家庭環境や、思春期時代の私のことが引き金となり、両親が離婚した経験を持っています。
現在、33歳の独身の男性です。
今は、テレビ関係の仕事をしています。
仕事が休みの日は、自転車に乗ったり、散歩するのが、趣味です。
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高校生のときに親が離婚したエピソード1.そもそもの両親の関係
私の両親は、私が高校生のときに、離婚をしました。
ですが、そもそも、私の両親は、仲がいい夫婦ではなかったです。
私の両親は、おたがいに、鹿児島の種子島の出身。
しかし、夫婦の年齢は9つも離れているので、顔見知りという関係ではありませんでした。
両親の親同士が(つまり、私から見て、父方と母方の祖父母)、顔見知りということで、お見合い結婚することになったそうです。
当時の時代背景もあり、「『お見合いを断れない』という雰囲気のもとで、結婚した」と聞きます。
私の父は、あまりネガティブな気持ちで、結婚したわけではないらしいのですが……。
私の母は、本当に結婚したくなかったみたいです。
そのため、私が生まれて間もないころから、夫婦喧嘩がはじまっていたというのを、親族から聞いています。
したがって、私が物心ついたときには、取っ組み合いになるような夫婦喧嘩を何度も目撃していました。
ときには、包丁が出てくるような、夫婦喧嘩もありましたね。
高校生のときに親が離婚したエピソード2.嫁姑の関係のこと
夫婦喧嘩が長らく続いていたため、母親は何度も、「離婚したい」と漏らしていました。
しかし、「離婚したい」と思っているのは、夫婦の関係だけが原因ではありません。
嫁姑の関係も、大きな原因の一つだったのです。
父方の親族には、ちょっと感覚がおかしい人たちが多かったですね。
非常識なスタンスで、「グイグイとくる感じ」、とでもいいましょうか。
私が小学生だったときには、私自身、親族のそのような一面に気づいていたので、相当なものです。
そんな姑が、嫁姑の関係をうまく保つことができるわけありません。
私自身、祖母のことが大嫌いでした。
心のなかで、「早く離婚してくれないかな」と、強く思っていたほど。
私はそんなふうに、大人のことをかなり冷めた目で見ていた子どもでした。
高校生のときに親が離婚したエピソード3.離婚の決定打となった、私のこと
両親の離婚が決定的になったのは、高校に進学した、私の変化が原因だったと思います。
私は、そんな家庭環境で育てながらも、中学生までは優等生として、育っていました。
「スポーツに打ち込む、爽やかな少年」と、言ってもいいでしょう。
しかし、怪我したことをきっかけに、打ち込んでいたスポーツを断念することになったのです。
打ち込めるものがなくなった私は、高校に入ってからは、今までのイメージが嘘だったかのように、不良の道を突き進みました。
警察沙汰を起こすこともしばしばあり、喧嘩をすることはしょっちゅうです。
このような私の変化があれば、今まで以上に、家庭環境が悪くなるのは、想像できないことではないでしょう。
いよいよ、本格的に家庭崩壊になり、両親は離婚することになったのです。
高校生のときに親が離婚したエピソード4.両親が離婚してからのこと
両親が離婚してからは、私は母親のもとで、アパート暮らしすることになりました。
4つ離れている、弟も一緒です。
離婚したことをきっかけに、母子家庭となった、私たち家族。
家のなかには、結婚や親族関係から解放された、清々しさが満ち溢れていました。
それは、私は弟ももちろんですし、母親もです。
やっぱり、仲の悪い夫婦関係で、一緒に暮らして行くのは、子どもにとっても、いいことではありません。
やがて、私の非行も少しずつ穏やかになっていき、なんとか無事に高校を卒業。
もともと、地頭は悪くないほうだったので、地方の大学を受験してみたら、見事合格!
そして、私は地方で、一人暮らしをするようになりました。
受験のお金は、親戚から借りたり、奨学金を利用したりしながら、母子家庭のなかでも、なんとか工面することができたのです。
離婚した父親サイドから、工面を受けることは、一切考えていませんでした。
私たちは、父親と父親サイドの人間が嫌いでしたので、それでよかったのです。
高校生のときに親が離婚したエピソード5.現在のこと
現在、私は33歳です。
私が高校生のときに、両親が離婚してから、15年ぐらいが経過しました。
両親は、一切連絡を取っていない様子です。
私も、父親サイドには、一切連絡を取っていないですし、会うつもりもありません。
母親は、再婚するつもりはないらしく、いまだに独身です。
離婚したばかりのときに生活していた、安アパートで、いまだに一人暮らしをしています。
私のほうから、毎月いくらか仕送りをしているので、生活は送れている様子。
現在、母親はスーパーマーケットのレジ打ちで、パートをしています。
人間関係も、比較的恵まれているようで、一安心。
離婚してからは、人と会話する機会が増えたので、以前よりも、暗い表情を見せることが少なくなりました。
見た目こそ、年を取りましたが、夫婦喧嘩していたときに比べると、「メンタルは若くなったのではないか」と感じます。
あのまま、結婚生活を続けていたら、今以上に老け込んでいたと思うので、離婚して正解だったと思いますね。
まとめ
私の経験上から言うと、離婚するのは、必ずしもネガティブなものではありません。
「子どものために、離婚はしない」
そう選択をする夫婦もいるようですが、果たして本当に、それでいいのでしょうか?