47歳女性。
娘の学費を稼ぐために、パート勤務。
高校2年生になるバカ娘と、3人家族です。
「娘は自分の所有物ではないので、思い通りにはできない」
そう思いつつも、「どうにかして、皆に愛される人に変えたい」との一心で、現在も躾に奮闘中しています。
私の高校2年生のバカ娘のエピソード1.とにかくだらしがない娘
現在高校2年生になる私の娘は、とにかくだらしがないです。
本人の性格は、正義感が強くて、曲がったことが大嫌いな性格。
なのに、自分のこととなると、とにかくだらしがないので、困っています。
まずは部屋が汚い!
服は脱ぎっぱなしで、足の踏み場もないくらいです。
机の上はお菓子のごみだらけで、汚部屋を毎日体験できます。
洗面所は、髪の毛が残ったままで水浸し。
トイレも使ったあとが汚なくて、「本当に女子?」と疑いたくなります。
片づけることができないのでしょうね。
今よく聞く、「片づけられない症候群」とかではないと思います。
小さいころは、それを疑ったことがあるのですが、多分違っていて……。
部屋が汚い状態を「これは嫌だ! 汚い!」と思えないのです。
想像を絶するくらい汚い部屋なのに、平気な娘。
「単に、だらしない性格なのかな」と思います。
「もっと小さいころに、きちんと部屋を綺麗にするよう、汚い部屋を汚いと感じるように、躾をしておくべきだった」
そのように後悔してしまい、仕方ありません。
私自身は潔癖症まではいきませんが、とにかく部屋が雑然として、「汚い」とストレスを感じます。
ストレス発散に、そうじをするタイプです。
「娘のこのだらしなさは、どこからくるのか?」
それは、旦那の妹の家に、お邪魔したときに分かりました。
部屋の汚い感じが、まったく同じなのです。
ゴミが散らかったままのお部屋、埃だらけのトイレを見たときに、「諸悪の根源はここか!」と思いました。
だらしがない性格の人は、時間に対してもルーズです。
旦那の妹もそうですね。
待ち合せの時間にきたことは、まずありません。
30分、1時間と、相手を待たせることに対して、「悪い」とも思わないのです。
娘も時間に対してはルーズで、いつも遅刻ギリギリ。
「そのうち、相手を思いやる気持ちも、持てなくなってしまうかもしれない」
「だらしないでは、済まされない」
そんな危機感を感じました。
だらしがないことは、周りの人に多大な迷惑をかけます。
今はとにかく、バカ娘のだらしなさを直すべく戦っている毎日です。
しかし、「洗濯物片付けなさい!」「勉強机の上を片付けなさい!」と言えば……。
「今やろうと思ってたのに!」と返ってきます。
「今出るよ~、うるさいなあ!」
遅刻ギリギリの時間に家を出る娘に「早くしなさい! 遅刻するよ!」というと、娘はこの態度。
気持ちよく「行ってらっしゃい!」と、送り出したことがありません。
おたがいに、朝から気分が悪いです。
赤の他人のことなら、「だらしない奴だな」と、悪口で終わります。
でも、自分の娘となると別問題。
「なんで、こんなだらしがないバカ娘に育ってしまったのか……」
「自分の躾、育て方が悪かったのかな」と、思っています。
そう思うと、腹立たしいやら悲しいやらで、なんだか複雑な気分になりますね。
私の高校2年生のバカ娘のエピソード2.人の言うことを聞こうとしない娘
中学3年生、受験のころが、娘の反抗期のマックスでした。
とにかく、考え方が凝り固まって、気持ちが尖っていましたね。
親、先生、周りの人が言うことに対して、とにかく反抗していました。
なにか言われた瞬間に、ファイティングモードに切り替わる娘。
自分の心に壁をつくって、跳ね返すのです。
親も人間なので、本気で頭にきて、言い合いをする毎日でした。
先生の言うことも素直に聞こうとしないので、授業を素直に受けて、勉強することができません。
そのくせ、自分のやり方に固執するのです。
「なにがなんでも、自分のやり方で問題を解く!」みたいな、頑固なところがありました。
試験では、制限時間に問題を解くスピードと要領も大切です。
案の定テストでは、時間がかかりすぎるやり方にこだわって、そのほかの問題はまったくの手つかずで、ひどい点数の連発でした。
自分の娘のバカさ加減に、頭にきましたね。
「なんのために塾に行っているの? だれが塾のお金を払っていると思っているの?」
何度、激怒したことでしょう。
「そんな態度なら塾に行かなくてもいい! やめなさい!」と言いたいところですが……。
塾をやめたら、さらに成績が下がるのは目に見えています。
親としては、つらいジレンマでしたね。
塾の先生も、娘の反抗期には、お手あげの状態でした。
なにを教えても「どうせ私にはできない!」の一点張りで、まったく聞く耳を持たないのです。
「このままだと、志望校のランクを2つぐらい下げないと、合格は難しいです」とまで言われました。
それでも、時間を割いて、娘がスランプから抜け出せるよう、自信をつけられるように、褒めて教えてくれた先生。
そんな先生のことを娘は「塾にお金払っているんだから、当たり前」とか、「それが先生の仕事でしょ」と私に言いました。
感謝する気持ちが持てない人は、人として最低だと思います。
娘の言動に情けなくなって、思わず「あなたは、人間として終わっているね」とつぶやいてしまいました。
仕事でも、勉強でも、まず教えてもらうところからはじまります。
人が教えてくれることを素直に聞くというのは、まず最初の扉だと思うのです。
それができていない、扉が閉じられたままだと、その先のすべてのことが進んで行かず、そこで終わってしまいます。
高校受験では、なんとかレベルを下げず、志望校に合格。
でも「支えてくれた学校の先生、塾の先生に対しての感謝の気持ちは薄いのかな」と、感じました。
「反抗期だったとはいえ、そんなことも分からないなんて、私の娘は大バカ者だな」
娘に対して、心底嫌悪感を持ったのを覚えています。
まとめ
テレビなどでも、母と子の確執が、今話題になっていますね。
同性の親子だからこそ、上手くいかない部分が出てくると思います。
母が娘をバカ娘と思うように、娘は親のことをバカ親だと思っているのでしょうね。
しかし、老後に介護されることを考えると、母と娘はいい親子関係でいたいものです。