36歳女性。現在は、所有している薬剤師資格を活用し、ドラッグストアでの調剤担当として勤務。22歳のときに、当時の同級生と結婚し、翌年には子どもを出産。主人との生活の不一致などから、26歳で離婚を経験。以後、仕事と家庭を両立しながら、男の子を育てるシングルマザーとして活動中。
見出し
浮気が原因で離婚して後悔したエピソード1.離婚後の辛さ実感
夫のたび重なる浮気で、離婚した私が1番後悔したのは、女性の社会における立場の弱さです。
離婚後、生活のために仕事を探していたとき、ある企業の担当者から「なぜ離婚をしたのか?」と、聞かれたことがありました。
私は専業主婦でしたので、ブランクがあっての就職活動でした。
そこから詮索されて、どう考えても就職には関係ないような、プライベートなことまで根掘り葉堀り聞かれたんです。
私自身も、当時はまだ20代半ばで、面接担当者に対して強く出ることもできなかったんです。
いやいや答えていましたが、今考えれば、本当に悔しいエピソードでした。
それ以外にも、やはり離婚をした直後の女性に対する、社会からの風あたりは強かったです。
引っ越し先のご近所さんからも、いろいろプライベートを聞かれ、ノイローゼになってしまったくらい。
元夫の浮気は今でも許せないんですが、離婚に関しては後悔しました。
それくらいに、専業主婦として、夫の収入で生活ができるという環境は、恵まれているのだと痛感したんです。
浮気が原因で離婚して後悔したエピソード2.圧倒的な生活の不安定さ
生活の不安定さが、悩みの種でした。
離婚をした当時、生まれたばかりの子どもは、まだ1歳。
仕事オンリーで生活するのはむずかしく、育児と家事、仕事を両立させなくてはいけませんでした。
しかし、そんな環境は長くは続かず、結局は実家の近くへ引っ越すことにしたんです。
日中は両親に子どもの面倒を見てもらい、私はフルタイムで働くというスタイルで生活になりました。
専業主婦としてのブランクや、職歴もなく、収入面や待遇面で非常に厳しかったです。
とくに大変だったのは、仕事中にかかってくる子どもの連絡。
急に熱を出してしまったり、怪我をしてしまったり、親が対応してくれましたが、気になって仕事も手につきません。
そんなこんなで仕事上のミスを犯してしまい、怒られてしまうこともしばしば。
「離婚をすると大変」という意味を、痛感しました。
しかも、私がどれだけ働いても、元夫の収入より圧倒的に少ない現実。
男女差の違いというわけではなく、純粋に経験数の少なさなんですが。
それでも、なん度も繰り返し浮気をしていた元夫と一緒に暮らし続けるなんて、私にはできなかったんです。
辛くなったら、そのときの気持ちを思い出し、自分を奮起させていました。
浮気が原因で離婚して後悔したエピソード3.元夫がすぐに再婚した
ひとりの女として、プライドをずたずたにされたのは、離婚した元夫がすぐに再婚したことです。
「やはり、私女性としての魅力が欠けていたのか」と、自問自答したり瞬間もありました。
本当に、心身ともにこたえる現実でした。
それと同時に、ふつふつとわき立つ怒りと後悔の念の強さもあったんです。
浮気をした元夫に対する怒りは、もちろんMAX状態でした。
それでも、どうにか耐えて元夫と浮気相手を苦しめてやれば良かったです。
自分でも、ちょっと情けなくなってしまうくらいに、当時は本当に悔しかったんだと思います。
ただ、元夫の浮気癖はまったく改善されていなかったようで、再婚してすぐにまた浮気をしたとのこと。
それが再婚相手にもばれて、結果的に裁判沙汰になったんだそうです。
相当額の慰謝料を支払わされたのだとか。
それを聞いたときには、「ざまぁみろ!」と、思いました。
まとめ
浮気されてでも、夫との生活を続けるかどうか、本当に悩まされる問題です。
離婚したことで、後悔はたくさんありました。
でも、女性としてのプライドや自信を忘れたくないというのが私の思い。
辛い現実だからこそ、自分の本音や正直な気持ちに、従ってみると良いかもしれませんね。