妻のストレスで離婚まで考えたエピソード5つ

悩む男性

24歳、サラリーマン兼フリーライター。

年上の妻からの、日常的な精神的暴力と肉体的暴力に耐える毎日を送っていた。

しかし、妻の不倫が発覚したため、これを好機に離婚。

 

妻から夫への暴力の存在を疑問視していた、過去の自分を悔いています。

 

 

妻のストレスで離婚まで考えたエピソード1.妻と私の関係

威圧感がある女性

 

私と妻(現在は離婚しているので、元妻)は年が4つ離れていて、向こうが年上でした。

年の差に加えて、私に女性経験があまりないこともあって、交際開始以来、主導権は常に妻が握っている状態。

 

交際開始から1ヶ月で、妊娠が発覚しました。

しかし、そこからの結婚、転居、赤ちゃん用品のセレクト、出産スケジュール、育児スケジュールのすべては、妻が一人で決断したのです。

 

果ては「自分と子どものために、一番いい形にしたい」という、身勝手な理由で、私の仕事にまで口をはさむ始末。

公務員になるか、医学部を再受験するよう、妻の実家も巻き込んで、私を説得しようとするのです。

 

結局、妻が私と交際する前から続けていた、不倫が発覚したことで離婚。

そのため、地獄のような日々は、半年で終わりました。

しかし、今でもときたま妻がすべてを握って、私を好きなように操る夢を見ることがあるのです。

 

それぐらい、妻の「支配欲求」は強烈なものでした。

 

妻のストレスで離婚まで考えたエピソード2.妻から私への命令

怒る女性

 

妻は、私が年下でおとなしい性格であることもあってか、思い通りにならないと、すぐに怒りました。

私は、いちいち些細なことで妻と口論したくはないので、大抵のことには抵抗せずに従います。

 

しかし、この対応が、妻の横暴な性格を増長させることに。

その結果、「この男は、少しでも強く言えば、なんでも言うことを聞く」と、思わせるに至ったのです。

 

「疲れたから、洗濯やっといて」

はじめのうちは、妻の命令もかわいいものでした。

しかし、やがてその命令も、だんだんエスカレートしたものに。

 

「なんかあったときのために、生命保険入ってよ」

「おなかの子のために、学資保険調べてきたから入って」

「今より安定した収入のほうが親も安心するから、医学部再受験してよ」

 

ある日、いつも通り仕事から帰ってくると、見知らぬ男性が。

なんと、保険屋が私に生命保険の説明をするために、待っていたのです。

そのときは、さすがの私も、声を荒げて抗議しました。

 

こういった事態になると、必ず彼女はよりいっそう怒り、泣きわめきながら、隣県の実家に電話します。

すると、1時間以内に警備会社のごとく、彼女の両親や妹がやってきて、私をなじるという仕組み。

 

「どうしても、私が言うことを聞かない事態になったら、実家の人数で押し切る」

これが彼女の常套手段でした。

 

妻のストレスで離婚まで考えたエピソード3.妻から私への暴言

しゃがみ込む男性

 

妻はことあるごとに、私を軽んずる発言をします。

まずは、私が大学を中退したことです。

 

彼女は大卒で、私は中退でしたが、年収は私のほうが上。

雇用形態も、私は正社員で、妻は派遣社員でした。

 

生計を立てるという点では、大学中退でも人並みに稼ぐことができていれば、それで十分なはず。

しかし、妻とその実家は、たびたび私の学歴を馬鹿にします。

これも滑稽なことに、妻は地方国立大、私のほうは旧帝大であったにも関わらずです。

 

妻が私を馬鹿にするのは、学歴だけではありません。

私には、頭でっかちな人間にありがちなどんくささ、融通の利かなさがあります。

しかし、自分でもそれを把握しているため、仕事には支障をきたしはしません。

 

妻は、水商売のバイトで遊び呆けながら、卒論はパートナーのをパクッて卒業。

要領だけは、人一倍優れた女でした。

 

ですから、私のやることなすこと、それこそ、掃除や料理から私の仕事まで。

さらには、人生設計に至るまでの要領の悪さをひたすらに馬鹿にしてきました。

 

私は、口では彼女に敵わないので、黙って聞き流します。

しかし、彼女が夜寝たあとなどは自分の部屋で、太ももや顔を殴るなど、自傷行為に走り、破壊衝動や攻撃衝動を抑えていました。

 

 

妻のストレスで離婚まで考えたエピソード4.妻から私への暴力

夫をビンタする妻

 

今から思えば殊勝なことに、私は離婚するまで、一度も妻に手をあげませんでした。

妻からは、ビンタを何回も連続でやられています。

 

私が友人と飲みに行って、妻からの電話に気づかなかったりすると、もう大変です。

とくに、妻やその実家からの着信が煩わしくて、仕事中に無視していたときなどは、帰宅したとたんに、必ずぶたれます。

 

「なぜあのときに、もっと強い態度で臨まなかったのか」「どう考えても、ぶたれるようなことを自分はしていなかった」

妻と離婚した今では、こう思えるのですが、当時はとにかく、妻の言いなりだった私。

 

「妊娠中である妻の機嫌を損ねたのだから、ぶたれても仕方がない」

このような変な思考回路が、当時はできあがってしまっていたのです。

 

妻のストレスで離婚まで考えたエピソード5.妻から開放

気分爽快

 

妻と離婚するにあたり、離婚調停で話す内容のため、妻からのDV行為をまとめだした私。

女性から男性へのDVについて、調べたりもしました。

 

その過程で読んだ、本のなかにあった概念なのですが……。

本によると、「他人を支配することに、喜びを見出す人種」というのが、世のなかには一定数存在するとのこと。

専門用語では、「マニュピレーター」と呼ぶのだそうです。

 

マニュピレーターは、自分の意見を周囲の「支配下の人間」に押し付けます。

「支配下の人間」は、行動を制限されるのが当たり前の関係に。

 

この話を読んだときに、「まさに、妻と私の関係だ」と実感。

妻と一緒にいるときの私は、洗脳を受けているような感じで、明らかに生きる意志を奪われていました。

「自分の意見」というものを持つことが、許されなかったからです。

 

妻の不倫が発覚したときに、残された自我を振り絞り、全力で離婚に走ったおかげで、今こうしていられます。

しかし、「あのとき離婚に踏み切らなかったら……」と思うと、恐ろしくて、想像したくもありません。

 

まとめ

女性から男性に対する暴力行為が、やっと問題視されるようになってきました。

肉体的な暴力ではない、精神的な暴力や相手を意のままに支配しようとする暴力を、驚くほど巧妙に使いこなす女性は存在します。

 

元被害者の立場からは言うと、対処法は逃げるしかありません。