誰にも話せない!部活を途中でやめて後悔したこと3つ

さみしい女性

33歳、女性。

結婚後は、専業主婦。

 

高校3年で部活を辞めて、その後は勉強に集中したせいか、大学のランクが2つほどあがった。

高校の部活に未練はあるが、トラウマにもなっていて、大学では、一切サークルに入らなかったです。

 

趣味は、読書。

人間関係のわずらわしさとは、もう無縁でいたい。

 

 

部活を途中でやめて後悔したこと1.最後のコンクールに出ることができず、今もモヤモヤしている

吹奏楽

 

吹奏楽部だった私が部活をやめたのは、高校3年生の初夏のことでした。

実力も、人のうえに立つ能力も、なにもない私は、「ほかにいないから」という理由で、パートリーダーになってしまい……。

その結果、うまく立ち回ることができずに、精神的に疲れてしまって、辞めてしまいました。

 

吹奏楽には年に1回、学校の生徒から、社会人までが参加する、全国コンクールがあります。

その予選となる県大会があるのは、夏休みのこと。

 

私が部活を辞める前にはすでに、その年のコンクールへ向けた練習がはじまっていました。

いつも、全国大会まで行けるような部ではないものの、「金賞を取るのは当然」というレベルだった、私の部活。

 

なので、コンクールの練習に対する、気合の入り方が尋常ではありません。

顧問の先生も非常に熱心で、進学校だというのに、空いた時間のほとんどすべてを練習に充てていたほど。

 

部内で、うまく立ち回れなくなっていた私も、練習は熱心に参加していました。

「下手な分、練習時間だけでも、人より多くして、認められなければ」

そう思っていたんです。

 

受験生で、勉強にも力を入れなければならない時期。

だけど、それを犠牲にして、練習へ通っていました。

でも、結局はコンクールへ出場することなく、私は部活を辞めてしまったんです。

 

そのときは、本当に精神的に追い込まれていて、それ以上、部に所属していることが、耐えられませんでした。

そして、その年、部は金賞は取ったものの、全国大会への出場は逃したのです。

 

観客席から、美しい演奏をする部のみんなを観ていた私。

「どうして、自分はステージではなく、観客席にいるんだろう」と、不思議な気分でした。

 

そんな気持ちを持ってしまったからか、今でもときどき、最後の大会を夢にみます。

夢のなかで私は、同じパートの仲間たちと抱き合って、悔し涙を流しているんです。

 

目を覚ましたときにはドキドキして、思わず、隣で眠る息子の手を握りしめてしまいます。

 

部活を途中でやめて後悔したこと2.同じパートの仲間たちとの交流が、途絶えてしまった

後悔する女性

 

大人になってから、高校時代のように、なんの利害関係もない友だちをつくるのって難しいですよね。

私はもともと、友だちつくりが得意ではないので、学校関係の友だちも、多くはありませんでした。

そして、当時いちばん一緒にいる時間が長かったのは、やっぱり部活の仲間たちだったんです。

 

とくに、同じパートの同級生たちとは、仲がよかった私。

休日も、一緒に楽譜を探しに行ったり、単に買い物へ行ったりと、仲よくしていました。

 

だけど、彼女たちは、吹奏楽部の部長と副部長でもあります。

私がきちんと、みんなに話をすることなく、部活を辞めたせいで、彼女たちのと付き合いは、完全に断たれてしまいました。

 

高校のときは、それでも、ほかに友だちがいなかったわけでもありません。

それに、「卒業してしまえば、もう会わなくなる仲だし」と、それほどには気にしてはいなかったんです。

 

だけど、最近になって、ゆっくりと寂しさを感じるようになっていきました。

私は結婚して、地元を離れたので、同窓会などにも行ったことはありません。

クラス単位、学年単位の同窓会には、日程を合わせるのが難しく、参加できないんです。

 

だけど、私は最近、こう思っています。

「もし部活を辞めていなければ、パートの仲間たちと数人で、集まることはきっとあったはずだ」と。

 

同じ部のほかのパートの子とは、今でも付き合いがあります。

でも、同級生のパート仲間については、ときどきSNSで、近況を見かける程度。

私からは、話しかけることもできません。

 

「部活を辞めていなければ、彼女たちと、今も楽しく過ごしていたのかもしれない」

「もっと違う未来も、あったのかもしれない」

そう思うと、「あのとき、もっと頑張れなかったのか」と、後悔してしまうことがあります。

 

 

部活を途中でやめて後悔したこと3.大人になってからも、部活について話すのが辛い

後悔する女性

 

私は、「ほかのどんなことよりも、吹奏楽が好き!」というタイプではありませんでした。

ですが、私なりに部活を楽しんでいた、学生時代。

 

楽器を演奏することも、音楽を聴くことも、それなりに好きでした。

それに、合奏なんかは、吹奏楽でしか味わえない楽しさがあります。

だけどそれだけに、部活を辞めたことで、吹奏楽からも離れることになってしまったのを辛く感じることがあるのです。

 

私にとって、吹奏楽と部活の思い出は、切り離すことができないできごと。

楽器の演奏を聴くと、部活中にしんどかったことを思い出してしまうんです。

ふとした瞬間に、中高時代の思い出話をすることになってしまうと、私は、笑うことができなくなってしまいます。

 

当時は、納得して辞めることを選んだつもりでした。

だけど、30歳を過ぎた大人になった今でも、まだそれを笑って話せない私。

高校時代の部活というものに、ずっと未練を持ち続けているのかもしれません。

 

まとめ

部活がうまくいかなくなったことで、高校時代の私の精神状態はひどいものでした。

だけど、「もっとやれたはずなのに」という思いは、まだもっていて、今でも部活を辞めたことを後悔しています。

もう戻れないからこそ、この気持ちをずっと忘れられないのかもしれませんね。