24歳男性。現在某大学の大学院生。
中学生の頃、軽いうつ病を発症していたということもあり、
そういう人たちとは、仲良くできる。
が、たまに失敗し、痛い目を見ることもある。
趣味は、長期休暇を利用した海外旅行と、登山。
見出し
うつ病の友だちをめんどうくさいと思ってしまった理由1.メールが多すぎる
高校生ぐらいのころ、SNSがはやりました。
まわりの友だちがみんなやっていたので、僕もはじめました。
アバターをつくったり、ゲームで遊んだり。
なかには、ブログみたいな感じで日記を更新している友だちもいて、僕もすぐに夢中になりました。
今回の話で出てくるのは、このSNSで知り合った友だちです。
“サークル”という機能があり、同じ趣味をもった、知らない人たちとつながることができました。
この、サークルで、やたらと僕に絡んでくる人がいました。
僕としても、慣れないSNSだったので、ネットでの絡み自体が新鮮で面白く、その人とはかなり仲よくなりました。
プロフィールから、僕と同い年ぐらいの女性ということもわかって、知らない人と文通をしているようなワクワク感がありました。
ずっと、SNS内のメッセージ機能でやり取りをしていたのですが、やり取りが多くなってくると、めんどくさい、結局、向こうの提案で、メールアドレスを交換することになりました。
それからというもの、一時間に10通以上は、メールをしました。
やり取りが楽になって、僕は、かなり舞い上がっていました。
年頃の男女なので、性的な話に向かうことも多く、たまに、そういった画像を交換しあっていたので、僕にとっては、かなり刺激的な経験でした。
しかし、そのようなメールもずっと続くとさすがにあきてきます。
相手と顔も交換して、すべてを知ってしまったという気持ちが、逆に僕を冷めさせました。
しかし、相手からのメールは止まりません。
しかも、メールの返信が遅れたりすると、だんだんと彼女のメールの内容がネガティブになっていくのです。
一度、ネガティブになると、流れは止まりません。
どれだけ励ましてもきかないのです。
「なげきたいのはこっちだよ!」と、言いたいほどにイライラしました。
それでも、メールは止まりません。
一時期、メール恐怖症になったほど、彼女からのメールはめんどくさかったです。
うつ病の友だちをめんどうくさいと思ってしまった理由2.電話が長すぎる
そんな、ネガティブなメールを送りまくる彼女ですが、僕は、彼女の気持ちをしずめる方法を発見しました。
それは、電話です。
メールのやり取りで、交換していました。
向こうが、あるとき、どうにも我慢できなくなったのか、電話をかけてきたのです。
メールではあれほどネガティブな彼女でしたが、電話になると、とても楽しそうで、気持ちもおさまったようです。
僕としても、声が可愛くて、あったことない人と電話でしゃべっている状況に興奮しました。
ときどき、どうしてもメールが煮詰まってしまったときは、電話をかけるようにしました。
最初のうちはかなり効果を発揮しました。
機嫌もなおり、ふつうに話しおわるという流れが続きました。
しかし、そんな電話も続けるにあたって、 少しずつ時間は延びていきました。
最初のころ、楽しかった電話もこのころはまったく楽しくないのです。
しかも、メールと比べると、直接グチを言われ続けられるようなもので、かなり苦しかったです。
自分からかけることが多かったので、電話代もかなりかさみました。
ひどいときは、2時間近く話すこともありました。
精神的にも、金銭的にも彼女からの電話は、僕に悪影響をおよぼしました。
かなりめんどくさかったです。
うつ病の友だちをめんどうくさいと思ってしまった理由3.彼女になりたがる、会いたがる
これは、少しホラーな内容かもしれません。
電話とメールの関係が3ヶ月ほど続いたときでした。
やり取りで、お互いに、同県のとなり同士の街に住んでいることがわかりました。
あれは、ちょうどクリスマスの時期でした。
お互いにひとり身だったということもあり、なぜか、会うことになりました。
写真でしか、見たことない彼女。
電話やメールでのやり取りは散々だったけど、ふつうにあったらいい子なんじゃないか、という期待感もありました。
駅で待ち合わせして、やってきた彼女は、ふつうに可愛い女の子でした。
メールや、電話でのネガティブさが少しもないのです。
その日は、カラオケに行って、ご飯を食べて楽しみました。
カラオケでは、少しじゃれ合いましたが、ネットで知り合った人とのシチュエーションにかなりもえました笑
暗くなってからは、イルミネーションが見える場所で、ベンチに座りながら2人で「寒いね」なんて笑いながら、じゃれ合っていました。
ふつうに「いい子だなー」と思っていました。
結局その日は、彼女が終電ギリギリの電車で帰って行きました。
それからが地獄でした。
会ったらとくに問題はなかったのに、メールや電話がすごかったです。
「付き合おう」とひんぱんに言われました。
普通の告白ではないのです。
ずっと、くるのです。
無視したら、こちらが、嫌な気分になるような言葉をあびせかけています。
一度会ってしまったため、身の危険を感じました。
今までの、自分の行動のおろかさを恥じ、彼女との連絡をすべてシャットアウトしました。
あれから、彼女との連絡は取っておりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
いろいろなタイプがある、うつの中でもこのようなタイプは本当に怖いですね。
ネットだからこそ、顔が見えないからこそ、変な事件に発展してしまうことも少なくないのだと思います。
皆さんも、SNSを利用するときは、十分注意してくださいね。