37歳女性。
現在は所有している薬剤師資格を活用し、ドラッグストアでの調剤担当として勤務。
22歳のときに当時の同級生と結婚し、翌年には子どもを出産しながらも、元主人との間の生活の不一致などから、26歳のときにはじめての離婚を経験。
以後、仕事と家庭を両立しながら、男の子を育てるシングルマザーとして活動中。
見出し
セレブな高校で驚いたエピソード1.数十万円もの高級な誕生日プレゼントを毎年もらう同級生
地元から少し離れた場所にある、私立高校に電車通学していた私。
その高校が、いわゆるセレブ系の子息がたくさん通っている、地元でも有名なお金持ち御用達の高校でした。
なので、周りの友だちの半分以上が、お金持ちの子ばかり。
私と同じクラスの同級生が高校1年生のとき、16歳を迎えたのと同時に、自動二輪の免許を無事に取得したそうなんです。
男の子なので、バイクが大好きなのはよく分かります。
ですが、普通だと、高校生でバイクの免許を取ったら、まずはバイトしてお金を貯めますよね。
それで、中古のバイクを買ったり、安い形のバイクを買うのが普通だと思います。
けれど、その私の同級生だった男の子はお金持ち。
なので、お誕生日のときに、親から当時の価格で700,000円くらいするバイクをポンと、プレゼントされたそうなんです。
高校1年生で、700,000円もするようなバイクを一括でスグ買ってもらえるというのは、まさに夢物語。
まだ中学から高校にあがったばかりの庶民な私には、理解もできない話です。
それ以外にも、ビックリしたことがあります。
それは、お誕生日に親以外からも、数万円から数十万円もするような品物をどんどんもらっていたということ。
たとえば、バイクを乗るときに着用する「ツナギ」という専用の衣装があります。
それも100,000円するような、本格派のものを親戚のおじさんから、買ってもらっていたりしたのです。
聞けば聞くほど、「羨ましい」という気持ちを通り越して、唖然するしかない私。
ただ単に「すごい」という言葉しか出てこないような、スケールの大きな話ばかりで、驚いてしまいました。
セレブな高校で驚いたエピソード2.毎年もらうお年玉の額が、桁違いな同級生の多さ
高校生のころって、中学時代と比べると、アルバイトをして、まとまったお金を自分で稼ぐことができるようになりますよね。
それに、バイトをしていなくても、親から毎月ささやかな額のお小遣いをもらっている人もいます。
それで、お小遣いを上手にやりくりしている人も、大半を占める時期。
けれど、私が通っていた高校の同級生は違います。
そんな一般的な高校生の金銭感覚を、一気に打ちのめしてくれるような、ビックリする子たちばかり。
なかでも、私が聞いていて、あんぐり口を開けちゃいそうになったのが、お金持ちの子の話す、お年玉の額について。
私といえば、両親から毎年5000円もらったり、おじいちゃんお婆ちゃんから合わせて、10,000円をもらえたりする程度。
運がよければ、親戚のおじさん叔母さんからは、3000円から5000円くらいといった感じです。
ほんとに、可愛らしい額でまとまっている私のお年玉。
しかし、私の同級生の友だちは、毎年のお正月にもらうお年玉の額が、優に数十万円に達してるんです。
おまけに、そのなかでも何人か、いわゆるご令嬢とか御曹司なんて、冗談めかし呼ばれてるような、経営者を親に持つ子どももいます。
その子たちのなかには、お年玉だけで1,000,000円前後もらってる子もいたのです。
それを聞いて、「自分と同じ世界の、同い年の子なの?」と不思議に思ったくらい。
自慢げに話してるのを聞いたところだと、両親から毎年500,000円近くもらっているのだそう。
そのうえ、祖父母からも同じ額をもらっているようです。
自分が毎年、「10,000円もらえた!」とかで、めちゃくちゃ喜んでるのが可愛らしく思えてくる、そんな瞬間でしたね。
セレブな高校で驚いたエピソード3.学校が設置するセレブ専用の豪華食堂
お金持ちばかりが集まる学校というのは、普通の高校とはちょっと違っています。
私も実際に学校を卒業してからはじめて、自分が選んだ高校がいろいろな意味で、破格なところだったのだと痛感しました。
そのなかでもとくに印象的だったのが、学校の昼休みときに食べる昼食なんです。
普通だと、親がつくってくれたお弁当を持参したり、あるいは学校の学食で、カレーや安い定食を食べたりするのが定番。
はたまた、外のコンビニや学校内の購買部で、パンを買って食べるといったスタイルが基本ですよね?
でも、うちの学校は全然違います。
実は、学校のなかに特別な食堂が設けられているのです。
しかも、そこを利用していいのは、入学時に特別な契約を交わしている、お金持ちの子息令嬢だけ。
その食堂も単なる食堂ではなく、高級レストランも見まごうばかりの、上品な内装と雰囲気のスペース。
おまけに、メニューが外部には非公開。
実際にそこを利用する人だけが、内部でそれを知ることができる、いわゆる特別メニューばかり。
最近でこそ、こういうタイプのちょっと特別な高校が増えてきました。
しかし、まだ私が学生のころは珍しかったらしく、テレビの取材もちらほら。
よっぽど特殊というか、珍しかったのかもしれません。
もちろんですが、普通科のような一般の学科に所属している、私のような生徒は一切利用できません。
そのため、実際に料理を食べたり、なかに入ったことはない私。
しかし、お金持ちとそれに対する学校の特別待遇に、ちょっと辟易してしまいましたね。
セレブな高校で驚いたエピソード4.セレブ生徒専用の送迎用駐車スペース
学校側から、お金持ちの生徒を対象にしたさまざまな特別待遇のなかでも、とくにすごかったものがあります。
ほぼ毎日それを見ていて、あまりの違いを実感してしまうほど。
それは、お金持ちの生徒専用に設けられている、送迎スペースの存在です。
それも、単なる送迎スペースではありません。
運動場くらいの広さは優にあるスペースが、しっかりと設けられていて、その広さに唖然としたくらい。
当時からそうだったんですが、お金持ちの生徒さんは必ず、朝の登校時と下校時に徒歩なんて移動手段は、絶対に利用しません。
ちゃんと、おつきの方が運転している送迎用の車に乗って登校し、お迎えの車に乗って下校するんです。
もちろん、お金持ちなので、送迎用の車はすべて高級車ばかり。
車にあまり詳しくなかった当時の私でも、「絶対にあれは高級車だ!」と、すぐ見てわかるくらいの外車のオンパレード。
同じ高校に通っていた男の子たちが、とても興奮していたのを覚えています。
高校生の登下校で、専用ドライバーまで付属した高級車でお迎えというのも、驚きでした。
しかし、それにしっかり対応した専用のスペースまで設けて対応している、学校の姿勢にも改めて驚かされちゃいましたね。
まとめ
お金持ちが急増する今、セレブのために特別なサービスを提供している施設が増えています。
それは、一般の人から見ると思わず、ため息がもれてしまうほど。
高校も例外ではなく、実際にお金持ちが多い高校に通うと、本当に驚かされることばかりの学生生活でしたね。
高校という場所でさえ、お金の力の強さや存在感を実感した私でした。