32歳女性。
2年前に不妊治療のため仕事を辞め、現在専業主婦。
体外受精により、昨年第一子を出産し、現在子育て中です。
5年前に一回り以上歳上の旦那と結婚し、それ以来、いまどき珍しい言動をするモラハラ旦那に、悩まされる日々を送っています。
モラハラ夫に復讐をしたエピソード1.不妊治療編
結婚してすぐ、子どもが欲しかったのになかなかできず、不妊治療のために病院通いをしていました。
それでも、5年経っても子どもができなかったことから、体外受精にステップアップすることに。
はじめて旦那の検査もしたところ、原因は旦那にある男性不妊でした。
体外受精をすることになり、私は週に何度も通院し、不妊治療特有の女性には辛い、検査や治療を受けることになったのです。
そしていよいよ、卵子を採取する採卵の日となりました。
採卵は非常に痛いと聞いていたので、精神的にとても不安な気持ちで、当日を迎えた私。
平日の朝の予定だったので、旦那が出勤する前に、一緒に病院に行くことになりました。
朝から非常に不機嫌で、私が病院に向かう準備をしていると、一人で無言でさっさと駅に向かってしまった旦那。
病院に着いたら、自分の処置が終わると、午前半休を取っていたにもかかわらず、私の手術が終わるまで、待ってくれなかったのです。
メールひとつよこさないまま、会社に向かってしまいました。
二人の子どものことなのに、自分一人で頑張っている気持ちになり、手術の痛さもあって、病院で泣いてしまいましたね。
とても孤独な気持ちでした。
帰宅後、「普通は経験しなくてもよい採卵という、辛い手術を迎える私に対して、もう少し思いやりをもって欲しかった」と伝えたところ、旦那はこう言ったのです。
「今日のお前の態度が悪い、気分が悪かった。そもそもお前が、不妊治療なんてしようというのが悪い」と。
一方的に、私を責める言葉を投げつけられました。
旦那は自分が悪いと思っていても、絶対に謝らないタイプ。
さすがに我慢の限界になり、「もう無理! 私が今日どんな思いをしたと思ってんのよ!」と怒鳴って寝室に閉じこもり、大声をあげて号泣してしまいました。
なだめようと近づいてきた旦那に向かって、「私に触らないで! 絶対に許さない」と絶叫。
普段めったに泣いたり、大声をあげたりしない私のそんな姿を見て、さすがに旦那もことの重大さに気づいたようで……。
「悪かった、許してほしい」と、私と付き合ってからはじめて、素直に謝ってきました。
「5年に一回くらいは、過剰にキレたところを見せて、旦那に反省を促すのも効果的だな」と思ったことは、胸のうちに秘めておこうと思います。
モラハラ夫に復讐をしたエピソード2.習いごと編
不妊治療が長引き、通院のためたびたび遅刻したり、休みをいただいたりと、働きながら通院することが難しくなってきました。
そのため、私は仕事を辞めることにしたのです。
働くことが大好きだったので、仕事を辞めるということは、苦渋の決断でした。
しかし、子どもがどうしても欲しかったので、夫婦で話し合ってしばらくの間は、私が働くのを我慢をすることに決めたのです。
不妊治療の精神的な苦痛、毎日妊娠するか、不安な気持ちがつのる毎日。
さらに平日帰宅する旦那は機嫌が悪く、不機嫌な顔で帰宅し、ひどいときには話しかけても無視されます。
友人も働いている人や、子育てに忙しい人が多かったので、なかなか遊ぶこともできず、毎日気分は鬱々としてしまっていました。
「これではいけない。なにか習いごとでもしてみようか」
このように思い、「不妊治療にも効果があると言われている、ヨガに通おう」と、近所の公民館でやっているスクールに申し込もうと考えたのです。
そのことを旦那に相談すると、「専業主婦のくせに、俺の金を食いつぶす気か」と言われました。
私が今まで働いてきた、貯金を使うにもかかわらずです。
自分は平日1000円くらいするランチを毎日食べているのに、私の月3,000円の習いごとは許してもらえませんでした。
「子どもは絶対にほしい」といいながら、不妊治療のお金を一切払ってはくれなかった夫。
それだけでなく、不妊治療にも積極的に協力してくれないのです。
そのようなことも相まって、「それくらいの私の息抜きも、許してはもらえないのか」と、怒りは頂点に。
その日から置き手紙のみを残して、実家に帰り、しばらく帰宅しませんでした。
家事がまったくできない旦那はよほど困ったのか、3日ほど経ったころメールで、「帰ってきてほしい」と連絡が。
謝りこそしませんでしたが、ヨガに通うことは許可してもらいました。
モラハラ夫に復讐をしたエピソード3.初節句編
前々から、子どもの初節句に両家を呼んで、初節句のお祝いをしようと話していた私。
いざお金の話になったときに、夫が「生活費のなかで、どうにかやりくりしろ」と言ってきました。
しかし、毎月ギリギリの生活費しかもらっていません。
「どんなにやりくりしても、6人分の食事をまかなうためのお金を捻出することはできない」と話をしました。
すると、夫はこう言ったのです。
「家計をやりくりできないお前が悪いんだから、初節句などやらなくてもよい」と。
すでに実母には初節句の話をしてしまっていたので、「お金がなくて、初節句ができない」と正直に話した私。
そしたら、「お金を出してあげるから、初節句くらいやってあげなさい」と言ってくれました。
「初節句を両親の家でやってくれることになった」と旦那に伝えたところ、それを聞くなり夫が激怒。
「両親に迷惑をかけるわけにはいかない。両親にお金がないなど恥ずかしいことを言うな」と。
両親に迷惑をかけるのがよほど嫌だったのか、「自分がお金を出すから、初節句を両家を呼んでやろう」と言ったのです。
外面のいい旦那はバツが悪かったようで……。
そのときから、両家がかかわるような子どものイベントには、こちらから言わないでも、お金をくれるようになりました。
まとめ
モラハラ旦那は、自分がモラハラをしている自覚がまったくありません。
自分がどんなにひどいことを言っているのかを自覚させると、案外態度を軟化させてくれることもあります。
離婚しないためには、上手に付き合っていくしかありません。