シングルマザーの私が看護学校に通おうと決意した理由4つ、その後辛かったこと3つ

女子大学生

25歳女性。

現在、看護師として働いています。

 

青春時代はとてもやんちゃであったが、見事、看護学校入試に合格。

しかし、看護学生時代に19歳で結婚、妊娠、出産を経験する。

その後すぐに離婚へ。

 

看護学校は休学し、シングルマザーで看護学校復学を決意したのです。

 

 

看護学校に通おうと決意した理由

看護学校に通おうと決意した理由1.将来への不安

悩む女性

 

私は、高校は進学校を卒業しており、英検や漢検などは受けたことがあります。

ですが、社会で使えるような資格を持っていませんでした。

 

普通科の勉強しか、したことがない私には、専門的な知識もありません。

「もし看護学校を中退したとすれば、これからどうしよう」という、不安しかありませんでした。

 

これから、どのような職につき、子どもを養っていくか、考えた私。

しかし、やはり求人に出ているものは、看護師や医師など、医療スタッフが圧倒的に多かったです。

 

また、看護師は比較的給料がいいほうであるため、金銭面のことも考えて、復学することにしました。

 

看護学校に通おうと決意した理由2.若いママとバカにされたくない

悔しがる女性

 

私は若いうちに出産しているため、まわりの人々から、こう思われることが多いです。

「やっぱり若いママだから、ろくな仕事についていない」「頑張ったことなさそう」と。

私は、「『そのような親に育てられた子どもは、ろくな子に育たない』と思われると、子どもが可哀想」と思いました。

 

最近は、若いママが虐待をしたりと、悪いニュースが目立ちます。

私は、若いママの印象を覆したかったのです。

 

若く出産してしまったがために、子どもに迷惑をかけたくなかったので、復学することに決めました。

 

看護学校に通おうと決意した理由3.親の期待を裏切りたくなかった

両親

 

両親は、私が生まれてから、看護学校に入学するまでの様子をずっと見てきて、「この子はダメな子だ」と、思ったに違いありません。

「見た目も派手で、ほぼ家に帰らない」、いわゆるヤンキーのような青春時代を過ごしていた私。

そのため、両親を何度泣かせたことか。

 

しかし、勉強だけはしっかりとしてきたため、看護学校に入学することができました。

もう一度、両親に期待してもらうことができましたが、そこで妊娠が発覚したのです。

また、裏切ることとなってしまいました。

 

「見捨てられてもおかしくないような私に、もう一度期待してくれた。そんな両親をこれ以上悲しませたくない。期待に応えたい」

そういう思いがあり、復学することにしたのです。

 

看護学校に通おうと決意した理由4.幼いこらからの夢だった

入院

 

私の祖父は、50代で亡くなっています。

亡くなる直前、モニターを装着し、人工呼吸器を使用していました。

 

そのときの祖父は、全介助が必要な状態。

そんな祖父の全身状態を見て、私は小学生ながらに、疑問に思いました。

「なぜ、目の色が普通の人と違うのか」、「これらの機械は、なぜ付いているのか」、「なぜ、祖父はこのような状態になったのか」と。

 

それをきっかけに、私は「看護師を目指そう」と決めたのです。

今となっては、私が看護師となることは、祖父が与えてくれた夢だと思えます。

 

そんな夢を「絶対に叶えたい」という、思いが強かった私。

また、生まれてきた子どもは祖父に似ており、血液型も同じ、性格も几帳面で、とにかく似ています。

 

「子どもを抱えながら、看護学校に通うことは、祖父が与えてくれた試練なのかもしれない」

そう思い、「ここで諦めてはならない」と強く思いましたし、復学すると決めたのです。

 

 

看護学校に通っていて、つらかったこと

看護学校に通っていて、つらかったこと1.子どもと遊ぶ時間をつくれない

勉強

 

「学生って楽でいいよね」と思う人もいるでしょうが、看護学生は決して楽ではありません。

毎日の実習に、帰宅後は毎日徹夜といっても、過言ではないほどの勉強量。

子どもとの時間は、帰宅してからの夕食の時間のみでした。

 

いつも一緒の空間にいましたが、勉強するか子どもと遊ぶか、どちらかに集中しなければなりません。

私なりにいろいろ考え、復学したつもりでした。

しかし、「本当に復学して良かったのか」と、不安になることが何度もありましたね。

 

卒業するとき、記録物を全部整理してみると、ものすごい量あり、達成感がありました。

また、子どもに対して「今まで我慢してくれてありがとう」、両親には「今まで心配ばかりかけてごめんね」という気持ちで、いっぱいになりましたね。

 

看護学校に通っていて、つらかったこと2.友だちとの勉強会に安易に参加できない

子どもを心配する母親

 

実習の記録物や国家試験の勉強など、同じクラスの友だちと集まり、勉強することがありました。

しかし、だいたいそれは学校が終わってからか、土日だけ。

 

勉強だけならまだしも、グループ活動の一環として集まらなければならないこともあります。

このようなとき、「参加しない」ということは、「グループ活動に協力しない」ということになってしまいますよね。

 

私には、参加したい気持ちはありました。

ですが、グループの仲間には「申し訳ない」と思いながらも、本当に行くことができなかったのです。

 

その分、できる限りのことを学校にいる時間内に、できるように努力しました。

 

看護学校に通っていて、つらかったこと3.両親の協力が不可欠

頑張る女性

 

「シングルマザーで、帰宅後も勉強」ということは、どうしても両親の協力がないと、とても看護学校に通うことはできません。

毎日の家事、子どものお世話、金銭面でも、両親には迷惑をかけ続けました。

 

「子育ても、なにもかもすべて放り投げ、毎日勉強ばかり、なにをしているのか」と、何度も自問する毎日。

しかし、やはり「両親の期待に応えたい」という思いが強く、「頑張ろう」と思いました。

ですが、その期待すらも、プレッシャーに感じてしまいます。

 

しかし、守るべきものがあれば、不思議と「辞めたい」という思いは芽生えてきませんでした。

両親の協力がなければ今ごろ、私は看護師になれていなかったと思います。

 

まとめ

このように私は、シングルマザーで看護学校への復学を決意しました。

そのかわり、復学後はつらいことも、たくさんありましたね。

 

しかし、やはり夢であった看護師になることができたので、後悔はしていません。

それに、看護師になれたからこそ、親にも恩返しができるようになりました。

 

後悔のない選択ができるよう、私の経験を参考にしていただければ嬉しいです。