37歳女性。
現在は所有している薬剤師資格を活用し、ドラッグストアでの調剤担当として勤務。
22歳のときに当時の同級生と結婚し、翌年には子どもを出産しながらも、元主人との間の生活の不一致などから、26歳のときにはじめての離婚を経験。
以後、仕事と家庭を両立しながら、男の子を育てるシングルマザーとして活動中。
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美人であるがゆえの悩み1.求めていないのに男性から言い寄られる怖さ
贅沢な悩みといわれるのは、十分に実感しているのです。
しかしそれでも、両親から幸いにも美人な女として産んでもらったうえで、昔から悩んでいることがあります。
それは、意中でもない男性から、突然言い寄られてしまうことです。
とくに悩んでいるのが、こちらがまったく見知っていない男性から、突然告白されたり、交際を求められたりすること。
本当に怖くて仕方ありません。
この悩みを一番最初に実感したのが、高校生になって、はじめてアルバイトをしたときのことでした。
当時、とあるファストフード店の接客担当のスタッフとして、アルバイトしていた私。
1ヶ月に1回程度は必ず遭遇していた男性から、告白されたりするという場面。
よくよく見てみると、以前何度かお店に、お客様として来店されたことがある程度の知識しかない方ばかり。
そのうえ、こちらが相手のことをまったく知らないのに対して、相手の方は私の名字ですが、名前も知ってるのです。
また大抵の場合、「以前から見ていて、好きになりました」という文言で言いよってきます。
男性の方から異性として求められるということ自体は、とてもあり難くて、女性としては嬉しいことですよね。
ただ、まったく知らない男性からいきなり交際を求められても、大半の女性がただ「怖い」と思うだけ。
まして、交際しようなんて、思ったりしないと思うんです。
私も実際にそうですし、もちろん、彼らとお付き合いするつもりも毛頭ありません。
それに、こちらが純粋に「一人の社会人として仕事に打ち込みたい！」と思っていても、周りの男性に関係ないようで……。
ほぼ自分勝手に、私に対して好意を抱いて関係を求めてくるという状況の多さに、本当に辟易してしまっています。
「どうせなら、仕事をしている最中だけでも、覆面を被ってできないかな？」
なんて、ばかげたことも考えてしまうくらい、本当に悩ましい辛さなんです。
美人であるがゆえの悩み2.常に完璧な行動を求められる
女性の方がイケメンや男前大好きなのと同じように、男性の方もまた、付き合うのなら美人の女性がいいという方が多いですよね。
けれど、美人だって、結構いろいろな努力をしているものです。
そのため、「ときどきは息を抜いて、自分らしく生活したい」って願うことも多々あります。
そんな私の長年の悩み。
それは、美人であることだけを理由に、美人らしい完璧な行動を常に、異性から求められてしまうということ。
男性のなかで、半ば一方的ですが、美人に対するイメージや求める気持ちがあるのでしょうね。
とにかく、付き合う男性のほぼすべてに、美人らしい行動を求められるのには、ほんとうにウンザリ。
たとえば、私だって面白いことがあれば、大声を出して笑いたいので、笑おうとします。
すると、男性からこう言われるのです。
「せっかく美人なのに、でかい口を開けて笑うとか、似合わないし、なんか下品だよ」と。
私は、わき毛や顔の産毛などのムダ毛を、日ごろからちゃんとお手入れしています。
ですが、私も人間。お手入れが中途半端になってしまうことも。
そういうときに、1本でも取り忘れたムダ毛を見つけたりしたら、とたんに「なんか幻滅した」なんて言われることもあるのです。
「たとえ顔立ちが美人でも、完璧な人間なんていないんだから。ときどきはうっかりしちゃうこともあるの！」
こう相手に言ってやりたくなるくらい、完璧さを求められるのには、もう疲れちゃいましたね。
美人であるがゆえの悩み3.常に感じる周りの男性からの視線
一時期、ノイローゼの原因になったほど、街中を歩くのさえ、怖く感じてしまったことがあります。
それは、街中で知らない人に見つめられてしまうことが本当に多いことです。
とにかく、「そんなに見つめないで！」と、思いっきり耳もとで叫んでやりたくなるくらい、ジッと見つめてくる人が多いんです。
それも、大半が男性なので、余計に怖さを助長してくれているというか……。
大抵の方は、チラチラ横目で見る程度なので、まだ我慢できます。
しかし、なかには30分以上ジッとただ見つめてくる男性もいるので、このときは本当に不安です。
自分と同年代の若い男性だったら、逆に見つめるだけじゃなくて、声をかけてきてくれます。
そのため、まだお断りすることもできる安心感があるのです。
ですが、自分よりも遙かに年上のおじさんからも、ジッと見つめられることが多いのが不安で仕方ありません。
なおかつ、おじさんたちは声をかけるでもなく、遠くからチラチラこちらを見つめてきます。
なので、こちらとしても行動のしようがないのが、本当に辛いんです。
それに、一応美人であるという点に自分なりの自負はある私。
常に周りから見つめられているということ自体が、自分への戒めになると同時に、ストレスにもつながるんです。
だから、家にいてリラックスしているときに、コンビニや近くのスーパーに出かけようとするときも面倒。
なぜなら、すっぴんで出かけるなんて、絶対にできないからです。
完璧というわけではないですが、わずか5分か10分程度の外出だったとしても、しっかりメイク。
ファンデやリップやマスカラまでばっちり整えないと、出かけられないのも辛かったりします。
だって、ジッと見つめてくる人がいると、分かっているのですよ。
それなのに、自分のすっぴんを見せるなんて、女としては絶対にできない行動ですから。
「いっそのこと、周りの女性と同レベルの顔立ちで生まれてきていたら、ここまで神経質になることもなかったんじゃないかな？」
このように連想してしまうと、贅沢かもしれませんが、本当に悩ましいところなんですよね。
まとめ
美人であることを評価してもらえる場面が多いです。
ですが、美人には美人にしか分からない、純粋な悩みや恐怖がたくさんあるのもまた事実。
美人だから、必ずしも常に幸せであるとは限りません。
むしろ周りの女の子と同じようなかんじで接してもらえるほど、美人は安心することを皆さんも知ってくださいね。