金持ちも楽じゃないよ!社長の妻で大変なこと4つ

考え込んでいる女性

30歳女性。元お茶くみOL、現在は社長の妻。旦那の家業を知らされていなかったため、結婚後に花嫁修業をするはめになる。海外留学で培った思い切りの良さと根性がウリ。趣味はゴルフと射撃。座右の銘は、なんとかなる!

 

 

社長の妻で大変なこと1.24時間、社長の妻として見られる

困っている女性

 

社長の妻と聞いて、どんな女性像を思い浮かべますか?

たとえば、セレブな持ち物をたくさん持っているとか、いつも高いものを食べている。

 

社長の妻なんだから頭もいいはずだとか、いろんな想像をすると思います。

実際、想像だけの社長の妻像というものを押し付けてきたり、またそれとかけ離れていると怒ってくる人さえいます。

 

「おうちではいつも高いお肉を買ってるんでしょ?」

「社長のパートナーなんだからゴルフはもちろんできるでしょ?」

「社長の奥さんだったらさぞかし、いい大学を出てるんでしょ?」

 

代表的なのはこのあたりですが、プライベートもプライバシーもデリカシーも皆無です。

普段の食べ物については、アレコレ言われるのはめんどうなので、遠くのスーパーまでわざわざ買い物に出かけます。

 

ゴルフはどうしてもお付き合いで必要だったので、スクールへみっちりかよいました。

大学に関しては、あまり偏差値の高い学校ではなかったので、留学していた部分を強調してなんとか誤魔化しています。

 

こういう答えにくい質問を笑顔でかわしたり、努力や工夫で社長の妻像にこたえています。

愛する夫のためとはいえ、今までの自分を否定されているようで精神的にはかなり辛いことです。

 

社長の妻で大変なこと2.友だちからもねたまれる

疑問を持っている女性

 

社長の妻という生活に慣れてくると、自然と生活はぜいたくなものになっていきます。

持ち物だって恥ずかしくないものを選びますし、子どもの習いごとも、お月謝を気にせず興味をしめすものなら、なんでもさせてあげられます。

 

しかし、社長の妻としてのメリットをきょうじゅする反面、大切なものも失います。

それは、昔からの友人です。

 

女性、とくに専業主婦は、大黒柱である旦那さんの収入がすべてです。

バッグやアクセサリーなどの持ち物や子どもの習いごと、ママ会などでチョイスする飲食店まで、そのひとつひとつに生活レベルをすかして見てしまうものです。

なんてみにくいと思われるかもしれませんが、これは女性ならよくわかる話でしょう。

 

ある日、学生時代の友人からオススメの美容院を聞かれたのでなんの気なしに教えました。

すると後日「あなたはお金持ちの社長さんと結婚したからいいよね。うちの旦那はふつうのサラリーマンだし、あんな高い美容院には行けない。違う世界に行っちゃったね」という、ねたみからはじまる、さびしいメッセージが届きました。

 

私自身は変わっていないつもりでも、友人から見れば別人になった、というところでしょうか。

彼女のご主人の収入がよくなるか、私の旦那さんの収入が落ち込むかして、お互いの生活レベルが同じにならなければ、心から笑いあえる日はこないと感じました。

 

結局その友人との付き合いはやめてしまいました。

長年の付き合いがなくなってしまったのは、今思い出しても辛いことでした。

 

 

社長の妻で大変なこと3.専業主婦よりはるかにいそがしい

付箋で囲まれた女性

 

社長の妻というと、仕事のことは旦那さんに任せて家でゴロゴロ、きままにランチや買い物に出かけてゆうがに子育て。

と勝手な想像をされることも少なくはありません。

しかし、実際はその真逆です。

 

表向き仕事はしていませんが、社長の妻として、やらなくてはいけないことが山ほどあります。

いただきものの整理やお礼状書き、お世話になっている方の記念日などに合わせて、お祝いの品やお花を手配したり。

イレギュラーな冠婚葬祭にも常に対応できるよう準備しておかなくてはいけません。

 

それに加えて、関連企業の社長婦人の集まりや、ロータリークラブ関連のお手伝い、ゴルフだ、テニスだのアウトドアなお付き合いも多く、休んでいる暇などありません。

いそがしさを苦にして、奥さん同士で悩みを相談しあうということも、旦那さんのメンツを守るために基本的にはしませんので、誰にも言えない、いそがしさというのがとても辛かったです。

 

社長の妻で大変なこと4.跡取りプレッシャーがすごい

添い寝している女性

 

子どもに継がせる考えがなければ、関係ないのかもしれません。

しかし私の場合、跡継ぎを望むプレッシャーがふつうのお宅よりもすごいです。

 

私が結婚したとき、旦那さん側の親族からは

「お嫁さんがきた」ではなく「跡継ぎを生む人がきた」というあつかいでした。

 

妊娠がわかるまでも「跡継ぎが楽しみだ」と毎日言われましたし、妊娠したらしたで、男の子に違いないと大喜びされ複雑な気持ちになりました。

子どもが生まれてからもプレッシャーはおわりません。

 

会社を継いでいくにふさわしい教育を求められますし、なにかあれば「嫁のDNAが悪い」と言われてしまうこともあります。

もちろん大切な跡取りとして可愛がってくれることはありがたいのですが、その前に私たち夫婦の子です。

「自分の将来は自分で選ばせてあげます」と言いたいですが、そうもいかないところがとても辛いところです。

 

まとめ

社長の妻というと聞こえはいいですが、このように辛いと思うことはたくさんあります。

キレイごとなしの内情をかいま見て、どう思われましたか?

 

意外とタフでなければやっていけないハードさがあるので、身近にいたら観察してみてはどうでしょう?

興味深い発見があるかもしれません。