30歳男性。普通の会社員。家はけっこう裕福で、今までわがままに生きてきた。その結果か、今は安月給で、使えない会社員をしている。転職も2回している。趣味はサッカーやフットサルで、女性経験は豊富でコンパもよくしている。
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「金持ち喧嘩せず」を実感したエピソード1.不用品の処分
これは、私の家族の話です。
父は、経済的余裕があり、今は年金暮らしで趣味で株の投資をしています。
ある日、家のあまり開けることない引き出しを開けると、中には新品のケースに入ったバカラのロックグラスが4つありました。
以前、仕事の関係でもらったもののようですが、父は覚えていませんでした。
私は「なんて、もったいないことをしてるんだ」と、思いました。
父としては、「ロックグラスなんて、どんなコップで飲んだって、味なんてかわらない」と、思っています。
家には余るほどコップがあるので、不要だと思っているのです。
そこで、フリマやリサイクルショップで売ろうと思いました。
父に「どこかに売ってもいい?」と、聞きました。
すると父は、しぶしぶOKをしてくれました。
しかし、「ネットで売ったりなんかは絶対するな。トラブルのもとだ」と、注意されました。
ヤフオクや、メルカリなんかは、高い値段がつきやすいです。
リサイクルショップは安く買い取り、販売しないと意味がないですからね。
ヤフオクやメルカリで割れ物を扱う場合は、傷やお金のトラブルが起きることがあります。
それを避けるために、父は私に注意しました。
数百円、数千円くらいを稼ぐために、トラブルを避けるという考えに、共感できる部分はありました。
でも、それでもネットで売ろうかなと思っています。
私の祖父も裕福なゆえに、こんなことがありました。
祖父はもう亡くなっています。
祖父は、材木をたくさん所有していました。
その材木が不要になったのですが、昔は材木が非常に価値ある資源だったようです。
「材木を売ってくれ」という人が、けっこういたそうです。
祖父は、身分もわからない人には、絶対に売ろうとしなかったそうです。
売ることによる、トラブルを避けるためにだったそうです。
そして結局は、ごみ処理場で処分をすることになりました。
私は、目の前の金にくらいついてしまいます。
しかし、時にトラブルをまねき、結局は大金を失うことだってあるのかなと思いました。
「金持ち喧嘩せず」を実感したエピソード2.所有している土地の使いかた
これも、私の父の話です。
父は、土地をいくつか持っているのですが、ほかの人に貸しています。
貸している条件が、あまりにも相手にやさしいものになっています。
相場の半値どころか、4分の1以下の値で貸してるところもあります。
小さなところではありますが、完全無料で貸しているところもあります。
もちろん、固定資産税を払うのは父です。
私は父に「もっと、高い賃借料をもうけるべきだ」と提案しました。
父はまったくする気はありません。
理由としては、今から賃借料をあげるとトラブルのもとになると言われました。
もう一つは、「相手といい関係性がきずけること、ご近所トラブルもなくなる」と、いうことを言われました。
私は、それにはいまいち納得できていないし、もっと賃借料をあげてほしいと思っています。
「金持ち喧嘩せず」を実感したエピソード3.近所の空き地が競争入札に
もう一つ、別件の土地の話あります。
私の家のとなりに、自治体の施設があったのですが、そこがなくなり空き地になっているところがあります。
自治体は売地とし、入札制度で落札した人に売却するという方針を打ち出しました。
私としては、「なんか、お店でもできたら便利なのに」と、考えていました。
しかし、父やご近所の人たちは発想が違いました。
父もある程度裕福だし、ご近所の人も昔から長く住んでいて、経済的に余裕がある人たちばかりです。
そんな人たちの考えとしては、知らない人が家を建てたり、アパートなんかを建てられないようにしたいとのことでした。
もめごとが起きたり、迷惑行為をするような人がいるかもしれないからです。
それを食い止めるために、「なんとかしなければ」というものでした。
話し合い、父がその土地を購入するか、ご近所の人が購入するか、共同で出資して購入するかなんて案も出たようです。
最終的には、ご近所の人が購入し、使うことになりました。
単純な私には出てこない発想でした。
先人の知恵と経験というものは、勉強になるなと思いました。
まとめ
「金持ち喧嘩せず」というのは、たしかにあると思います。
しかし、一代で成りあがり、お金持ちになった人なんかは、いろんな争いをしてきてお金持ちになったのだと思います。
昔からのお金持ちは、今の地位を安定させるためにもトラブルを避けて、お金が必要なモノに投じているのでしょう。