職場で受けた最悪なイジメエピソード4編

エステサロン

27歳女性。イラストレーター・自営業。

5年ほどリラクセーションサロンを中心に、エステやマッサージ店に勤務。

 

現在は結婚して離職し、在宅のイラストレーターなどを中心に活躍しています。

冬から春にかけての、飼い猫の抜け毛が悩みの種。

 

 

職場で受けた最悪なイジメエピソード1.特殊なお店の勤務体系

日払い

 

過去に働いていた職場で受けたいじめのエピソードを紹介。

 

私は、少し特殊な勤務体系のリラクゼーションサロンで、働いていた時期があります。

そのなかでは、私たちセラピストと受付業務のスタッフの大きく2つのセクションに、業務が分かれていました。

 

セラピストは出勤したら着替えなどをして、お客さんに入る準備をして待機。

その日に出勤した順番からお客さんに入ります。

 

お給料は完全歩合制でしたので、たくさんお客さんに入って稼ぎたいセラピストはなん十分も早く出勤。

のんびり稼ぎたいセラピストは、遅刻にならない程度にゆっくり出勤したりと、それぞれのライフスタイルに合わせて勤務できるお店です。

 

当時、私はお金に困っていて、今すぐにでもまとまった金額がほしいと思っていました。

このお店はサロンにしては珍しく、一定額まで日払いができるシステム。

ですので、かなり早くから到着してお客さんにできるだけ付こうというスタンスで、毎日出勤していました。

 

通常ですと受付にお客さんがいらしたら、受付スタッフが待合室にご案内。

その後、コースを決めたら順番どおりに、セラピストに声をかけてご案内をします。

 

ですが、このシステムが裏目に出て、受付スタッフに嫌われていた私は、お給料にかかわるようなイジメを受けたのです。

 

職場で受けた最悪なイジメエピソード2.業務システムの裏を付いたイジメのはじまり

困っている女性

 

その日も私は誰よりも早く出勤しており、準備を済ませて待機をしていました。

しばらくするとお客さんがきて受付で話しているので、「自分の番か」と思って細かな身支度。

しかし、その間に私のあとから2番目に出勤してきた、セラピストが呼ばれました。

 

ですが、これはたまにあること。

なぜなら、このお店は指名制度があり、お客さんから指名をされたセラピストは、出勤の順番に関係なく、そのお客さんを担当するのです。

 

なのでそのときは、私も特別気にはしませんでした。

「あの子の指名だったのか、いつもだったら皆に見えるところにある表に書いてあるんだけれど、書き忘れかな?」。

 

そして数十分後に再び違うお客さんが来店し、「次こそは」と思っていたら、先ほど担当したセラピストの次に出勤したセラピストが案内することに。

その人はまだ入って間もない新人さんで、少なくとも指名のリピーターさんが付くような、施術の技術は持ち合わせていないはずです。

 

これはおかしいと思って受付スタッフに聞きに行きました。

「○○さん(1番最初についたセラピスト)のお客さんって指名だったんですか?」と聞くと、「いいえ、違いますよ」と嫌味らしく答える受付スタッフ。

 

「今日、私が最初に出勤したの知りませんでしたか?」と聞くと、白々しい態度でこう言われたのです。

「そうですね。△△さん(私)が出勤していたの、知りませんでした」と。

 

受付スタッフはそう言いますが、そんなわけはありません。

全員で共有しているシフト表は受付にも張られていて、出勤するたびに必ずチェックはしているはずなのです。

かなりカチンときましたが、「私、いますんで。お願いしますね」とその場は強めに言うことで、その日は大きな揉めごともなく、終わりました。

 

ですが、あとあと振り返ると、この時点で怪しんで、社長に報告すれば良かったのです。

 

 

職場で受けた最悪なイジメエピソード3.存在を無視されて、どんどんお給料が減っていく

イライラする女性

 

そのイジメは当日だけで終わりませんでした。

それからというものの、出勤するたびに、同質の嫌がらせが。

そのたびに私も反論するのですが、「知りませんでした」、「分かりませんでした」と流され続けてしまいます。

 

ときには、「ほかのセラピストの指名だった」という見え透いた嘘までつかれて、言いくるめられることもありました。

本当に指名かどうかはその本人に聞けば証言が取れます。

しかし、お給料に関することを同僚に聞くのも気が引けてしまって、なかなか聞けずにいたのです。

 

受付スタッフは私のその性格も熟知したうえで、やりたい放題にひいきを重ねる日々。

ひどいときですと、本来15,000円近くいただける日給だったのに、そのせいでほとんど無給という日もありました。

監視カメラや本社のデータ管理などもなかった小さいお店でしたので、線1本引いてしまえば、フリー来店も指名扱いに変えられてしまいます。

 

私自身、施術以外の仕事もあったので、1日中受付の前で監視しているほどの余裕はありません。

そのため、決定的な証拠が掴めないままで、数ヶ月我慢しましたが、とうとう精神的に限界がきて涙ながらに社長に訴えました。

 

職場で受けた最悪なイジメエピソード4.イジメスタッフがクビであっさり解決

解放感に満ちた女性

 

実際に行動に移してからは、トントン拍子で話が進み、あっという間に受付スタッフは解雇されました。

金銭的にも精神的にもかなり参っていたので、その一部始終に少し拍子抜けだったのを覚えています。

スカッとするよりも、「やっと存在を無視される苦痛から開放された」という気持ちのほうが大きかったですね。

 

新しくまともなスタッフが入り、それからは揉めることは1度もなく、気持ちよく数年働き、退職することができました。

無視されることは大きなストレスになりましたが、それに加えて金銭面が絡んでくると、またストレスも増大だったので、苦い思い出です。

 

社長には本当に感謝しています。

 

まとめ

学校で受けるイジメも辛いですが、職場で受けるイジメも逃げ場がなくて本当に辛いものです。

退職して困るのは自分ですからね。

 

陰湿な嫌がらせを受けている人は、できる限り早く、上層部に相談してみることをお勧めします。

当時の私のように、あっという間に状況が改善するかもしれませんよ。