28歳専業主婦。
年子のまだ小さい子どもがいるため、働きたくても働けない。
夫の給料だけで生活しているが、毎月の支払いに追われ、苦しい生活。
両親の助けにより、なんとかまともな生活が送れているが、「早く働いて、惨めな思いから開放されたい」と思っている。
見出し
年収が3,000,000円以下で辛いこと1.支払いができない
「年収3,000,000円あれば、なんとかなる」と思われがちですが、実際には毎月の支払いに頭を抱えるほど辛いです。
夫の会社は厚生年金にも加入しておらず、国民健康保険なので、毎回全額を自分たちで支払わなくてはなりません。
それに加え、住民税、子ども二人分の学資保険、NHK、など、給料のほとんどを支払いに使わなくてはいけないのです。
もちろん生活をしていかなければいけないので、電気代、ガス代、水道代、食費、など必要最低限の生活費もかかります。
どうしても生活が苦しくて、年金の支払いやNHKへの支払いができなかったときもありました。
そうなると、徴収人が家まで訪ねてきます。
そのときの惨めさは忘れられません。
こちらだって払えるものなら払っています。それができないから払えないのです。
「1000円でも払えませんか?」と言われたこともあります。
私は「借金をしても、払わなければいけないのですか」と、泣きそうになるのを我慢して訴えました。
払えないこちらが悪いのは分かっているし、徴収人も仕事なので、しょうがないとは思います。
それでも、私は惨めさと、どうにもならない苛立ちを抑えられませんでした。
「どうにかならないか」と思い、方法を調べて、年金は減額の申請。
将来もらえる額が減ってでも、「今」の生活がやはり大切です。
それでも急な出費で、なにかしらの支払いができなくなるときは多々ありました。
そうなると、次の月にまとめて請求がきます。
前の月の支払いを済ませると、その月の支払いができません。
その繰り返しが続き、4ヶ月に一回の子ども手当てで、やっとまともに払えるようになります。
子ども手当てを本来なら貯金したり、遊園地に連れて行ったりと、「子どもたちのために使いたかった」と思う気持ちが情けなく、悲しかったです。
年収が3,000,000円以下で辛いこと2.親に心配をかけた
結婚をして子どもまでいるのに、親に頼らなければいけないことは本当に辛かったです。
でも、子どもを育てていくうえで、生活していくうえで、お金は必要でした。
夫の親もお金はなく、私たちが借りれる状態ではなかったので、自分の両親になにかと理由をつけて、お金を借りていた私。
実家に帰ると、食材や生活用品をもらって帰ることもたびたびありました。
両親も、私たちがお金に困っていることはよく分かってくれていたので、なにも言わずに貸してくれます。
結婚をしたときに旦那は免許を持っておらず、教習所に通うとき、私の両親にすでにお金を借りていました。
そのため、本当はこれ以上お金を借りたくはなかったのです。
夫のプライドもあるし、これ以上心配をかけたくない気持ちでいっぱいでした。
でも、気持ちばかりではお金にはなりません。
お金は必要です。
お金を借りるときは、いつも申しわけない気持ちと感謝の気持ちで胸がつまります。
この年になって両親に心配をかけ、迷惑をかけてしまう自分に、すごく嫌悪感を感じて仕方ありません。
「本当は、親孝行をしなければいけないのに」「親孝行したいのに」、とどうにもならない気持ちです。
年収が3,000,000円以下で辛いこと3.夫婦喧嘩が絶えない
私も、なにもしなかったわけではありません。
子どもが小さく、また年子ということもあり、働くことができなかったのです。
そのため、少しでも節約をしようと、生活面での節約法を調べ、実践できることはしていました。
「1円でも節約になるのなら」とコンセントをマメに抜いたり、ベランダ菜園をしたり、節約料理をつくったり……。
自分の物もほとんど買いません。
しかし、夫は生活が苦しいのは知っていましたが、「1円でも」という私の気持ちは理解してくれませんでした。
歯磨きのときの水の出しっぱなし、髪を洗うときもシャワーを出しっぱなし、テレビや電気をつけっぱなしで寝る……など。
細かいことですが、結婚する前の生活の癖がなかなか直りませんでした。
私もお金がないことで、ピリピリしていたのだと思います。
そういう夫の行動が許せなく、言い合いになることがよくありました。
ひどいときはシャンプーの出す量や、ティッシュを使う量にまで文句を言っていましたね。
夫も仕事から疲れて帰ってきているので、私が細かいことに文句ばかり言うことに耐えられなかったでしょう。
会話も減って、おたがいがピリピリした雰囲気になることも多々あります。
お金のことで喧嘩をすることが増え、夫婦仲が悪くなりました。
喧嘩をしても結局お金がないことには変わりなく、それでもおたがい、言わずにはいられません。
「貧乏でも、家族が笑顔で過ごせたら幸せだ」とよく聞きます。
私もそう思っていました。
しかし、お金がないから、笑顔でいられないことがほとんどです。
お金がすべてではないですが、やはりお金がないことにはなにもできません。
もちろん、お金がなくても楽しく過ごせるときもあります。
子どもの無邪気な笑顔や成長は、幸せを感じるひとときです。
でも、お金があったら、しなくてもいい喧嘩をなくすことができるのも事実。
お金のことで喧嘩することほど、無駄なことはないです。
まとめ
年収3,000,000円以下というのが、どのような生活か分かっていただけたでしょうか。
お金がすべてではないですが、お金は必要なものです。
私はこの生活をして、お金の大切さが本当に身にしみて感じました。
いつ、どのようなことからお金がなくなるか、必要になるか分かりません。
年収3,000,000円以下でも、働いてお金を稼いでくれるのはありがたいことですが、惨めな思いはしたくないのです。