31歳の既婚者(女)です。現在子育て中。
私がいじめにあって辛い想いをしたので、娘には同じ思いをさせたくないなと切に願っています。
いじめっこも結婚して子どもを生み、現在2歳の男の子がいるそうです。
私の子は3歳。学年でいうと、ひとつうえの代です。
同じじゃなくて本当に良かった。
こんなのがなん世代にも渡り続けられたら、たまったもんじゃありません。
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いじめっこの親に関するエピソード1.とにかくやり方がえげつない
私は小中高と、いじめに悩まされていました。
世間でいうような、いじめよりも比較的軽いものかもしれません。
しかし、私自身は深く傷つき、30代になった今ですら、思い出しては手が震えてしまうことがあります。
親どうしのつき合いがあると、子どもどうしも行動をともにしなくちゃいけないんですよね。
その時間が苦痛で苦痛でたまりませんでした。
子どものほうはよってたかって弱いものいじめみたいに、人を無視したり笑いながら見下したり……。
これもまた、相当たちの悪いタイプではあったんですが、親はそのうえをいきます。
私の親は小さな手芸教室を開いていて、いじめっこの親はそこの生徒でした。
生徒はみんな、私と同級生の母親ばかりです。
これが大体6~7人、週に一度のペースで雑談を交えながら、ぬいものを楽しむわけですが、私はこの自宅でやる教室が大っ嫌いでした。
いじめっこの親は私のことも、私の親のことも目の敵にしていたのです。
最初に言われたことは友人の数でした。
私自身、スクールカーストなんてどうでも良くて、気の合う友だちとだけ仲良くしていたのですが、いじめっこはクラスの人気もので目立つ存在だったようです。
いじめっこの親は、教室が開かれるたびに、そのことを強く強調していました。
おそらく、自慢の娘と思っていたのでしょう。
私は暗くて地味でしたから、そのことについても親は注意をされたそうです。
そんなの、子どもなんてそれぞれ、みんな性格が違っていて当たり前なんだから、放っておいてほしいですよね。
そのくせ、なにかあるごとに自分の娘を引き合いに出して、母は私にそれから注意するようになりました。
思えばこのころからです。母親と仲が悪くなっていったのは。
母が私に不満を抱くように、私もまた、母に不満を抱いていました。
「なんでいちいち、そんなことを言われたくらいで気にするのか」、「なんで真に受けるのか」、「どうして自分の子どもを真っ先にかばってくれないのか」、
「そんな教室、やめてしまえばいい」と思っていました。
ですが現在も母は、教室を続けています。
いじめっこの親も変わらずに通ってきてはいますが、今はもう母も彼女に愛想を尽かせたのか、話半分に聞くようにしているみたいです。
全然関係のない母の手芸教室で、私の評判を勝手に言いふらし、グチグチネチネチと言い続けるって、相当迷惑な話ですよね。
まわりもそんなことを言われたら、「そうなんだ」と影響を受けてしまうじゃないですか。
私と友人の親の間になにかあったわけじゃなくても、「この子とうちの娘は仲良くさせないでおこう」と、多少は警戒しますよね?
彼女は今でも似たようなことを言い続けています。
間違いなく、今まで出会った親世代の方のなかで、史上最悪の性格と言えるでしょう。
私はいくら立場がうえで、交友範囲の広さを持っていても、「あんな親から産まれなくって良かった」と思わずにはいられません。
おそらくきっと、一生許せる日はこないと思います。
いじめっこの親に関するエピソード2.ことあるごとに自分の子どもと比較してくる
先ほど引き合いに出すという言葉を使いましたが、これがもうひどいもんです。
つねに自分の子が優位じゃなきゃ、気が済まないんでしょうね。
私は音楽が好きだったので、中学にあがりすぐに吹奏楽部に入部をしました。
いろんな楽器に触れてみて、クラリネットを吹くことに決めたのです。
いじめっこもまた、吹奏楽部に入部をし、クラリネットパートに入りました。
同じ部活、同じ楽器。
もし私がここで人生をやり直せるとしたら、音楽は好きでも絶対に吹奏楽部には入部しないし、楽器もやらないことでしょう。
入ったことをものすごく後悔するくらい、部活は地獄のようでした。
このころからだんだん過呼吸がひどくなり、私自身の精神も壊れていったのです。
楽器をはじめてから、上達を褒められることが多く、私はすぐ音楽の世界にのめり込みました。
クラリネット自体は、吹いていてすごく楽しかったです。やっていて良かったと思えることも、ないわけではありません。
ですが、いじめっこと同じ楽器。
同じ教室で練習をしなきゃいけないし、なんといじめっこの親までもがクラリネット経験者でした。
そりゃあ、プライドの高いいじめっこの親は、自分の子どもが一番じゃないと気が済みませんよね。
私はピアノも習っていたんですが、このときにはもうすでに、絶対音感の持ち主だと、まわりに騒がれたことがありました。
いじめっこの親も、いじめっこもピアノを弾きます。いじめっこの親にいたっては、ピアノの講師までしています。
なので私の存在は、余計に目障りだったんでしょう。
いじめっこの親は、私の根も葉もない噂を不特定多数の人物に流していくことで、多くの人を味方につけていました。
それでも楽器の上手さだけが評価されるような場所では、私が表彰台にあがってしまう。
選抜に選ばれたり、ソロコンクールに抜擢されたり。ありがたく名誉なことでも、内心は複雑でした。
また、いじめっこにとってもこの現実は厳しかったんでしょうね。
私のほうがいつも彼女よりうえに行ってしまうことで、親からなにか言われたのかもしれません。
そこからまたさらに、いじめがエスカレートしていきました。
いじめっこもまた、親との関係性においては被害者と呼べるのかもしれません。
親からの過剰な期待と重圧に、幼い心は耐えられなかったのでしょう。
いじめっこの親に関するエピソード3.自分の子どものことは棚にあげておく
中学に入ってから私は、なん人かと男性とおつき合いをしていました。
「中学生でつき合うって……」などと思われるかもしれませんが、その歳なりに一応真剣ではありました。
いじめっこもクラスの人気ものというくらいです。
ですので、当然彼氏がいたりして、多分まわりと比べると、つき合う人数的にも多いほうだったんじゃないでしょうか。
それでもいじめっこの親は、自分の娘を棚にあげ、私が「男を取っかえ引っかえしている」と噂を流しはじめました。
いじめっこは女どうしとか、そのへんの関係においても、つき合い方がしたたかでうまく、同性に嫌われないよう隠す部分は隠していたんですよね。
私はそんなことお構いなしの開けっぴろげのような性格でしたから、まぁそれがいけなかったんでしょうけど。
とにかく浅はかで、考えなしだったんです。
きっと母は、私のそんなところも苦手だったんでしょう。
「そのころのアンタは嫌いだった」と、面と向かって言われたことがあるくらいです。
私も私で、親からしたらハラハラする存在には違いがないけど、だからといって、よその親が私をけなす理由にはならないじゃないですか。
確実にそこには、私怨が含まれていますよね。
私自身、あの親子のことは心底、どうでもいいくらいに思っていました。
しかし、逆にそういう態度がさらに、ふたりをあおる結果となってしまったんでしょう。
さすがにそのときは、自分の子どもがいかに男性とおつき合いをしているか、なんてことは自慢の対象にはならなかったようです。
頭がまわる分、厄介な相手でした。こういう親子には、関わらないのが吉です。
まとめ
私は今でもあの親子の夢を見たり、そのときの悔しい気持ちがよみがえってくることがあります。
成人してからは心の病にもなり、こうして文章を書けるまでに10年以上もかかりました。
いい人そうな振りをしていても、どこかに「人の悪口を言い続けたい」人がいます。
みなさんも二面性のある親子には、くれぐれもお気をつけください。