逆に長所に?!美人なのにワキガな女のエピソード4編

美人

20歳女性。東京に住む大学生。

幼稚園からの幼馴染に「ワキガだが美人」な友人がおり、その臭いのきつさに、少々悩まされてきた。

 

彼女の周りの人の反応に、興味を持って少し調査をするも、彼女の愛され度合いに驚愕している。

 

 

美人なのにワキガな女のエピソード1.ギャップととらえられて好感度アップ

女性を好きになる男性

 

私の幼馴染のワキガ美人は、それはもうどんな顔をしていても綺麗。

今まで何人の男性を虜にしてきたのか、分からないくらいです。

 

しかし、幼いころはなんの臭いか分からなかった不思議な臭いが、ときが経つにつれて、彼女のワキガの臭いということがわかるように。

彼女がいたトイレの個室が分かっちゃうくらいに、強烈な臭いなのです。

 

遠くから彼女の姿を見て、一目ぼれした男性も、「さすがに、臭いを嗅いだら離れていくだろう」と思っていました。

しかし、現実はそうではありません。

 

なんと男性は「あんなに美人な彼女がワキガなんて、最高のギャップだ」と言って、さらに彼女のことを好きになってしまったのです。

もはや美人は、欠点すらも利点にとらえられてしまうのです。

 

うらやましい限りですね。

彼女が美人でなければ、ただのワキガとして扱われていただろうに、このような扱いなのですから。

 

その後も何人かの男性が、「ギャップがいい」と言って、彼女にアプローチをしていました。

驚くかもしれませんが、事実なのです。

 

美人なのにワキガな女のエピソード2.ワキガではなくフェロモン

納得する女性

 

学生時代に彼女にアプローチをかけていた一人の男性に、「彼女の臭いをどう思うか?」という質問を投げかけたことがありました。

また「ギャップがいい」なんて返答が返ってくるだろうなと思っていたら、彼から出た言葉は、それよりも驚くべき言葉が。

 

「独特な香りがするよね。フェロモンかな」と。

「フェロモンじゃないよ! ワキガだよ!」なんて、思わずつっこんでしまいそうになりました。

 

しかし、恋は盲目です。

たとえワキガであることを伝えられても、彼は「フェロモンだ」と、言い張り続けたことでしょう。

 

もはや、ワキガとすら認識されない美人。

美しいというのは、いろんな意味で罪ですね。

 

 

美人なのにワキガな女のエピソード3.友人からの反応は

コートを着ている女性

 

そんなワキガ美人にも、もちろん友人がいました。

「長い時間一緒にいて、臭いは気にならないのだろうか」と疑問を抱いた私。

 

「カラオケや部屋などの密室空間で、遊んだときつらくないのだろうか。ましてやプリクラの機械のなかなんて……」

こんなふうに考えていた私は、彼女の友人の行動に驚かされることになります。

 

春になって少し暖かくなってきた日、ワキガ美人の友人の一人が結構な薄着をしていました。

しかし、夜になって外は風が強く冷え込み、「寒い」と言って少し震えてた友人。

 

すると、ワキガ美人が「私の上着貸すよ」と言って、自分のコートを肩にかけてあげたのです。

彼女は容姿だけでなく、中身も美人でした。

 

しかしそれを見て、「あのコート臭くないのかな……」なんてことにばかり気になっていた私。

けれど私の心配とは裏腹に、コートをかけてもらった彼女は、丁寧にお礼を述べたあと、こう言ったのです。

 

「○○(ワキガ美人の名前)の匂いがするね! 安心する」と。

「その匂い……臭いはワキガの臭いだよ!」なんて言えない私は、ただただ呆然としてしまいました。

 

もちろん、気を遣って言っただけかもしれません。

ですが、彼女の友人たちの共通の認識として、「彼女の匂いは、彼女特有のものであって、決して変な臭いではない」というものがあったのでしょう。

 

ワキガが原因で友人ができない人もいるなか、「美人でさらに性格もいいとなると、それすらも、プラスに捉えられるんだなぁ」と、妙に納得してしまいました。

 

美人なのにワキガな女のエピソード4.自分のワキガに気づかない

驚く女性

 

上記のようなワキガに甘い世界で、生きてきたが故かもしれませんが、彼女は自分がワキガであることに気づいていません。

 

一緒に薬局に行ったことがあるのですが、そのとき私はロールオンタイプの脇の制汗剤を手に取りました。

別に彼女にアピールしたかったわけではなく、自分でいつも購入しているものを手に取っただけです。

 

それを見た彼女が「それはなに?」と聞いてきたので、脇に塗るタイプの制汗剤だと教えました。

すると、彼女の口からとんでもない言葉が出てきたのです。

 

「私はそういう臭いとか気にしたことないから、そういう商品があること知らなかった」と。

「美人でも、さすがに臭いを気にして対策をしているんだろうな」、「対策しても、重度だから臭いがとれないんだろうな」

長い間、このように思っていた私は驚き、言葉をなくしました。

 

さすがに、そのとき「臭ってるよ」なんて伝えられません。

それに、「臭いが気にならないの、いいなぁ」なんて言葉をお世辞でも言うことができませんでした。

 

たしかにおっとりしていて、そういうのに疎い人ではあるのですが、自分では自分の臭いに気づかないものです。

もし、近くにワキガだけど対策をしていなさそうな人がいたら、さりげなく制汗剤をPRしてあげてください。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

私の幼馴染のワキガ美人はこのように、ワキガすらも自分の利点に変えてしまう恐ろしい美人です。

 

あなたの身の回りにも美人だけど、どこか欠けているという人がいると思います。

しかし、その欠点に彼女は気づいておらず、またその欠点すらも愛されている可能性もあるのです。

 

「美人は得をする」

本当にそのとおりだと思いましたね。