30歳の会社員の男性。
転職歴はこれまで2回で、なにかと人間関係に苦しむ。
精神的には強くはない。
恋愛経験は豊富で、これまで数多くの女性と交際してきた。
見た目がいいので、比較的モテます。
趣味はフットサル。
最近交際していた女性と結婚しました。彼女も会社員です。
現在、抗うつ剤服用中。
見出し
イケメンなのにうつ病になったエピソード1.もともとの性格
わたしは小さいころから、きれいな顔立ちであるがために、かわいがられました。
幼稚園のときからモテていたし、小学生のときはクラスで一番モテていましたね。
それは内面だったり、運動神経がいいこともあるけど、一番はイケメンだったからです。
そのときは性格も明るく、友だちも多かった私。
毎日が楽しかったです。
しかし中学生高校生くらいになると、だんだん性格はおとなしくなっていきます。
高校生のときは「死にたいな」といつも思っていました。
顔立ちはいいけど、とても猫背だし、覇気のない表情で、女性ともうまくしゃべられず、ほとんどモテなかった高校時代。
交際経験も高校までゼロでした。
大学に入るとなんとスタートダッシュに失敗し、クラスメイトで一人も友だちができず、いつも私だけぽつんと一人。
人見知りがすごく、友だちをうまくつくることができませんでした。
ほとんどの時間を大学では一人で過ごすことが多く、性格は一向に明るくなりません。
出会い系で見つけ、お付き合いした女性はいましたが、思い描いていたキャンパスライフはまったくできませんでした。
そして大学2年の夏に、一向に前向きにもなれず、非常につらい日々を送っていて、心療内科を受診。
抗不安薬を処方され、そのときはうつ病というわけではなかったと思います。
ただその抗不安薬が効きすぎて、うつ状態が続いたこともあり、薬はやめて、そのあとはしばらく、精神の薬は飲みませんでした。
しかしだんだんと性格も前向きになれ、よくはなってきましたので、前よりは楽しかったです。
振り返ってみると、思春期くらいから、うつ気味な傾向はある人間なんだと思います。
うつ病とは診断されていませんでしたが、俗にいう「軽うつ」ではあったのでしょう。
イケメンなのにうつ病になったエピソード2.頭が重くやる気が起きない
大学3年くらいから薬は飲んでいませんが、性格は明るくなりだしました。
もともとがイケメンなので、性格も明るくなり、以前は苦手だった女性とも平気で話せるように。
その結果、女性とたくさん交際するようになりました。
モテていたし、友人もいたので楽しい日々。
しかし、28歳くらいのとき、急に何事にもやる気を持てなくなってしまったのです。
一時期は元気にもなったのですが、すぐに終了し、また憂鬱な気持ちが続くようになりました。
最初のきっかけはとくになにもなく、急にやる気がなくなり、仕事も転職。
その転職先は、前職よりストレスの多い職場でした。
その結果、以前よりも憂鬱になったり、頭がほぼ慢性的に重い、頭が働かない、体が起きれないなどの現象で非常につらかったです。
「うつ病かな」とも思ったけど、通院することにずっと抵抗を持っていました。
自分がうつ病と診断されたくなかったし、「精神の薬に依存してしまい、精神障害者として生きるのは嫌」だと思ったからです。
ですので、自力で元気になろうと決意。
セロトニンを補うため、朝にランニングをしたり、ヨガをしてみたり、気持ちが元気になると言われる食べ物をたくさん摂るなどして、元気になろうとしたのです。
しかし、まったく効きません。
「これは早めに、心療内科に通院したほうがいいのかな」と思うようになりました。
イケメンなのにうつ病になったエピソード3.心療内科を受診
心療内科を受診することは抵抗があり、予約の電話はするが、キャンセルをするというのが2回くらいありました。
しかしある日、「今日は行ってみよう」と思い、予約不要な心療内科を受診。
その心療内科は以前に、受験前のプレッシャーで不眠症になったときに受診したところで、そのときとても心配してくれて、睡眠薬を処方してくれたのです。
そのおかげで受験もうまくいきました。
ですので、このクリニックにはかなり期待をしていた私。
「このクリニックなら悪徳ではきっとなくて、わたしに必要でもない薬を飲ませたり、薬依存にならないような方向にもっていってくれるのでは」と。
診察室に行くと、もう70歳はゆうに超えているおじいちゃん先生。
「受験のときが12年も前だから、そりゃそうもなるか」と思いました。
そしてわたしは、症状を包み隠さず伝えました。
そして「薬はあまり飲みたくないし、薬漬けになるのは嫌」ということも伝えたのです。
しかし先生は、「とりあえず、依存しないような薬に頼ったほうがいい」とのこと。
そして抗うつ剤が処方されました。
薬はデパスとルボックスの2種類で、服用のタイミングは、朝晩の二回。
わたしは「やはりうつ病なんだろうな。とりあえず薬を飲んでみよう」と思い、その日から薬を飲むようになりました。
薬を飲んで2日目くらいから、とても頭が軽くなりはじめたのです。
そして気持ちも、以前よりも前向きになれています。
やはり、抗うつ剤が効いているのでしょう。
「薬に頼ってよかったんだな」と思いました。
今も飲んでいますが、いずれは飲まないでも、大丈夫になりたいです。
まとめ
イケメンであってもうつにはなります。
イケメンだとちょっと女性関係が充実しやすいけど、見た目はいまいちでも性格が魅力的なら、女性関係をある程度充実させることは可能です。
やはり、うつになるかどうかというのは、性格やその人のもつ気質が重要だと思います。