33歳女性。
外資系電子部品メーカーに勤務中です。
新卒で入社した会社で、上手くいかず、仕事を辞めてしまいます。
その後、何気なく登録した派遣会社からの紹介で、派遣社員として10年勤務。
これまで、3社の就職経験あり。
趣味は、パンづくりと英会話です。
少ない給与を貯金して、海外旅行をするのが大好きです。
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30代独身女の私がずっと派遣でいる理由1.正社員として、いい就職先がなく、現状にそこそこ満足しているため
友人で、正社員として働いている人と話をするたびに、「できるだけ早めに、正社員として働きたい」と思う気持ちもあります。
しかし、実際に求人誌などで見てみると、条件が不十分だったり、年齢制限があったり……など。
「ここがいい」と、思うところが、なかなか見つかりません。
そして、実際に就職活動をして、上手くいかなったときのことを考えると、現状の仕事に、それほど不満があるわけでもないのです。
なので、「このままで、いいかなぁ」という思いで、ここまできました。
条件的には、派遣社員は、正社員の人比べると、デメリットもあります。
「ボーナスがない」、「出世や移動などの、自由がない」、「会社の福利厚生が受けられない」など。
このように、挙げればきりがありません。
しかし、それでも「悪いところの正社員よりは、いいところの派遣社員のほうがいい」と、私は思っています。
派遣社員のいいところといえば、面倒なお付き合いなどが少ないところ。
「私は派遣だから」という感じで、ドライに断ることができます。
そして、自分の時間なども、その分多くなるので、趣味や資格取得などに、使うことができるのです。
「仕事より、プライベートを重視したい」
そう思っている私には、派遣社員のほうが向いていると思います。
30代独身女の私がずっと派遣でいる理由2.タイミングを逃した
私の場合、「自ら望んで、派遣社員でいた」というより、「気がついたら、派遣社員でいた」といったほうが、正しいです。
20代のころは、「正社員になりたい」という気持ちも、強かったのですが……。
30代に入ると、このように思いはじめたのです。
「今無理に就職活動をしても、いいところが見つからない。それなら派遣社員のほうがいい」と。
それに、30代で正社員の就職活動が過酷なことは、友人から聞いて、よく知っていた私。
「その話を聞いて、その困難に立ち向かう勇気もなく、ここまできてしまった」というのが、本当のところです。
会社の求人などで、「年齢不問」などと書いてあっても、引け目があり、悪いほうに考えてしまいます。
「やはり、『女性事務員』というと、わざわざ30代の人を取るよりは、若くて柔軟性のある、20代の人のほうをとるのではないか」と。
そんなわけで、決して積極的に選んだわけではなく、「気がつくと、30代まできてしまった」というわけです。
30代独身女の私がずっと派遣でいる理由3.趣味やプライベートを重視できる
先ほど少し触れましたように、趣味やプライベートの時間をしっかりと取れるのが、派遣社員のいいところです。
正社員の人のように、無駄な気遣いやお付き合いはないので、自分の時間を有効に使うことができます。
飲み会や会社の親睦会的なものには、一応、気を使って誘ってはもらえる私。
ですが、契約社員なので、簡単に断ることができます。
もちろん、行きたければ、行くこともできますが、ある程度向こうも、派遣社員と正社員で、敷居をつくっている状態です。
なので、無駄な気遣いはそれほどせず、断っています。
そのおかげで、取りたかった資格なども取得できて、プライベートは大変充実。
「派遣社員だから」といっても、それほど悪いことばかりではありません。
30代独身女の私がずっと派遣でいる理由4.一人暮らしに合った待遇
派遣社員というと、「ボーナスがないので、待遇が悪い」と、思われがちですが、そうともいえません。
たしかに時給制なので、それほど高収入ではありませんね。
しかし、アルバイトやパートに比べれば、随分時給がよく、1ヶ月で正社員の人と同じぐらい、あるいはそれ以上の収入になります。
もちろん、年収で考えるとボーナスがない分、額は少なくなりますが、1ヶ月の手取りは悪くはありません。
たとえば私の場合は、一人暮らしをしているので、毎月の給与が多いのは、とても助かります。
ボーナスで上乗せしてもらえるよりも、「日々の生活費として、充足されていたほうがありがたい」というのが本音です。
そのため、派遣社員は、一人暮らしの人には、意外と都合のいい給与形態だといえます。
また、待遇面にしても、社会保険、健康保険、雇用保険などには、すべてに加入可能。
社員の人の待遇面と比べても、それほど遜色はありません。
また、私が登録している派遣会社は、大手の派遣会社なので、比較的、それ以外のメリットも多いです。
たとえば、派遣会社で提携しているお店やサービスの割引があったり、英会話や資格のための学校などに、割引料金で通うこともできます。
30代独身女の私がずっと派遣でいる理由5.「結婚するから、派遣でもいいか」と思って、気がつくと30代
もともと、結婚願望が強かった私。
なので、「すぐに結婚して辞めるなら、正社員として就職しなくてもいいや」という思いがありました。
それが20代を終え、30代になったころから、少し雲行きが怪しくなり……。
今では、「もし結婚できなければ、就職したほうがいいのかな」と、思うように。
今も「結婚したら、仕事はやめたい」と思うものの、30代になってからは、やはり不安が募りますね。
まとめ
30代で、派遣社員の人のなかには、「積極的に派遣社員を選んでいる人」と「気が付いたら派遣社員で、ここまできた」という方がいると思います。
私は明らかに後者なのですが、それでも、派遣社員として働くことは、悪いことばかりではありません。
今のところ、職場に不満もなく、待遇や派遣会社にも満足しています。