて辛かったこと2.ブサイクは万国共通
私の主人は交友関係が広いです。
仕事の関係もあって、時折外国人の方を連れてくることもあります。
それは付き合っているときからでした。
彼の連れてきた友だちは私を見ると、「WHY!」と言います。
意味は「どうして君(主人)がこんな可愛い子を!?」というニュアンスです。
私は、少し嬉しい気持ちになります。
主人は本当に顔に恵まれていないので、彼の幼馴染などと顔を合わせたときも、同じリアクションをされました。
主人が友だちを連れてくることは、結婚しても子どもができても、変わりません。
そんなある日、はじめて会う外国の友だちに、私と娘を順番に紹介されました。
娘は小学校に行っていたので、私よりもあとに紹介。
外国の方は私を見ると、目を見開いて、主人になにか話します。
そこで笑いが起こっているので、「今までと同じこと」だと思いました。
子どもが帰ってきて、子どもを見た外国人が大きく口を開けたあとに、一瞬息を飲んでこう言ったのです。
「君(主人)にそっくりだね」と。
海外の方は表情が豊かです。
私は、その一瞬の哀れそうな表情を見逃すことはできませんでした。
「やはり、海外の方が見ても、この子はブサイクなんだな」と思いましたね。
このまま女の子として、この顔でやって行くことに試練を感じるほどです。
子どもがブスすぎて辛かったこと3.義理の姉のなぐさめ
義理の姉は、主人に似ておらず可愛いです。
目鼻立ちがはっきりしていて、化粧映えのする顔。
義理の両親も、そんなにブサイクではありません。
義理の弟にいたっては男前なほうで、なぜか主人だけがブサイクなんです。
親戚の集まりで、一緒に義理のお姉さん夫婦と食事をしているときのこと。
義理のお姉さんが突如「女の子は、最終的にはお母さんに似るから大丈夫」と言ってきました。
その会話を皮切りに、皆私を励ますのです。
「見た目よりも、中身で勝負させよう」
「なにか身体的にも学力的にも、ほかの子どもよりも長ける物があれば、結婚できるのではないか」
など、まだちっとも心配していない、娘の結婚対策の話しに発展。
私は「はぁぁ」と笑うしかありません。
主人は「行けるかな~~」とヘラヘラしています。
そんな話をときたま聞いている娘は、なんとも言えない表情。
もう小学生になりますので、大人の話しの内容も、自分が父親に似てブサイクだということも知ってるようです。
下を向きながら、時間が過ぎるのを私は待つばかり。
義理のお姉さんの昔の写真と、娘が似ているのが、少し、心の支えです。
本当に、私にいつか似ることを期待する日々を送っています。
子どもがブスすぎて辛かったこと4.ママ、私可愛くない?
これは、娘が聞いてきた一言です。
保育所までは活発で、誰とでも話し、元気に遊ぶ子どもでした。
しかし、小学校に行きはじめてから、同級生になにか言われたのだと思います。
ある日、「ママ、私可愛くない?」と聞いてきました。
そのときには、どう言葉をかけていいか分からなかった私。
「可愛いよ」とその場では言いましたが、それからは鏡をよく見るように。
顔のクオリティには反して、髪飾りは派手で大きな物を好むようになりました。
大きなリボンのカチューシャや、ボンボンの付いた物をたくさん付けています。
きっと、彼女なりの対策行動なんでしょうね。
そんな姿を見ると、本当に辛くて仕方ありません。
まとめ
子どもがブス過ぎて辛いのは、子どもがまだ小さいところにあります。
娘の気持ちを思うと、本当に辛くて仕方ありません。
いつか娘が整形を希望したら、喜んでお金を出してあげようと思います。
私ができるのは、せめてそれぐらいのことだけ。
これからの人生、めげずに生きて欲しいです。