息子がお金を盗む。盗まれた時のエピソード2つ

お財布

49歳、女性。社会福祉士社会福祉法人勤務。

相談援助業務の仕事をフルタイムでしながら、小4、中3、高3の3人の子育てに奮闘中。

 

幸い、夫はびっくりするくらいの楽天家なので、なんとかやれています。

能天気な長男、理詰めでくる長女、泣き虫の二男、そして最近、体力と気力の衰えを感じる私の5人家族です。

 

 

息子がお金を盗んだエピソード1.おばあちゃんの家で母親(私)の財布から、5000円を盗む!

息子

 

現在高校3年生の息子が、小学校6年生のころのことです。

私と子どもたちで、おばあちゃん(私の母)の家に遊びにいきました。

 

たくさん遊んで、一晩泊まって「さあ、帰ろう」というときです。

母が「ちょっと」と、私を呼びます。

 

「なになに?」と気軽に聞いていた私に、衝撃の一言が。

「S(息子の名前)があんたの財布を開けてたよ。財布の中身を確かめてごらん」というのです。

 

「バッグに入れておいた私の財布をとりだし、なにやらごそごそとやっていたよ」と。

「えー、まさか。そんなわけない」と言いながら、財布の中身を確かめた私。

たしかに、5,000円札が1枚なくなっているのに、気が付きました。

 

母にそのことを伝えたところ、「財布はすぐに手の届くところに、置かないほうがいいよ」とアドバイスをくれたのですが……。

「おばあちゃんや、ほかの兄弟の前で問いただすのは、かわいそう」と思い、本人にこっそりと聞いてみたのです。

 

ところが、本人に聞いてみても、しれーっとして言うではありませんか。

「そんなこと、するわけないよ。そんなことするの、一番きらいだもん」と。

 

その顔を見ていると、私のほうが間違っているような気がしてしまいました。

そして、本人のカバンやポケットのなかを見ても、お金が見つかりません。

 

私も、息子が私の財布をいじっているのを自分で見たわけではないので、あまり強く言えず……。

「もしそうだったら、これからはやめてね」と、言うくらいが精一杯でした。

 

 

息子がお金を盗んだエピソード2.なんと、大胆にも40,000円でニンテンドーDSを購入

ゲーム機

 

そして、その次のお正月以降のことです。

我が家では、おじいちゃん、おばあちゃんからもらったお年玉や、普段おばあちゃんからもらうお小遣いを、一括管理。

母親である私が預かって、タンス貯金にしていました。

 

そして、ときどき、息子がお金が必要なときや、なにか欲しいものがあるときに、そのタンス貯金から出して、買ってあげていたのです。

これまで、本やマンガを買いたいときなどに使ってきました。

 

それで、だいたい1年間のお小遣いをまかなうことができるので、とても助かっていた私。

われながら、「なかなかいい方法だ」と、自負もしていました。

 

ところがある日、そのタンス貯金のお金が「少なくなっているのではないか」と、疑いを持ちはじめたのです。

私には子どもが3人おり、3人分をそこで一緒に管理しています。

ですが、私がズボラで、あまり細かく金額の把握をしていなかったので、あくまで疑いの状態。

 

それから、ときどきですが、私も生活費が手もとにないとき、そのタンス貯金から借りたことがありました。

その際、「銀行から下ろしては返す」というようなことも。

なので、「あれ? 返し忘れたかな?」と思ったりしていたのです。

 

でも、私の記憶にある最大の金額は、約40,000円くらい。

「やっぱりおかしい。ほかの場所にしまったのかな。それとも、私の思い違いかな」

などと、いろいろと考えられることを探していたのです。

 

ところが、それからしばらくして、ふと何気なく息子を見ました。

すると、息子がそのころはやっていた、ニンテンドーDSを使ってゲームをしていたのです。

 

「それ、どうしたの?」と聞いた私。

すると、息子はこう言いました。

「友だちのDくんが買ったから、俺の持っているゲーム機と、何日か交換して遊んでいるんだ」と。

 

「そうなんだ、お友だちのものだから、大事に使いなさいよ」などと、のんきにかまえていた私。

しかし、それから何日経っても、何週間経っても、ニンテンドーDSは息子の部屋にあります。

 

「さすがに、これはおかしい」と思いはじめ、息子を問いただすことに。

はじめは、シラを切ったり、とぼけたりしていた息子。

ですが、私が鬼の形相で問いただしたせいか、最終的には、「ママのタンス貯金のところからとった」と言うではありませんか。

 

タンス貯金の場所は私しか知らないし、主人にだって言っていません。

どうやって、そこにお金があることを知ったのでしょう。

 

おそらく、お金欲しさに私の動きをよく見ていて、だいたいの目星をつけていたのだと思います。

それから、よく考えてみれば、ニンテンドーDSはその当時、ちょうど40,000円くらい。

 

でも、40,000円といえば、働いている私にだって、自由にならないほどの大金です。

くやしいやら、情けないやらで、息子の前で珍しく泣いてしまいました。

 

まとめ

それ以来、そんな大胆なことはしなくなった息子。

ですが、今でもお使いのおつりをごまかして、お小遣いを増やそうとしたり……。

なにやらこそくな手段で、私のお金をちょろまかそうとする感じはまだあります。

 

でも、大きなお金を盗んだりすることは、それ以来なくなりました。

将来、息子を泥棒に、犯罪者にしないためにも、これからは、お金の管理をしっかり行っていこうと思います。