32歳、女性。結婚後は専業主婦。
夫のことは尊敬しているし、彼の楽観的なところには助けられている部分も多い。
しかし、とにかく気がきかないため、ついつい怒ってしまうのはやめられない。
子育てが落ち着いたらまた趣味の旅行を楽しみたい。
使えない旦那エピソード1.義実家からの要求を断れない
私と結婚前に同棲するまでは、ずっと実家で暮らしていた夫。
ご両親には、「世話になった」という気持ちが強いらしく、実家のみなさんの要求を断ることができません。
ふたりで暮らしているぶんには、それでもかまわなかったのです。
しかし、子どもが生まれてからは、どうもそれが気になって仕方なくなってしまいました。
夫の実家の近くには、父方の祖父母も住んでいます。
おじいちゃんはもう90歳を超えていて、おばあちゃんも腰痛がひどいので、月に2回ほどの買い物を夫が引き受けていました。
それ自体は、休日の数時間のことですから、こころよく送り出していたんです。
だけど、子どもが生まれて2週間しかたっていなかったころです。
事前に「出産後はしばらく買い物には行けない」と、伝えていたのにもかかわらず、おばあちゃんから電話がかかってきました。
「お父さん(おばあちゃんにとっての息子)が無理だっていうから、アンタが買い物に連れてってくれ」とのこと。
平日、ひとりで子どもを見ていて、疲れ切っていた私は、休日に少しでも休みたかったのに。
夫にもさんざんそのことは、伝えていたんです。
それなのに夫は、金曜日にかかってきたその電話に、すぐさまOKの返事をしてしまいました。
「だって、ばあちゃん困ってるし、父さんが行けないならしょうがないでしょ」と言う夫。
お義母さんは身体が弱く、ひとりで買い物には行けません。
でも、夫の妹さんもいるんです。
それなのに、なぜあえて夫が行かなければならないのか。
私には納得ができませんでした。
私の怒り具合を見て、夫は謝ってくれましたが、断ることはできないと結局出かけてしまったんです。
結局、生まれた子どもの写真を見せたりお茶を飲んだりして、夫が帰ってきたのは5時間後のことでした。
夫が優しい性格なのは知っています。
だけど、「今その優しさを発揮するのは、おばあちゃんやお父さん相手ではなく私ではないのか?!」と思ってしまいました。
本当に、使えない夫です。
使えない旦那エピソード2.大事な予定があるときに限って体調不良
とくに持病などはなく、スポーツをやっていることもあって、いつもは元気な夫。
「仕事が疲れた」とぐったりしていることはあっても、一晩眠ればいつも通り出勤していくんです。
ところが、なぜか予定のある休日になると、体調が悪くなってしまうんですよね。
結婚記念日に、一泊旅行へ出かけようとしたときもそうでした。
ずっと行きたかった鳥取へ行くことになり、私はとても楽しみにしていたんです。
行きたいところをリストアップして、ルートを検索したり、宿を予約したのも私でした。
前日の夜になって、夫がまさかの発熱。
翌朝、病院へ行ったところ、インフルエンザだということがわかりました。
もちろん旅行は中止で、おまけに前日のキャンセルのため、宿にはかなりのキャンセル料を取られてしまいました。
夫が、なりたくて病気になったわけではないことはわかっています。
だけど、自分だけが出かける用事のときにはこんなことはないのです。
私が楽しみにしている予定があるときに限って、体調が悪くなる夫は、「使えないな」と思ってしまうんです。
使えない旦那エピソード3.陣痛ピークのときに外出
私が出産したとき、夫は立ち合いを希望しました。
私も、誕生の瞬間を見て欲しいと思っていましたし、いきみ逃しを手伝ってもらえるだろうということで、喜んでOKしたんです。
痛いということが、とにかく怖かった私は、無痛分娩で出産しました。
陣痛がさほどひどくないうちから、麻酔を入れてもらったんです。
だけど、麻酔のせいか出産までは非常に時間がかかってしまいました。
夜22時ごろに破水し、生まれたのが翌々日の深夜2時ごろ。
夫も最初のうちは、陣痛がくるたびに励ましてくれていました。
麻酔を入れたからといって、まったく痛みがなくなるわけではないんですよね。
まだまだ出産までは時間がかかりそう。
深夜0時ごろに、そうわかったとき、夫は車で仮眠してくると、外へ出て行きました。
私もそのときは、麻酔がよくきいていたので、なにかあったらLINEすることにしました。
ところが、それから1時間もしないうちに、激しい痛みが私を襲ったんです。
看護師さんを呼んでみてもらったところ、もう生まれそうだとのこと。
2~3分おきに、激しくお腹が痛みます。
陣痛の合間をぬって、夫にLINEを送ったんです。
「早くきて助けて」と。
ところが夫は、「今コンビニ」という返事。
「まだ生まれないだろう」と言われたからといって、どうして産院を離れたか、私にはまったく理解できませんでした。
結局、夫がきたのは赤ちゃんの頭が見えかかっていたときのこと。
そんなときに、分娩室の扉を開けさせられる助産師さんも迷惑ですし、肝心なときに側にいない夫のことは心底「使えないな」と思いました。
まとめ
夫とは普段とても仲良しですし、彼のことは大好きです。
おだやかで、楽観的な性格も心配性の私にはとても魅力的にうつります。
だけど決断力のなさや、他人の要求を断れないところ、どうも気がきかないところに、イラついてしまうことがあるんです。
「使えない」なんて思いたくはないのですが、なかなか、むずかしいものですね。