女性30歳、商社にOLとして勤務。
「お金を落とすなんて、しっかり者の自分にはありえないこと」と思っていたが、酔った勢いで、150,000円入りの財布を落とす。
その後、財布は見つかるも、結局110,000円はなくなっており、自分の行動を深く反省することに。
趣味は、ショッピングと映画鑑賞。
見出し
お金を落としたエピソード1.給料日に給料の大半を下ろして、財布に入れていた
月に一度の待ちに待った給料日に銀行へ行き、お金を下す習慣がある私。
生活費、家賃、光熱費、クレジットの支払いなどのために150,000円を下ろしました。
そのまますぐ、振り込みや支払いをすればよかったのですが、その日は給料日。
そのため、飲み会に行く予定があり、時間がなかったので、そのまま150,000円を財布に入れておいたのです。
その日の飲み会は週末ということもあってか、普段よりも酔いが回ってしまいました。
楽しい時間を過ごし、飲み会終了後は彼氏が車で迎えにきてくれて、帰路に到着。
次の日にちょっと二日酔いを感じつつ、過ごしている昼間に、ふと思い出します。
「そういえば、光熱費の支払いしなきゃ」と。
というわけで、「コンビニに行こう」と考え、財布を探しました。
すると、いつもの出勤用のバックに財布が入っていないのです。
「まさか落とすなんてね」と思いつつ、バックのあらゆるファスナーを開けて探しても、一向に見つかりません。
「コートに入れたかな」と思って、コートのポケットを探しても、財布は出てこないのです。
ちょっと焦りながら彼氏に、「車に、私のサイフ落ちていなかったかな?」と伝えて探してもらうことに。
「いやー○○(私)ちゃんの財布は見つからないわ」と言われてしまい、絶望する私。
「まさか、本当に財布を落としてしまうなんて」と、体の血の気が引いてしまいました。
財布にはいつも入れていない、150,000円という金額は、私からすると大金。
なくしてしまっては、「今月の生活ができない!」と、一気に気が動転してしまった私でした。
お金を落としたエピソード2.交番で相談して、希望が崩れ去る
酔った勢いで、財布をなくしてしまった私は、すぐに交番に紛失届を出しに行きました。
そして警察の人に「落とした財布が見つかることってありますかね」と尋ねると、このように返答されました。
「うーんちょっと難しいかもね。しかも飲み屋街でなくしたのなら、財布がかろうじて見つかっても、お金は抜かれているだろうね」と。
「わ、私の150,000円が……」と、鈍器で頭を殴られたようなショックを受けました。
財布はずっと使っていて、それほど高いものではなかったので、なくしても諦めがつきます。
ですが、私が汗水たらして稼いだお金は、返ってこないのです。
「こんなことになるなら、150,000円をパーッと使ってしまえば良かった」と、一人うなだれてしまった私なのでした。
お金を落としたエピソード3.飲み屋に電話
酔っぱらいの自分の記憶をたどると、昨日はタクシーを使わず、彼氏に家まで送ってもらったことを思い出します。
なので、最後に財布を出したのは、飲み屋での会計時だったことに気が付いたのです。
「財布を落としたのは、飲み屋さんだ」と思い、すぐにお店に電話。
しかし、昼間は営業をしていないので、電話に誰も出てくれず、夕方になってようやく電話がつながりました。
そしてお金が入った財布をなくしたこと、財布の特徴や昨日どこの席で座っていたのかを店員さんに説明。
また、落し物がないか、教えてもらいました。
すると、「いやー、財布の落し物はないです」という返答があり、少しの希望は、もろくも崩れ去ったのでした。
それでも、「自分がいくら酔っていても、道端にボトッと財布を落とすことなんてないのでは」と考えた私。
諦めきれない私は、直接飲み屋に探しに行くことにしたのです。
お金を落としたエピソード4.財布を落としたと思われる飲み屋を直接探索
昨日食事をした居酒屋に私は一人で乗り込み、「店内を探させてほしい」と店員さんに話をしました。
すると「営業前なので……」と言いつつも、店内に通してくれた店員さん。
「自分が座っていただろう」と思われる、席の下を探しました。
席は小上がりだったので、テーブルの下の暗くて、目につきにくい部分をしっかりとチェック。
さらに靴箱やトイレまで細かく見て、ちょっと不審者並みの探索をしました。
しかし、残念ながら、150,000円入りの財布は出てこず……。
店を出るとき店員さんに、「見つかったらここに電話をしてください」と自分の電話番号を伝えて、店をあとに。
「絶対、店にある」と考えていたので、なかったことにさらにショックを受けてしまいました。
お金を落としたエピソード5.落とした財布を発見
150,000円入りの財布を飲み屋で見つけられなかった私。
「もしかしたら、道端に財布を落としているかもしれない」と考えて、飲み屋付近の道を探しました。
それでも財布は出てこず、「やっぱり飲み屋で落としたのでないか」と思って、最後の望みをかけ、再度飲み屋に直接足を運んだのです。
そして店内に入ると、さっきとは別の店員が出てきました。
そこせ、再度「財布の落し物はありませんでした?」と尋ねると、店員さんがこう言って店の奥に入っていったのです。
「あ、そういえば……。ちょっとお待ちください」と。
そして私が入り口付近で待っていると、なんとその店員さんの手には私の財布が。
「あ! それ私の財布だ!」と、すぐに財布を渡してもらいました。
そして念のため中身を確認すると、150,000円入っていたはずの財布には、40,000円しか入っていなかったのです。
ショックを受けつつも店員さんに、「この財布どこにあったのですか?」と聞いた私。
「なんか分かりませんが、あったようなんです」と、なぜは歯切れが悪い回答をしてきます。
不審に思いつつ、「さっきは、いくら探してもなかったのですが」と言いました。
すると「そうなんですね、でもあったんですよねぇ」と、店員さんはこれまた怪しい回答をしてきたのです。
そのとき、私はこう思いました。
「もしかして、店の人が財布を持っていたけれど、持ち主が直接きてビビったから、お金を適当に抜き取ったのかな」と。
そう思いつつも、問いただすことができず、がっくり肩を落として、そのまま店をあとに。
財布には、もともと給料日で下ろした150,000円と、もともと入っていた数千円があるはずでした。
しかし、飲み屋での支払金額を考慮しても、私は結局110,000円のお金を落としてしまったことに。
誰かがお金を抜き取ったのかどうかは分かりませんが、110,000円という大金は、もう二度と戻ってはきません。
「110,000円あったら豪華に旅行できるし、欲しい服が何着も買えた」
そう思うと、気分がずーんと落ち込んで、数日間気持ちが沈んでしまいました。
財布とカード類が無事なだけ、良かったかもしれませんね。
それ以来、これを教訓に、飲み会に行くときは大金を落ち歩かないようにしています。
まとめ
「財布を落とすなんてありえない」と思っていた私。
ですので、ちょうど大金を持ち歩いているときに、財布を落とすなんて、思ってもみなかったことでした。
110,000円の落としたのは、あとにも先にもこの1回だけです。
二度とないように、気を付けたいと思います。