しょうもないことで母親と大喧嘩をしたエピソード4編

喧嘩

27歳女性。イラストレーター。動物好きで、猫や犬などの哺乳類を中心としたイラストが人気で、受注数が上昇中。結婚後、旦那が猫アレルギーと発覚したものの、日々のケアでなんとか改善。旦那と猫と、仲良く暮らす生活を満喫中。

 

 

しょうもないことで母親と大喧嘩をしたエピソード1.動物好きな私と母

ペット

 

私と母は、動物が好きです。

私は、昔ペットショップで販売員として働いていたほど。

 

しかし、マンションなので動物を飼育していたことはなく、現在の実家に引っ越してきてからはじめて飼うことに。

最初に飼ったのは、母の希望のチワワでした。

 

犬好きの母は、休みの日には必ず散歩に連れていったり、仕事で帰ってきた日にも遊んであげたりしてました。

私が手を出さずとも、充分なコミュニケーションを取っていたんです。

 

私も母も、動物との距離が近く、チワワにシャンプーをするときに一緒に湯船に入っているほどです。

 

しょうもないことで母親と大喧嘩をしたエピソード2.猫を飼うと決めて

猫

 

もともと犬派であった私ですが、ペットショップで動物たちに触れ合うにつれて、だんだんと猫の自由気ままな性格にひかれてきました。

猫は、メディアで言われているほどツンツンしているわけではなく、飼い主だけに甘えてくれる猫の魅力がわかってきたのです。

 

なので、私はてっきり母が猫も好きなのかと思い込んでいたんです。

それに、私がすべてそろえて、お金を出すだけだし母の負担はありません。

 

探しはじめてしばらくして、気に入った子が出てきて、私は母に猫を飼うことを報告しました。

「世話も私だけでやるし、お散歩もいらないから、迷惑はかけないから」と。

 

てっきり私は、母は喜んで楽しみにしてくれると思ったのです。

ですが、同じ家のなかで一緒に住んでいる家族に、なんの相談もなく決めたことは私の落ち度でした。

 

母は、私の想像とは違う反応を示したんです。

 

 

しょうもないことで母親と大喧嘩をしたエピソード3.母は猫に大反対で口論に

大げんか

 

私が猫を飼うことに対して、母は大反対しました。

母のなかでは、犬は利口でしつけを覚えるけれども、猫はどうしても野良猫のイメージが付きまとうようでした。

 

しかし、そういう人は比較的多く、ペットショップのお客さんでもそういう考えの人も多かったので、母を説得することにしたんです。

 

猫には爪とぎもしつけけられますし、穏やかな性格の猫を飼う予定でいました。

なにより、私は動物業でしたので猫の魅力や誤解も伝えましたが、なかなか伝わらりません。

 

母は「テレビで見ている分にはかわいいけれど、住むのは嫌」と、言いました。

それまで一生懸命、説得をしようとしていた私でしたが、ついイライラしてしまったんです。

 

「じゃあ、お母さんは無視していればいいでしょ?お母さんお世話しないんだから関係ないじゃん」と、言ってしまったんです。

思い返せば、そんな状態で飼われる動物はかわいそうですし、冷静にしっかり順を追って説明するべきでした。

 

ですが、お互い頭に血がのぼっていた私たちは、売り言葉に買い言葉になってしまいました。

ただの買い物ではなく、命に関わる話です。

 

私と母の口論は、なん日間にもおよび、話は堂々巡りを繰り返すばかり。

私が成人になってからの、最大の大喧嘩でした。

 

しょうもないことで母親と大喧嘩をしたエピソード4.子猫の魅力に母も折れる

 

私は、しびれを切らし、勝手にブリーダーさんと契約をして猫を家に迎え入れました。

母は、猫がきてしばらくは怒っていて「あんたの部屋から、絶対に出さないでね」と、言っていました。

 

私は怒る母を完全に無視して、猫がストレスがないような部屋つくりにつとめたのです。

そして、子猫がきて1週間ほどして、母が機嫌が良さそうなときを見計らって部屋に呼びました。

 

微妙な顔をしながら、部屋に入った母が見たのは、手のひらにおさまるようなクリクリ目で、上目づかいをするあどけない子猫の姿。

ノックダウンとは、まさにこのことでした。

 

「思ったより、かわいい」の言葉が母の口から出た瞬間、「やった!」と、思ったのを覚えています。

「でしょ?かわいいでしょ?毎日会いたくならない?」とたたみかけて、母を納得させることができたのです。

 

それからというものの、母は猫にもベタベタです。

もちろん、主なお世話を私がやっているので、かわいいところだけ見れるというのもあります。

 

しかし、あんなに大喧嘩しながら大反対していたとは、思えないくらいです。

こまかな話し合いよりも、結果という決定打が必須な場合もあるんだと身にしみて感じました。

 

今でも、母とそのときの喧嘩について、笑い話になっています。

本能的、生理的に受け付けないものを、無理に理解させようとしたところは悪かったなと反省しています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

私たち親子の場合は、最終的に上手くまとまったので良かったです。

 

しかし、同居人である母を納得させずに、勝手な行動を取ってしまったことは反省するべきだと思っています。

動物を飼うことを検討している人は、どんな喧嘩になっても、家族の理解を求めてくださいね。