35歳男性。栃木県出身。
栃木県での中学校の教諭を経て、現在は、東京都内のIT企業で働いています。
教諭を辞めてから、しばらく経って、社会復帰のために、短期のアルバイトを複数経験した。
短期間のアルバイトとしては、美術展の審査のアルバイトや、大学の演劇サークルの公道パフォーマン宣伝など。
変わったアルバイトもやり、貴重な経験となった。
趣味は、ロードサイクリングと読書と株式投資。
見出し
私がやった変なアルバイトのエピソード1.大学の演劇サークルの宣伝アルバイト
私は、うつ病を発症したことなどが原因で、栃木県の公立中学校を退職。
その後、現在勤務しているIT企業に、正社員として就職するまでの間に、複数の短期間のアルバイトを経験しました。
そのうちのひとつに、大学の演劇サークルの宣伝アルバイトがあります。
仕事の内容は、大学の演劇サークルのメンバーと一緒になって、宣伝するというもの。
しかし、宣伝するといっても、神田神保町一帯で、声をあげて踊りながら、行うのです。
彼ら学生たちは、ある劇場で5日間の公演を、行うことができるようになりました。
そこは、演劇関係者たちの間では有名な、「自由劇場」という劇場です。
それで、「なんとしても、チケットを売りさばくために、お金をかけずに、宣伝をしようとした」とのこと。
そして彼らは、こう判断します。
「若者の演劇を好んで観にきてくれる人たちは、神田神保町で、古本あさりをする人たちに違いない」と。
それで、ここでパフォーマンス宣伝をすることに、決めたのです。
彼らは有名私立大学の学生ですから、基本的な法知識は持っています。
歩道でパフォーマンスをする行為は、「デモ行進」と同じ扱いということをしっかり認識。
事前に、所管の警察署から、道路使用許可を得ていました。
私は1日限り、わずか3時間の短時間アルバイトでしたが、これに参加。
九段下の交差点から出発し、神田神保町へ向かいます。
その際、大声で「自由劇場、6月3日!」「自由劇場、6月4日!」と、劇場名と公演日だけを、ひたすら大声で連呼するのです。
阿波踊りを改造したような踊り方をしながら、行進していきました。
私たちは、これは「カニ踊り」と呼んでいましたね。
警察官が念のため、後ろからついてきていたのですが、最後列でカニ踊りを踊っていた私が振り向くと、警察官は苦笑いしていました。
私がやった変なアルバイトのエピソード2.株主総会の会社側要員のアルバイト
私は、大企業の株主総会でアルバイトをしたこともあります。
1日限定で、3時間のアルバイトでした。
この大企業は、約半年前に不祥事を起こしており、株主総会が円滑に進行するとは、予想されていない状態です。
そこで、会社側が、当日限りのアルバイトを雇う形となりました。
当日の服装は、スーツ姿。
そして、「〇〇会社担当者」という腕章をつけさせられ、株主総会の受付がはじまってからは、受付付近に立ちます。
午前10時から株主総会がはじまってからは、「マイク要員」という名目で、会場内に入り、後方で立っていました。
私の仕事は、意外と重要なもので……。
不規則発言を繰り返したり、万が一、ひな壇の上にいる役員たちに向かって、危害を加えようとする、株主が出てきたときが出番になります。
議長による退場命令と同時に、この株主を取り押さえて、会場の外に連れ出すのです。
私は当初、このアルバイトに対して、安易な考えを持っていました。
「まさか今時、そんな問題行動を起こす株主はいないだろう」
「立ってるだけで、お金もらえるんだから、楽なバイトだな」と。
ところが、株主総会の質疑応答で、何度も質問をする株主があらわれました。
株主総会というのは、議長から指名されないと、株主は質問することはできません。
しかし、その株主は議長から指されてもいないのに、興奮気味になって、怒鳴り続けたのです。
「経営責任をどうとるんだ!」「全員役員は辞めろ!」などと。
議長は冷静に、「退場を命じます」と言いました。
私たちは慌てて、その株主のところへ行き、退場を促しましたが、動こうとしません。
結果として、無理に腕をつかんで、連れ出すことになりました。
ですが、私は彼から顔にパンチを浴びてしまい、かなり迷惑でしたね。
私がやった変なアルバイトのエピソード3.美術展の審査アルバイト
3日間のアルバイトでしたが、東京都内で実施された美術展で、審査のアルバイトをしたことがあります。
私は名前も顔も知りませんが、美術界では高名とされている画家たちが10名ほど、審査会場の中央に座っていました。
私の役目は、審査対象の絵画を持って、その周囲をゆっくりと歩くことです。
朝10時から、夕方17時までのアルバイトでしたが、昼食休憩を除き、ずっと立ちっぱなしで、疲れました。
しかも、絵画のほとんどのサイズが、縦横1メートルもあるのです。
ですから、絵画といってもかなり重たく、1日終わっただけで筋肉痛に。
しかも、審査の途中で、急にひとりの先生が、「あの絵はなんとかならんのか!」と、急に怒鳴りだしました。
すでに審査で、「落選確実」と言われていた絵画のようで……。
どうやらその絵画を描いた人は、その審査員のお弟子さんだったらしいのです。
結局、この絵画は審査を通ってしまいました。
私は、「美術界でも、こんなことが起きるのか」と、驚いた次第です。
まとめ
「数日間限定」といった短期間のアルバイトには、普段は経験できない、変わったアルバイトも存在します。
美術展の審査の現場を見ることができたり、大学生の演劇サークルに交じって、公道を踊りながら、パフォーマンス行進するのです。
サラリーマンになってからは、経験できないことばかりですから、やってみる価値はあります。