29歳女性。
親のしいたレールに沿って、今まで生きてきた。
自分で決めたことは常に否定され、好きだった彼氏との交際も反対される。
その後は、親の監視下のもと、屈辱的な気分を味わいながら、婚活を開始。
現在、めでたく結婚し、専業主婦として、穏やかな日々を送っている。
見出し
最悪な状況から復活したエピソード1.彼氏と別れさせられる
私が将来に希望持てず、鬱状態になり、毎日苦しい生活を送っていたのは、3年前の25歳のころ。
私は当時、ある男性とお付き合いをしていました。
その男性は、私の大学時代の友だちに紹介してもらった、一つ年下の男性。
理系男子で、会社は某大手メーカーの子会社に勤めていました。
お給料は多くはなかったものの、安定した会社。
私はそのころ、適齢期を迎え、親から「いつになったら結婚するのだ?」「早く婚活をしろ」と、頻繁に言われていました。
というのも、私は彼氏の存在を親に話していなかったのです。
お付き合いをしている男性を親に言っていなかったのには、理由があります。
私は、大学時代にはじめて彼氏ができて、しばらく内緒で、お付き合いしていました。
先ほどとは、別の男性です。
しばらく内緒で付き合っていたので、デートをしていても、帰りは早く帰らなければならなかったし、もちろん旅行にも行けませんでした。
常に、嘘をついていたのです。
あるとき彼から、「そろそろ親に言って欲しい。親公認の仲になりたい」と言われた私。
私は、思い切って親に彼のことを話すと、「なんでそんな男と付き合うの? なんのメリットがあるの? 白馬の王子様がきちゃったと思ったの?」と言われたのです。
それ以来、私は彼氏ができても、親には言わないように。
話はもとに戻りますが、「結婚しろ」と親にうるさく言われていたので、私は大学時代と同じように、付き合っている男がいることを打ち明けました。
すると親は「学歴」、「会社」、「親の学歴や会社」、「兄妹がなにをしているか」まで、細かく聞いてきたのです。
そして、結果「そんなのと付き合っているなんて最悪だね~。子どもとかつくんないでよー」と、言われてしまいました。
それでも私は、彼が好きだったので、「付き合い続けよう」と思いましたが、親からの圧力に耐えられず、別れることに。
その当時私は、会社でもうまくいかず、友だちがいなかったので、彼氏だけが心のよりどころでした。
甘える場所を失った私は、絶望感から鬱になったのです。
最悪な状況から復活したエピソード2.無理矢理、親に婚活をさせられる
彼氏と別れさせられた私は、親の言うとおり結婚相談所に入会。
結婚相談所では学歴や会社などを選び、エリートの男性を見つけることが可能なので、「そのような男性を狙いなさい」と言われました。
私は、まだ彼のことが忘れられず嫌々でしたが、婚活を開始。
しかし、「いつまでも過去を引きずっていては、私も幸せになれない」と思い、真面目に男性を探そうと思ったのです。
そのとき、私は毎回男性とデートをするごとに、親にその報告をしなければなりません。
そして、私は3か月ほど付き合った男性がいたのですが、男性のほうから別れを告げられました。
その旨も親に報告をしなければならず、このことを親に報告すると、とんでもないことを言われたのです。
「あんたがなんかしたんじゃないの? もっと美人のがよかったのかしら~」と。
婚活をしているときは、結婚相談所に登録していることを周りの人にも言えず、誰にも相談できず、親からの圧力だけをかけられ絶望的でした。
最悪な状況から復活したエピソード3.周りの人に相談しても救われない
私は、このような毎日に耐えられなくなり、友だちに思い切って相談。
「別れた元彼のことも、まだ気になる。けど婚活をしている」と、友だちに相談した私。
すると、「そんな気持ちで、新しい男性と付き合うなんて、どうかしている。付き合う人にも失礼だ」と言われたのです。
「そんなに元彼が忘れられないなら、なぜ親に紹介しようと頑張らないのか? 交際を認めてもらおうと、努力しないのか?」とも言われました。
それができないから悩んでいたのに、そのようなことを言われ、私は友だちにも、なにも相談できない状態に。
ネットの掲示板で同様の相談をしても、私の「努力が足りない」などとコメントされ、悲しくなりました。
最悪な状況から復活したエピソード4.過去にはとらわれず幸せを手にいれる
私は、そんな状況でも親の言ったとおり婚活を続けました。
そして、ある男性と知り合ったのです。
その男性は私より8個も年上でしたが、学歴がよかったので、親も「それならとりあえず、いいんじゃない?」と、公認のお付き合いをはじめました。
彼とはとても気が合い、うまくいったので、次第に過去のことも忘れていくように。
それからは、だんだんと彼と一緒にいることが、楽しくなったのです。
そして一年ほどたってから、そろそろ結婚という話になり、親にも報告。
またしても「その人本当はバツイチなんじゃない? 子どもいないの? やばい奴なんじゃない?」などと、否定的なことを言われました。
しかし、なんとか結婚をすることができたのです。
そして今現在は実家を出て、二人で仲よく暮らして、穏やかな日々を過ごしています。
まとめ
私は会社に入社してから、今まで本当に辛い日々を送りました。
親のしいたレールに沿って生きてきましたが、それでも幸せを手に入れることができ、鬱状態だった日々から、復活できたのです。
今、最悪な状況にある人も、そんな人生のなかで、幸せを見つけ出すことはできるかもしれません。
今はひたすら耐え、そのときを待ってください。