マスクは手放せない?本物の美人の苦労エピソード6編

マスクをしている女性

32歳。

某有名芸術大学を卒業し、学芸員として勤務。

仕事の合間に、個展やグループ展をこなす。

 

学芸員時代に知り合った医師と結婚し、退職。

現在は、芸術界の正会員になるため、展覧会の作品を制作しています。

 

絵の具代のため、現在インターネットビジネスを展開。

趣味はオンライン語学で、タイ語と英語を毎日受講しています。

 

 

本物の美人の苦労エピソード1.本物の美人はひときわ目立つ悩みを抱えマスクが手放せない

美人

 

綺麗な人、美しい人、周りを見ると、「最近はブスのほうがスキがないのではないのか」と思うくらい、みなさん顔をつくり込んでいます。

むしろ、「美人さんのほうが多いのではないか」と錯覚するほどです。

 

とはいっても、最近はお化粧などで、アイプチ、マツエク、カラコンで目を大きくするのが定番。

ヘアカラーなどであか抜けて今風にするなどで、美人をつくりあげるひとが多いのも事実です。

しかし、本物の美人はつくり込みません。

 

私の友人で、美人という言葉では言い表せないくらいの美しい人がいます。

外を歩けば、みんなが振り返るか、そばにきた時点で顔をのぞき込むことも。

 

そんな友人ですが、髪の毛は黒でまったく染めてもいませんし、私と出かけるときなどはスッピン。

お化粧をしないのは、昔からなので、大して気にしませんが、同い年でこれだけ美しいのも珍しいです。

 

「本当に美しい人はなにもしない」というのは、事実だと思います。

ですが、いつも人に見られているという緊張感、目立ちすぎる悩み、見られたくないという思いがあるようで……。

最近では、マスクばかりしています。

 

本物の美人の苦労エピソード2.美人の子の家族はみんな美形揃い、家族が揃えば揃うほど注目されるという悩み

注目される美女

 

私は生まれつき、容姿は普通でしたので、そんな美人の友人が大好き。

ある日、彼女の家にお泊まりしにいった際に、ご兄妹を見たところ、全員美しかったです。

 

ご両親も美男美女でしたので、子どもの心に、「すごいな、美人な子の家族は全員美人なのだな」と感じました。

私がお泊まりしているということもあり、みんなで外食したときのこと。

店内に入った瞬間から、席についてお会計するまで、常に注目の的だったのです。

 

これだけ美男美女揃いだと、ファミリーレストランなどでは浮きすぎてしまいます。

周りからジロジロ見られるという、本来の私の家族ではありえない状況に。

ただ食事をするだけなのに、「恥ずかしいな」と思いながら、食事が喉を通りませんでした。

 

慣れているとはいえ、「あまり見られたりするのは好きではない」と言っていた友人。

その気持ちが、多いに理解できたできごとでもありました。

 

本物の美人の苦労エピソード3.美人は子どものころからモテる悩み

保育園に通っている少女

 

友人はとにかく、子ども時代からモテました。

保育園の昼食やおやつの時間などには、友人の左右を取り合い、6人ぐらいの男の子が毎日大げんか。

 

勝利した男の子3人が、彼女の左右隣と目の前に座って食事ができるというシステムです。

そして、私はなぜか、いつも争いの仲介役でした。

私が風邪で休んだときなどは、それこそ流血騒ぎになるほどの大げんかだったそうです。

 

「美人も大変苦労するのだな。もし、もっと男の子が大人であれば、ここまでの大騒ぎにはならないだろうに」

このとき、子どもながらに呆れた思い出があります。

 

ですが、当の友人は、本当は誰も好きではない、男の子と食べたいわけではありません。

友人は、「友だちの輪に入って食べたい」と悩んでいました。

 

 

本物の美人の苦労エピソード4.子ども時代の美人の得は嘘、嫉妬の嵐

小学校の靴箱

 

保育園を卒業すると、私たちは大きな小学校に入学し、クラスも別々に。

新しい友人などをつくったりすると、廊下で会うと話したり、たまに日曜日遊びに行くなどする程度で、付き合いも減っていました。

 

そんなある日、下駄箱で友人が困っているところを見かけ、声をかけたのです。

すると、「靴を隠された」と言い、泣きはじめてしまいました。

 

どうしていいか分からず、一緒に探すと、別の学年の靴箱に彼女の靴は隠されていたのです。

どうしてそうなったかを聞いて見ると、クラスの女子で、ボス的存在の好きな人が、友人のことを好きだということが発端。

 

そのことが原因で嫌がらせを受けはじめ、さらには髪が綺麗でお人形みたいに可愛い友人に嫉妬して、こう言ったそうです。

「ブス。お前なんて綺麗じゃない、調子にのるな」「美人だからって調子にのるな」など。

 

「美人だから、いじめられる」という理不尽さに驚きました。

「美人は得だ。正義だ。なんでも思い通りに行く」ということは、子ども時代には通用せず、いじめの対象になることが分かりましたね。

 

ここから、本当の意味で、常に友人は美人だからということで、悩み続けることになったのです。

 

本物の美人の苦労エピソード5.美人でも恋敵はブスで性格が悪いと陰口を言われる

高校

 

そうこうするうちに、彼女はご両親の転勤で地元を離れ、他県へ。

私は寂しいですが、新しく環境を変えることも必要です。

それに、「『美人だから悪』と言ったことを平気で言う子たちと離れることは、友人にとっていい」と思い、見送りました。

 

中学を卒業し、私は自分の夢のため、単身友人がいる県の高校に進学すると、偶然友人と再会。

まったく変わらず、美しい友人はやはり注目の的です。

 

通う高校は、友人の自宅から離れていたので、「どうしてこんな遠くに進学したの? 学校たくさんあったでしょ?」と聞いたのです。

どうやら、やはり中学時代でも美人という理由で、いじめを受けていたことが分かりました。

 

「この高校を選んだ理由は強制留学が2年間あるため。日本にはいたくない」と友人は言います。

一年生のときは仕方がないので、日本にいました。

ですが、案の定、やはりそこでも色恋沙汰に巻き込まれ、陰口を言われていたようです。

 

「高校生なのだから、いい加減にやめてほしい」と思うのですが、好きな人を取られたという女性の標的は友人へ変えます。

心変わりした彼氏ではないのです。

友人は、「私はどうして、いつも巻き込まれるのか」と、悩み続けていました。

 

友人がやっと心の平穏を得たのは、留学先のオーストラリア、そして海外の大学に進学することになってからのことです。

 

本物の美人の苦労エピソード6.社会人でやっと美人は得

飛行機

 

心に大きな傷をおった友人が、美人という容姿の良さを武器にできはじめたのは、就職活動や社会人になってからです。

次々と、外資系の企業に内定しました。

 

現在は幼いころからの夢や、背の高さ、容姿、語学を生かして、海外航空のCAとして活躍。

今の仕事は美人が周りにたくさんいて、仕事をするうえでは、あまり嫉妬や陰口を言われなくて済むので楽だそうです。

ですが、子どものころに受けた記憶はなくならず、「恋愛は当分お預け」と言っていました。

 

まとめ

このように、美人は得というのは、少なからずとも社会人になってはあるかもしれません。

ですが、大半の人生を悩み続けながら、生きている人もいます。

 

私の友人があまりに美人だったため、起こってしまったことかもしれませんが、容姿がいい方は、周りからの嫉妬に注意したほうがいいでしょう。