39歳男性。自営業。会社員時代ではいろいろなことを学びましたが、ストレスと結婚を機に自営業に転身。その後は会社員時代のスキルを活かして、自営業者として頑張っています。趣味は映画鑑賞で毎日ヨガと散歩をするのが日課です。
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先輩風を吹かされたエピソード1.先輩のやり方をマネたら違っていた
私が会社を辞めてアルバイトをしていたときに、私に仕事を教えてくれた先輩がいました。
その先輩から教わるはずだったのですが、教わっている最中に、さらに上の先輩から「こうした方がいい」と言われました。
はじめは戸惑いましたが、上の先輩に従った方が良いと思い、上の先輩に教わった通りに仕事を覚えました。
その先輩の仕事をマネて、早く仕事に慣れようと思ったのです。
下の先輩は大人しい人だったので、なにも言わずに横で見ているだけです。
それでも普段は良く働く良い人。
数日たって仕事に慣れてときに、一人で作業する機会がありました。
すると店長から「お前○○に教わっただろう」と言って、上の先輩の名前を出しました。
「あいつのやり方は違うから、違うやつに教えさせたんだよ」と言って呆れていました。
結局再度教えてもらったやり方は、まったく違うやり方。
上の先輩はなぜそんなやり方をしているのか不思議ですし、なんど注意してもやり方を直さない頑固な人のようです。
それにしても先輩のマネをして呆れられるとは思って無かったので、変な先輩風を吹かさないで大人しくしていて欲しかったです。
先輩風を吹かされたエピソード2.奢ってくれたとき、財布の中身が寂しかった
会社員時代に面倒見の良い先輩がいて、私を含めて後輩をよく飲みの連れて行ってくれました。
飲みにケーションが上手が先輩でだったので、楽しいお酒が飲めました。
私もなんどか誘ってもらえましたし、仕事の的確なアドバイスをもらえるので、先輩に誘ってもらうのがうれしいと思っていました。
しかも先輩らしく、安い居酒屋ですが、全部支払いも先輩持ち。
あるとき私と同僚が先輩を飲みに誘って、今度は自分達が先輩に奢ろうと計画をしていました。
先輩も快く飲みに付き合ってくれ、楽しい時間をすごしました。
会計のときになると先輩が支払いをしようとしたので、自分たちが払うと言いました。
すると「気持はうれしいが先輩が払うのが当たり前なんだよ。お前らにも後輩ができたときに奢ってやるためにとっておけ」と。
なんてカッコイイ先輩だと思って、先に外で待っていると、先輩がバツが悪そうに「1000円貸して」と言ってきました。
そのとき、先輩はお金を持っていないのに、先輩風を吹かせて小銭を使ってまで支払いしようとして、足りなかったようです。
この話は後日笑い話になりましたが、お金がないときまで後輩の奢る精神はとてもカッコいいと今でも思っています。
その先輩は私が会社を辞めるときには専務に昇進したやり手です。
先輩風を吹かされたエピソード3.飲みに行くと気前はいいが酔いつぶれてしまう
アルバイトをしていたときの先輩で、女性のですが、あねご肌で面倒見の良い人がいました。
ムードメーカー的な存在で、誰からも慕われている人でしっかり者の人で。
そんなあねご肌の先輩が、私がミスをして少し落ち込んでいたときに、飲みに誘ってくれました。
飲みに行ったときには先輩は「気にしないで頑張ろう」と励ましてくれ、なんていい先輩だと思いました。
するとじょじょにお酒が入っていき、最期には自分で歩けないくらいに酔いつぶれてしまいました。
後から聞いた話では、先輩はかなりお酒が弱いらしく、たびたび酔いつぶれてしまうことが多いようでした。
なんとか先輩の家を聞き出そうとしても分からず、女性の先輩に電話をかけてなんとか聞き出し、タクシーで送って行きました。
私とは真逆な方向だったので、タクシー代もかなりかかりましたし、家に着いたのが朝の5時。
先輩と次の日に会ったとき、「まだ元気ないな、とにかく気にしないで頑張れ」と言ってくれましたが、「元気が無いのは先輩を送ったから寝不足で元気がない」とは言えませんでした。
先輩風を吹かせてうれしかった半面、大変な思いをしました。
先輩風を吹かされたエピソード4.持ち物やアイテムに口出しする
会社員時代に、先輩が持ち物やアイテムに口出しをしてくる人がいました。
その先輩は自分の好きなブランドで身を固め、自分ではカッコよく決めていると思っていますが、まわりの人からはあまり好評ではありません。
とにかくブランドのロゴが大きく見える物で身を包むことが、身だしなみがしっかりしていると思っている先輩でした。
そのためロゴの見えないアイテムは、すべてが安物だと思っているようでした。
私も好きなブランドがあり、先輩にそのブランドを言いましたが、先輩はそのブランドを知らないので、無名ブランドだと思われたようです。
しかし実際は、先輩のブランドよりも老舗で有名なブランドなので、値段も高級な物ばかりでした。
先輩は自分が知らないブランドはすべてダメなブランドだと思っています。
先輩風を吹かせて、「良い物を身につけろ」と言ってくるときには、なにも言わずに「見習います」と言って誤魔化していました。
身につける物は人それぞれですが、年相応の物を身につけるのも社会人としては必要なものです。
先輩風を吹かせてアドバイスをしてくれる先輩は、何年経っても若い世代が好む安いブランドを身につけていました。
まとめ
どこにでも先輩風を吹かせてくる人はいるものです。
もしかしたら自分も知らぬ間に先輩風を吹かしていたかもしれないので、あまり強くは言えません。
嫌な先輩風ではなく、あとで笑えるような先輩風に吹かせ方をしてくれれば、一気に打ち解けて仲良くやっていけるものです。
私もいつかそんな先輩風を吹かせたいと思います。