ごめんな!ブスとは友達になれないと感じたエピソード5つ

拒否する女性

30代の兼業主婦で、デザイン関係の仕事やウェブライターをしています。

これまでいろいろな人に会ってきましたが、幼なじみだった女性が、容姿も性格も一番強烈でした。

 

友人や母が、新興宗教やうさんくさい自己啓発セミナーにはまっていたことがあります。

その影響で、いつかマインドコントロールや詐欺をテーマにしたルポを書いてみたいと思っているところです。

 

 

ブスとは友だちになれないと感じたエピソード1.小さいころから、ずうずうしい

不機嫌な子供

 

私の幼なじみだったS美は、私が実際に会ったことのある女性のなかで、一番不細工です。

たとえると、昔「じゃりんこチエ」ってマンガに出てくるキャラクターにそっくり。

 

あれに出てくるヒラメちゃんのように目が細く、歯が出っ歯、エラのはった野球のホームペースみたいな輪郭です。

鼻もぺちゃんこでした。

 

S美とは幼稚園から高校まで同じで、私もどちらかというと華やかな顔ではなく、目も厚ぼったい一重。

それで、なんだか「同類」として、親しみを覚えられていたのかもしれませんが、「私のほうがずっとましだ」と、自負していました。

 

S美は小さいころから、とにかくずうずうしかったです。

S美のお母さんも同じように不細工でしたが、同じくずうずうしく、よくうちの親も困っていました。

 

S美のずうずうしさは、母親ゆずりです。

そのうえ、顔がブスだと性格まで卑屈になる、典型例のような女性でした。

 

そんなS美は「どうせ」が口癖です。

また「私たちは友だち(仲間)よね」って感じで、宿題をS美の分もやらされたり。

好きなアイドルのチケットを取るために、始発から私が並ばされたりと、私はいいように使われてました。

 

なんでうちの家が、そんなずうずうしいS美一家にいいようにされていたのか。

なぜなら、母が私が小学生のころ、ある新興宗教にはまっていて、S美の母も同じ宗教の信者だったからです。

 

母の行く集会場で、S美とよく遊ばされました。

 

ブスとは友だちになれないと感じたエピソード2.根拠なきポジティブ人間になった

自分に自信がある女性

 

そんなS美はみんなから嫌われていて、私も好きだったわけではありません。

しかし、母には「同じ信者の家同士、仲よくしなさい」と言いつけられていたので、仕方なく付き合いをしていた私。

 

子どもって残酷で、同級生の子たちはかなりストレートに、S美に対してはひどい言葉でののしったり、いじめとも思う嫌がらせをしていました。

S美をかばって、私まで一緒に「ブス」とののしられて、いじめられたこともあります。

 

しかし、卑屈だったS美は突然超ポジティブ思考になって、どういう根拠か不明なまま自信家になったのです。

そのテンションが暑苦しく、いつも松岡修造と一緒に修行してるみたいで、イライラしましたね。

 

一番うざかったのは「がんばってる私って、素敵でしょ?」と、いちいち同意を求めてくること。

「私は(そんなこと)どっちでもいいな」と言うと、「向上心がない」、「自己卑下するな」とか、斜め上の説教をされました。

 

でも、本当にどうでもいいことでがんばる自分をアピールして、承認を求めてくるんです。

「食べ放題で、スイーツ10個は食べようね」とか目標設定されて、私が7個で食べるのを止めたときとか。

 

S美は12個食べて、そのあとトイレで吐いてましたが、意味がわかりません。

 

ブスとは友だちになれないと感じたエピソード3.自分のはまっている自己啓発セミナーにしつこく誘う

セミナー

 

そのあとも、S美は自分の容姿と現実の世界とのギャップからか、あるものにハマります。

それは、自己逃避が激しくある自己啓発セミナーです。

 

そのセミナーは「生まれてきてよかった私」と、ことさら自己愛を高めるような内容のもので……。

S美はしつこく「○○(私)も同じセミナーを受けるように」と、勧誘してきました。

 

私は母が新興宗教にはまっていたのも嫌でしたし、そういうセミナーとかにも抵抗感しかありません。

しかし、S美は「夏至や冬至の集団瞑想に一緒に行こう」とか、「自分をすごく好きになれる、本当にいいセミナーなんだよ」とかうざかったです。

 

どうして、集まって一緒に世界平和を願うだけで、こちらが参加費5000円も払わなければいけないのか、理解できませんでした。

 

 

ブスとは友だちになれないと感じたエピソード4.私の恋人に、馴れ馴れしかった

不機嫌な女性

 

S美は当然モテません。

というよりも、同性でも異性でも、嫌悪感をもたれてしまう容姿でした。

 

そんなS美でも、はまったセミナーでは違ったようで……。

周りが「あなたはかけがえがない存在」とか言ってくれるのが、心地よかったみたいですね。

参加するのには毎回お金がかかりますし、そのうち本人も、無料では大切に扱ってもらえないことに気がついたようですが。

 

セミナー団体から離れたら今度は、当時の私の彼になれなれしく近づいてきたS美。

私たちのデートにも一緒についてきて、がっかりしました。

 

はっきり言って、邪魔としか言いようがありません。

彼も迷惑がってましたが、全然空気を読まず、勝手に私たちの行き先についてまわるのです。

彼に「自分にも友だちを紹介して。Wデートしましょう」とか、しつこく頼んでいました。

 

S美は私を「同類」と見ていたからでしょう。

「○○(私)と付き合う彼なら、自分にも脈があるはず。もしくは彼の友だちなら、好みも似ている」と勝手に思っていたようです。

 

もちろん彼は「○○(私)のほうがずっと可愛い。全然同じじゃない」って言ってくれました。

 

ブスとは友だちになれないと感じたエピソード5.金銭トラブルに巻き込まれそうになる

整形手術

 

S美とは大学で進路が別れ、やっと疎遠になることができました。

しかし、S美のことも忘れかけていたとき、借金の立て替えを頼まれたのです。

 

なんでも、ついに整形を決意したらしく、韓国の怪しい病院かどこかで、格安で別人にしてくれるという施術を申し込んだそうで。

「手付けは払ったけど、残金が払えない、このままでは中途半端な顔で、大変なことになる」と泣きつかれました。

 

私も大学時代、目を二重にするプチ整形は経験しています。

「整形したい」という気持ちはわからないでもないですが、顔中を、しかも韓国で手術したいというのは理解できません。

 

「話くらい聞いて欲しい」と言われて、カフェで久しぶりに会ったS美は、大きなマスクで顔の半分を隠していました。

ですが、ちょっと外してみせてもらったら、顎の骨を削り取って、表面がいびつになった結果、輪郭が逆三角形になっていたのです。

 

たしかにエラはとれてましたが、顎は不自然なくらいとんがってます。

それに、歯は出っ張ったままなので、なんともアンバランスなおどろおどろしい顔です。

 

話は聞きましたが、「どちらにせよお金は貸せない」と言い、「韓国で施術するのは止めたほうがいいと思う」と伝えました。

「自分が美しくなることへの嫉妬なのか」と、怒ってきたS美。

それ以上反論する気もおきず、そのまま席を立って携帯もブロックし、それっきりになります。

 

まとめ

その後、S美が整形費用を結局どうしたのか、整形は成功したのかどうかは知りません。

小さいころから人に嫌われてきた過去は、顔だけが原因ともいえないと思いますが、今でもブスな人には警戒してしまいます。

 

今の彼女がどんな顔になってるか、想像もしたくありません……。