大学デビューでビッチな痛い奴に変貌した女のエピソード4編

派手な外見の女性

20歳女性。大学生。

中学のときに、男性に興味がまったくなかったが、大学に入って、極端に男遊びが激しくなってしまった友人がいる。

友人のあまりの男好きさに、「もとの関係に戻れない」と諦め、現在は、しばらく連絡をとっていない。

 

 

大学でビッチに変貌した女のエピソード1.友人

中学校

 

中学時代の、友人の話です。

私の友人はとても穏やかな性格で、みんながもめているのをいつも止めてくれるような、癒しの存在でした。

 

中学時代に、私の周りのグループがもめていた主な原因は、男性問題。

たとえば、「好きな人がかぶったり」、「自分の好きな人が、友人を好きになったり」などです。

そんななかでも、友人はそのもめごとを止める存在でした。

 

彼女は、恋愛に興味がなかったのです。

彼女はいつも、こう言っていました。

「彼氏とかほしいと思わないし、そもそも、男の子にそんな興味がわかない」

 

私の中学校が、特殊だったのかもしれません。

ですが、「彼氏彼女がいるのは当たり前」といった感じで、結構恋愛がさかんでした。

なので、友人のような子はある意味、特殊でしたね。

 

彼女とは別の高校に進学し、たまにSNSなどで、連絡を取り合う仲だった私。

進学後も、性格はそこまで変わっていないような印象でした。

しかし、大学に入った途端、彼女は変わってしまったのです。

 

大学でビッチに変貌した女のエピソード2.再会

驚いている女性

 

友人も私も、おたがい大学生になり、成人したということで、久しぶりに再会することになりました。

高校生のときは、SNS上のやりとりだけだったので、中学校卒業以来の再会。

 

場所は、地元にあるおしゃれな居酒屋でした。

私と、何人かの友人がそろい、あとは彼女だけという状況です。

話題はそうなると、遅れている友人の話。

 

ここからは、友人を「A」とします。

「Aこないね」 「また男のところじゃない?」 「あいつビッチだからね」

 

私以外の、友人の会話です。

私は正直、驚きを隠せませんでした。

 

私以外の友人は、高校が一緒だったり、高校の最寄り駅が一緒だったりと、Aに会う機会はあったはずです。

しかし、高校時代の彼女のSNSを見る限り、なにも変わった様子はありません。

なので、私は思い切って、聞いてみることにしました。

 

「Aは昔、純粋だったけど、いつからそんなになったの?」

友人によると、「大学に入ってすぐから」とのこと。

 

どうやら高校時代の後半から、「彼氏がほしい」という欲求が強くなり、いわゆる大学デビューをしたそうです。

そのまま、サークルの人や先輩と、遊んでいるとのことでした。

 

そのような話をしたところで、やっときたA。

Aは昔だったら、絶対に着なかったようなショートパンツに、肩や首回りがざっくり見える服で登場しました。

髪も明るめで、くるくると巻かれています。

 

正直、みんながいなければ、Aだということは、分からなかったと思います。

 

 

大学でビッチに変貌した女のエピソード3.変貌

夜の街

 

Aは遅れてくるなり、こんなことを言いはじめました。

「ナンパされて遅くなっちゃった。ごめ~ん」

 

私は、衝撃を受けました。

もとはまじめなAが、遅刻をしてきた時点で驚きなのに、理由はナンパ。

 

しかも、その言葉から、申し訳なさは一切感じられませんでした。

Aはいわゆる、「肉食系女子」に姿を変えてしまったのです。

 

Aがきて、飲み物のオーダーをとるのに、若い店員さんがきました。

その人が、結構かっこいい男性の店員さんだったのです。

 

すると、Aは彼を見るなり、居酒屋の店員にこう言います。

「え~すごくかっこいいですね~! お兄さんのおすすめってなんですか? それください~」

 

私の驚きは、相当なものになりました。

店員さんがいってからも、Aの「男にモテた自慢」がはじまり、Aの独壇場に。

 

居酒屋を出て、二次会として、近くのバーに行くことになったのですが、そこでもAは変貌ぶりを見せてくれました。

バーのカウンターに、何人かの男性のグループがいたのですが、Aはいきなり、そのグループに話しかけにいったのです。

 

見ているだけでも、恥ずかしくなるような、スキンシップをたくさんしていました。

話を聞く限り、初対面の男性のようです。

それでも、スキンシップは止まず、だんだん仲よくなっていくA。

 

ついに、私たちの飲み会を抜けて、そのうちの男性の一人と、夜の街へ消えていってしまいました。

 

大学でビッチに変貌した女のエピソード4.驚き

怒っている女性

 

さすがに、「ここまでひどい」と思っていなかったのか、私以外の友人たちも、相当驚いた様子でした。

「あんなに純粋だったAが、こんなに男好きになってしまうなんて……」

そう思ってしまい、相当ショックを受けていた私。

 

そのうち、Aと一緒に帰った男性に、残されたメンバーがこっちにきました。

Aを通じて、一緒に飲むことになったというわけです。

 

そのなかの一人と、私は意気投合。

頻繁に、連絡を取り合うようになりました。

しかし、どうやらそれが、Aの耳に入ったようです。

 

きっと、男性陣の情報網がAにも伝わったのでしょう。

私は、Aからこんなことを言われました。

 

「○○くん(私と意気投合した男性)は私に気があるんだから、そういう親しいふりするの、やめてくれない?」

私は、唖然としてしまいました。

 

とんだ自意識過剰です。

さすがに、あの中学時代にも、こんなことを言う人はいませんでした。

あのころの、みんなの喧嘩のほうが、まだかわいいものです。

 

実際に、その彼に真意を聞いたところ、「Aは、男慣れしていそうで苦手」とのことでした。

どうやらAはあのときバーにいた男性グループみんなが、「自分に気がある」と思ったようです。

この件から、Aに呆れてしまった私たちは、Aを交えて遊ぶことはなくなりました。

 

まとめ

私の友人の話はいかがだったでしょうか。

幼いころに、男性に興味がない人ほど、大人になってから、その興味が大きくなるものです。

男性の良さを知ってしまったとしても、度を超えてしまうと、大切な友人を失うかもしれません。

 

ほどほどが一番ですね。