33歳、女性。結婚後は専業主婦。
本当に仲よくなりたい友だちとは、絶対にお金の貸し借りはしない。
数百円の立て替えも、できるだけ避けるようにしている。
趣味は読書。
本を貸して返さない人は、お金を返さない人よりも嫌い。
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立て替えたお金を払わない人のエピソード1.ママ友との食事会で、やむを得ずお金を立て替えた
基本的に私は、どれだけ親しい人であっても、お金の貸し借りをすることはありません。
トラブルに発展しやすいものですし、お金のやりとりをするなかで、相手の見たくない部分まで見ることになることが多いからです。
しかし、子ども同士の付き合いからはじまったママ友が相手だと、そうも言っていられないことがあります。
我が子はまだ乳児ですが、児童館で知り合ったママ友が数人いる私。
時折、そんなママ友グループで食事へ行くことがあるんです。
食事とはいっても、まだ小さい子どもが一緒だと、大抵はファミレスやショッピングセンターのフードコートなどになります。
子どもの食事はまだ必要ないため、ママたちだけ食べ物や飲み物を頼んで、囲みつつ話をするんです。
だけど、困るのがお会計のとき。
途中で子どもがぐずってしまうことが多いため、支払いは全員分まとめて行います。
うちの子は比較的おとなしく、外ではあまり泣きません。
そのため、自動的に私が、いったん食事代を立て替えることが多いのです。
とはいっても、ほとんどのママ友は、子どもが落ち着いたら、すぐにお金を渡してくれます。
小銭がなければ、帰り道でくずしてくれたり、後日児童館で会ったときに、きちんと返してくれていました。
だけどひとりだけ、立て替えたお金を返してくれないママ友がいたんです。
「どうもわざとやっているんじゃないか」と疑いたくなるくらい、返してくれませんでした。
立て替えたお金を払わない人のエピソード2.こちらから催促しても、のらりくらりと話をかわす
「そういえば、あのときのお金を返してもらってないな」
私がそう気づいたのは、最後にそのママ友Aと食事をしてから、ひと月ほど経ったときのことでした。
私はマメなほうではなく、家計簿も数か月まとめてつけることすらあるほど。
なので、立て替え分が返ってきていないことにも、なかなか気づけずにいたんです。
数か月ぶりに開いた、家計簿や財布の中身とにらめっこ。
そのうち、Aだけが立て替えたお金を渡してくれていないことが分かりました。
それだけなら、「Aも忘れているだけだろう」と思えたんです。
子どもが小さいのと、いつもバタバタしているので、「そうなっても仕方がないかな」と感じていました。
金額は1,000円程度でしたが、それでも我が家にとっては大事なお金です。
少々は「したないかな」と思いつつ、Aに直接催促してみることにしました。
いつものように、子どもを連れて児童館にきていたAと、二人きりになったときです。
タイミングを狙って「そういえばさ……」と、前回の食事会について話をふってみました。
ところが、私が「ファミレス」と口にした瞬間、Aは突然、子どものところへ行ってしまったのです。
それまでは、普通に雑談をしていたのにも関わらず、いきなりでした。
「子どもになにか、気になることがあったのだろう」と、そのときは気にしなかった私。
しかし、それから何度も、その日の食事会について話題に出そうとするたびに、Aは急にいなくなってしまったり、話題を変えてしまうんです。
そのうち、Aは私のことを避けるようになっていきました。
立て替えたお金を払わない人のエピソード3.旦那さんに言うと告げたら、やっと返済された
「あ、この人はお金を返す気がないんだ」
そう確信したのは、「ほかのママ友と一緒にまた食事会をしよう」という話になったときのことでした。
「同じシチュエーションでなら、『前回の分を返して』と言いやすいかな」と思い、私はAも誘ってもらえるようにお願いしたんです。
しかし、Aの返事はノー。
それも「○○(私)が行くのなら行かない」と言っていたそうなのです。
仲介してくれたママ友は、「喧嘩でもしたの?」と不審そうな様子で……。
私はそこでやっと、Aが私への返済を避けていることに気づきました。
たかが1,000円程度のお金です。
「これ以上、話を大きくしても、損をするだけだろうか」と迷う気持ちもありました。
自宅の近所には児童館はひとつしかなく、もし話がこじれて、私までそこへ行けなくなったら困ります。
Aさんのことも「困った人だ」とは思っていましたが、決して喧嘩をしたいわけでもなかったんです。
だけど、「ここで話をなあなあにしてしまったら、また同じことが繰り返させるかも」という不安のほうが勝ちました。
私を避けようとするAさんを無理やり捕まえて、きっちり話をつけたんです。
「○月○日までに、立て替えた○円を返すこと」
「期日が守られなかったら、夫と一緒に自宅へうかがって、旦那さんと話をさせてもらう」と。
直接話すだけでなく、メールでも同じ内容を伝えました。
これでもお金が戻らなかったら本当にAさん宅へ行くつもりでしたね。
おたがい子どもを育てる立場だからこそ、お金のことを適当にしたくなかったんです。
だけど幸い、Aさんはその話をした翌日に、お金を返してくれました。
どうして返してくれなかったのか、理由は聞いていません。
ただ、お金を入れた封筒を渡してきたときのAさんの表情は、決していいものではありませんでした。
それを見て私は、「この人とは、深いお付き合いをするのはやめよう」と決意。
また、そのママ友グループとも距離をおくようになったのです。
まとめ
「うっかりお金を立て替えてしまって、嫌な思いをした」という、私の体験談でした。
相手の本性を見たいのなら、お金の貸し借りをしてみるのもアリかもしれませんね。
1,000円程度であっても、立て替えたあとの行動をみれば、その人が信用できるのかどうか、判断できるのではないでしょうか。