28歳女性。販売業。
「職場運がとにかくない」と周囲に言われるほど、変わった人に遭遇する。
会社倒産が2回、業績悪化で1回転職しています。
現在は七転び八起き、優良企業に勤めることに成功。
趣味はハーブ栽培。
自家製ハーブティーにこっています。
見出し
性格がきつい女のエピソード1.私にはわかるの!
正社員として採用され、勤務日の前日に、挨拶に行くことに。
人手不足の会社で、同業他社からきた私を、皆さんは歓迎してくれました。
ですが、一人だけ上から下まで、ジロジロと舐めるようにみる女性が一人。
そして開口一番、こう言い放ったのです。
「あなたにこの仕事できるはずないわ。私にはわかるのよ」と。
この女性とは、もちろん初対面。
この方は経歴や履歴書を見ているポジションではないはずです。
「あはは、頑張りますよ」と軽く流しながらも、帰り道、怒りが湧いてきました。
「なんて失礼な人だ。はじめて会ったのに、なにがわかるっていうの!」
勤務して、数ヶ月パートさんが一人入ってきました。
すると、その女性、パートさんに向かって一言。
「ダメね。あなた仕事できないわ。まるでなってない!」
「入って3日でなにができるっていうの! 教えもしないで、毎日ダメ出しの連続」
ある日、「もうやめたい……」と出ていってしまいました。
「ほらね! 当たるのよ。私」
あなたのせいじゃありませんか?
離職率の高い会社です。
性格がきつい女のエピソード2.上司よりエライ私です
本社と離れた場所に勤務先があったので、連絡は直接上司の電話にくることが多い会社でした。
上司はみんなを集め、「今日は◯◯を△△しますから、よろしくおねがいします」などと指示を出すのです。
しかし、解散後、決まってその女性がそばにやってきます。
「いい? みんな、今日は◯◯を△△をするからしっかりやってね!」と、オウムのように繰り返すのです。
ひどいときは、上司の真横でまったく同じことを繰り返します。
でも、上司はつくり笑顔でなにも言いません。
正直、あまりにもしつこいので、一度こう言ってみました。
「さっき同じことを、◯◯さん(上司)に聞きましたが……」
すると、女性はこう言います。
「だって、私の携帯に社長から連絡があって、『みんなに伝えろ』って言うんだもの!」
「社長と女性はどんな関係なんだろう」と、勘ぐってしまいました。
性格がきつい女のエピソード3.私よりなんで早く出勤するの?!
Aさんは私の入社とともに退社する人で、引き継ぎ業務を教えてくれる人です。
私たちは早朝シフトでしたので、一番に会社に入り、業務準備をする係でした。
家が近く、30分前には必ず会社にやってきて、準備万端にセッティング。
とても尊敬できる人でした。
ある日、別の場所で業務をしているはずの女性がやってきて、Aさんにこう怒鳴っているのが聞こえてきました。
「なんで私より早く会社にいるの?! もっと遅くきなさいよ! 迷惑なのよ!」
ちなみに、その女性も早朝シフトです。
でも、Aさんより早くきたことは一度もありません。
遅刻して迷惑をかけるということはよくありますが、早くきて怒られる人を私は、はじめて目にしました。
性格がきつい女のエピソード4.お客様? いいえ、あなた様は神様です。
会社でその女性に意見する人は誰もいません。
先輩方は私に言います。
「いい! あの人ににらまれたら、会社クビになるからね……」と。
ある日、「掲示するように」と、その女性からいただいたポスターに、文字の間違いがありました。
私が指摘すると、「これは社長が書いたんだから、間違いじゃないの! 正しいの!」とのこと。
「でも、お客さんは困るのではありませんか?」とくいさがっても、「そのままでいい」の一点張り。
あげくのはてに、「なんでそんな細かいことを気にするの。そのままでいいの。私が困るじゃない!」と怒りはじめる始末……。
お客様からの再三の指摘を受けながら、掲示期間最終日が待ち遠しかったのを覚えています。
性格がきつい女のエピソード5.それ、嫌味ですよ
ある日、取引先の方にその女性が、「もっと粗品を増やしてちょうだい。すぐなくなるわ」と話していました。
取引先の老健な紳士は、彼女にどのように粗品を配っているのかを聞きます。
彼女は胸を張って「それはもちろん、買ってくれたお客様にたくさん渡すのよ!」と。
紳士は笑顔で言いました。
「買ってくれたお客様はもちろん大切にするよね。でも、見にきただけの方も買う方に変わったりするものですよ。あなたはよくやっている」
紳士が帰ったあと、彼女は、「褒められた」と嬉しそうでした。
どう考えても、私には嫌味にしか聞こえませんでしたね。
性格がきつい女のエピソード6.インフルエンザの近親者は会社には入れません
家族にインフルエンザがでたときそのことを会社に知らせました。
すると、女性が一言。
「とにかくもう帰って! うつるから」とのこと。
「家族がインフルでも、私は元気いっぱいなんですが……」
すると、近くにいる上司に「とにかく従って!」と、無理やり追い出されてしまいました。
「治るまで、こないで」とのこと。
何度もいいますが、私はインフルではありません。
怒り収まらず、上司のさらに上の上司に相談しました。
すると、その上司はこう言ったのです。
「私も昔、理不尽な扱いを受けたことがあって……。3日ほど仕事を与えられず、ぽつんと角に追いやられたことがあったっけ。とにかく耐えて!」と。
「社長には伝えておくから」とのことでした。
その夜、社長から電話があり、「なんで◯◯(女性)の言うことが聞けないんだ! あいつの言うことは俺が言うことと同じなんだ!!!」と激高。
その場で私は、退職を願い出ました。
まとめ
性格のきつい女性が、会社のなかで長年「きつい」ままでいることができるには、有力なバックボーンが必要だということがわかりました。
上司のさらに上の上司も、女性に恐れているのではありません。
社長に恐れをなしているのです。
「きつい」その人がその足がかりをなくしたとき、どんな恐ろしい結末を迎えるのか、考えるだけで、ワクワクしませんか?