20歳女性。大学生。
中学のときに、男性に興味がまったくなかったが、大学に入って、極端に男遊びが激しくなってしまった友人がいる。
友人のあまりの男好きさに、「もとの関係に戻れない」と諦め、現在は、しばらく連絡をとっていない。
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大学でビッチに変貌した女のエピソード1.友人
中学時代の、友人の話です。
私の友人はとても穏やかな性格で、みんながもめているのをいつも止めてくれるような、癒しの存在でした。
中学時代に、私の周りのグループがもめていた主な原因は、男性問題。
たとえば、「好きな人がかぶったり」、「自分の好きな人が、友人を好きになったり」などです。
そんななかでも、友人はそのもめごとを止める存在でした。
彼女は、恋愛に興味がなかったのです。
彼女はいつも、こう言っていました。
「彼氏とかほしいと思わないし、そもそも、男の子にそんな興味がわかない」
私の中学校が、特殊だったのかもしれません。
ですが、「彼氏彼女がいるのは当たり前」といった感じで、結構恋愛がさかんでした。
なので、友人のような子はある意味、特殊でしたね。
彼女とは別の高校に進学し、たまにSNSなどで、連絡を取り合う仲だった私。
進学後も、性格はそこまで変わっていないような印象でした。
しかし、大学に入った途端、彼女は変わってしまったのです。
大学でビッチに変貌した女のエピソード2.再会
友人も私も、おたがい大学生になり、成人したということで、久しぶりに再会することになりました。
高校生のときは、SNS上のやりとりだけだったので、中学校卒業以来の再会。
場所は、地元にあるおしゃれな居酒屋でした。
私と、何人かの友人がそろい、あとは彼女だけという状況です。
話題はそうなると、遅れている友人の話。
ここからは、友人を「A」とします。
「Aこないね」 「また男のところじゃない?」 「あいつビッチだからね」
私以外の、友人の会話です。
私は正直、驚きを隠せませんでした。
私以外の友人は、高校が一緒だったり、高校の最寄り駅が一緒だったりと、Aに会う機会はあったはずです。
しかし、高校時代の彼女のSNSを見る限り、なにも変わった様子はありません。
なので、私は思い切って、聞いてみることにしました。
「Aは昔、純粋だったけど、いつからそんなになったの?」
友人によると、「大学に入ってすぐから」とのこと。
どうやら高校時代の後半から、「彼氏がほしい」という欲求が強くなり、いわゆる大学デビューをしたそうです。
そのまま、サークルの人や先輩と、遊んでいるとのことでした。
そのような話をしたところで、やっときたA。
Aは昔だったら、絶対に着なかったようなショートパンツに、肩や首回りがざっくり見える服で登場しました。
髪も明るめで、くるくると巻かれています。
正直、みんながいなければ、Aだということは、分からなかったと思います。
大学でビッチに変貌した女のエピソード3.変貌
Aは遅れてくるなり、こんなことを言いはじめました。
「ナンパされて遅くなっちゃった。ごめ~ん」
私は、衝撃を受けました。
もとはまじめなAが、遅刻をしてきた時点で驚きなのに、理由はナンパ。
しかも、その言葉から、申し訳なさは一切感じられませんでした。
Aはいわゆる、「肉食系女子」に姿を変えてしまったのです。
Aがきて、飲み物のオーダーをとるのに、若い店員さんがきました。
その人が、結構かっこいい男性の店員さんだったのです。
すると、Aは彼を見るなり、居酒屋の店員にこう言います。
「え~すごくかっこいいですね~! お兄さんのおすすめってなんですか? それください~」
私の驚きは、相当なものになりました。
店員さんがいってからも、Aの「男にモテた自慢」がはじまり、Aの独壇場に。
居酒屋を出て、二次会として、近くのバーに行くことになったのですが、そこでもAは変貌ぶりを見せてくれました。
バーのカウンターに、何人かの男性のグループがいたのですが、Aはいきなり、そのグループに話しかけにいったのです。
見ているだけでも、恥ずかしくなるような、スキンシップをたくさんしていました。
話を聞く限り、初対面の男性のようです。
それでも、スキンシップは止まず、だんだん仲よくなっていくA。
ついに、私たちの飲み会を抜けて、そのうちの男性の一人と、夜の街へ消えていってしまいました。
大学でビッチに変貌した女のエピソード4.驚き
さすがに、「ここまでひどい」と思っていなかったのか、私以外の友人たちも、相当驚いた様子でした。
「あんなに純粋だったAが、こんなに男好きになってしまうなんて……」
そう思ってしまい、相当ショックを受けていた私。
そのうち、Aと一緒に帰った男性に、残されたメンバーがこっちにきました。
Aを通じて、一緒に飲むことになったというわけです。
そのなかの一人と、私は意気投合。
頻繁に、連絡を取り合うようになりました。
しかし、どうやらそれが、Aの耳に入ったようです。
きっと、男性陣の情報網がAにも伝わったのでしょう。
私は、Aからこんなことを言われました。
「○○くん(私と意気投合した男性)は私に気があるんだから、そういう親しいふりするの、やめてくれない?」
私は、唖然としてしまいました。
とんだ自意識過剰です。
さすがに、あの中学時代にも、こんなことを言う人はいませんでした。
あのころの、みんなの喧嘩のほうが、まだかわいいものです。
実際に、その彼に真意を聞いたところ、「Aは、男慣れしていそうで苦手」とのことでした。
どうやらAはあのときバーにいた男性グループみんなが、「自分に気がある」と思ったようです。
この件から、Aに呆れてしまった私たちは、Aを交えて遊ぶことはなくなりました。
まとめ
私の友人の話はいかがだったでしょうか。
幼いころに、男性に興味がない人ほど、大人になってから、その興味が大きくなるものです。
男性の良さを知ってしまったとしても、度を超えてしまうと、大切な友人を失うかもしれません。
ほどほどが一番ですね。