高校卒業後、親の反対を押し切り、親子ほどの年の差の相手と結婚、現在結婚10年目。
子どもはなく、中年男性を夫に持つ。
容姿を問わずに嫁にもらってもらった手前、以前夫の浮気が発覚した際も強気に出ることはできず、半分泣き寝入りのまま、終結した過去あります。
びっくりするほど、ブスな28歳。
働くアラサー主婦です。
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ブスすぎるがゆえの悩み1.着る服に困る
産まれたときから、ブサイクな私。
ヒ素カレーで有名な、林真須美死刑囚に似ていると言われたことも。
暴力的なまでのそのブサイクさで、悩まされることが多すぎて、生きづらい毎日を過ごしています。
ブスがゆえの悩みといえば、顔のつくりのせいで、どんな服装も似合ったことがないです。
悩みのはじまりは、幼少期までさかのぼります。
近所の少し年上の子に、リカちゃん人形のような可愛らしい風貌の近所のお姉さんがいました。
私は、そのお姉さんのお下がりの服ばかりを着させられていたのです。
「可愛らしい顔の子に親が着せたい」と買った、女の子らしい服をブスな私が着ます。
子どもながらに、周囲の大人も失笑しているのが分かるほど似合うわけもなく、あのときの大人たちの顔はトラウマですね。
今でも、引きずっているほど、深く傷つきました。
「ルックスは補えるのではないか?」
このように思い、ファッション誌を隅から隅までチェックし、服装に気を付けている時期もありました。
しかし結局、ブスな私が着ていても、余計悪目立ちしてしまうだけ。
街や電車で知らない人から、笑われたりする仕打ちに耐えきれませんでした。
今では「分相応の地味な格好をして、目立たないよう、空気のように生きよう」と、心がけて暮らす毎日です。
ブスすぎるがゆえの悩み2.化粧を駆使してもブスが隠せない
「ブスを少しでもマシにしよう」と、さまざまなメイク法を試してみた私。
しかし、骨格や肉の付きかたから、すでにブスな私がいくら頑張っても、余計にブスが際立ってしまいます。
二重のラインを変えようと、アイテープでデカ目をつくろうとしても、まぶたの肉が分厚く、アイテープが負ける始末。
ノーズシャドウで彫りを深く、鼻を高く見せようとしても、ひどい団子鼻には逆効果。
このように、工夫すれば工夫するほど、ブスが際立って見えるのです。
「まるで地獄のような顔だ……」と、毎日鏡を見るたびに落ち込みます。
とはいっても、自分自身はブスな顔を毎日見ているので、見慣れています。
なので、そこまで問題ではありませんが、他人の場合はそうはいきません。
「見慣れているわけではない、自分以外の人がこの顔を見て、不快な思いをするのではないか」
こんなふうに思うと、無駄な努力と分かっていても、「なんとか、化粧でごまかせないか」と、日々さまざまなメイクのテクニックを調べているのです。
よさそうなテクニックは積極的に試してみて、取り入れていくように心がけています。
ブスすぎるがゆえの悩み3.ちょっとしたことで損をしやすい
今までさまざまな職業につきましたが、職場でも私の顔のせいで、大小さまざまな理不尽なできごとを経験してきました。
同僚の男性から、モラハラギリギリのイジリをされるのは日常茶飯事。
いちいち気にしていたら、仕事はできません。
他人がしでかした、ミスの八つ当たりの矛先を向けられることもしばしば。
美人や愛嬌のある人のように、優しく扱ってもらうなど、分不相応なのは重々承知しています。
なので、「せめて無闇に話しかけたりせず、そっとしておいてほしい」と切実に思っている私です。
ブスすぎるがゆえの悩み4.なにを言っても、ひがみと思われる
ブスが美人について言及すると、話の内容や本質より先に、同情されることがあります。
それは、ブスな見た目に対して、周囲の人間から向けられる哀れみに対するものです。
頼んでもないないのに、「ひがみ根性で悪態ついて、かわいそうだな」と、同情されることが多々あります。
そもそも、物心ついたときから好奇の目線にさらされてきたブスな人は、洞察力に優れている人が大半です。
なので、猫を被っていたり、媚びていたり、ゴマすりや社交辞令などは、すぐに見破ることができます。
普段は美人で優しくてニコニコ朗らかな人なんかも、無意識に腹黒さが出てしまいがち。
それに、ほとんどの人はブスの前ではつい気が緩んで、本性が出やすいのです。
そのため、ブスは美人やいい人と呼ばれている人たちの、見せない顔を知っています。
普段はそんな姿を見てしまっても、胸のなかにそっとしまっておく私。
しかし、なにか問題が起きそうなときや、どうしても忠告が必要だと感じたときなどは別です。
そのようなときは、普段見せない他人の顔について話します。
そういった美人のありのままの姿や本性を話しても、どうしても結局はひがんで悪口を言っているように、思われてしまうようですがね。
「どうやったら、ひがみではないと分かってもらえるのか」
そのために、ありとあらゆる手を尽くして、自分の気持ちを正直に伝えても、偏見の目を覆すことは難しく、こちらの気持ちをくんでもらうことはできません。
最近そんなやりとりに疲れ、「自分には人権などない」と思って、諦めることにしています。
まとめ
笑えないほどのブスな顔生まれたので、このような悩みを抱えながら暮らしています。
そんなブスの願いは、好奇の目にさらされない、静かに穏やかに暮らせる日々が訪れることだけです。
「整形を考えないのか?」と言われることがあります。
ですが、生まれたときからブスな顔で生きていると、ある程度諦めがついてくるので、静かに暮らしていければそれで充分だったりするのです。
もし、あなたの身近にそんなブスな人がいたら、そっとしてあげてください。