51歳バツイチ主婦。
現在の夫は初婚で、年齢差18歳。
バブル期に、出会い系パーティーで知り合った前夫と結婚するも、たったの半年で、成田離婚状態に。
一年後に、性格の不一致で、正式に離婚しました。
その後、数々の恋愛をするが、一人っ子長女で、両親の介護がはじまり、今の夫と出会う。
現在は、夫婦水入らずの穏やかな生活を送ることができています。
見出し
離婚をして辛かったこと
離婚をして辛かったこと1.彼がマザコンだった
私が前夫とはじめての出会ったのは、まさに世のなかがバブル絶頂期のころ。
そのころのバブリーな出会いパーティーで、カップルになったのが馴れ初めでした。
彼を好きになった理由は、音楽の趣味があったこと。
そしてなによりも、彼の年収に惹かれたことです。
しかし、そもそも、その理由が失敗のはじまり。
彼は、超マザコンだったのです。
お金持ちということは、つまり、お坊ちゃま育ちであるということ。
なんでも、お母さんの言いなりになる人だったのです。
恋愛はじめの3か月間は、ルンルン気分で「辛い」と思わなかった私。
しかし、2人で決める挙式の相談から、実家の行ききまで、すべて彼の母親に伺いをたてる必要がありました。
そのうえ、私たちの行動に、義母が付きまとってくるのです。
今思うと、それがストレスになっており、辛かったですね。
離婚をして辛かったこと2.義母に気をつかわなければならない
いよいよ挙式の段階にはいると、ウェディングドレスと着物の打ち描けの下見をすることに。
もちろん、義母も一緒。
そして、今でも思い出すのですが、私がイマイチ好みでない柄の着物が、義母によって選ばれたのです。
当時は「義母のいいなりにしなければ、前夫にも嫌われる」と思ったので、その日の打ち合わせは終了しました。
そして後日、私の両親と一緒に、再度下見をすることに。
自分の両親が一緒ということもあり、その日は前回の下見よりも、リラックスしました。
そして私の好きな柄の着物を両親に選んでもらい、義母の選んだ着物を取りやめることにしたのです。
「優しい両親と、別れなければならない」という辛さが、こみあげてきた私。
しかし、このころから、結婚することそのものが、楽しみから辛いことへと変わっていくのです。
離婚をして辛かったこと3.住まいが実家に近い
複雑な気分で挙式を終え、その後、夫との新婚生活がはじまりました。
夫の実家はすぐ近くにあり、いわゆる「スープの冷めない距離」というほど、近くの場所にあるマンションに住みはじめた私たち。
はじめは、新婚気分を多少満喫しました。
そのなかで一番辛かったのは、当時新居のマンションは一階にあったことです。
それにより、義母がでかけるときは、常にそのマンションリビングルームの窓から見えてしまいます。
今までの経緯から、私は義母のことを嫌っていると思われるかもしれませんが、実は義母のことは嫌いではなかったのです。
義母は、とても面倒見がよい人でした。
ただ、いつも窮屈で、二人っきりの生活を感じられなかったのは事実。
その面倒見の良さを、おせっかいに感じてしまったのかもしれません。
なので、義母の目という意識が常に頭にあり、ストレスを次第に感じはじめ、しまいには辛さの原因になっていました。
離婚をして辛かったこと4.一方的な離婚へと発展
新婚生活半年目、ケンカもあった新婚旅行の帰りに、疲れ果てて寝込んでしまいました。
そして、それから離婚の原因となる、義母の過干渉がはじまります。
今まで義母の悪口を言ったこともなかった私の一言で、一方的な離婚へと発展したのです。
前夫は優しさのつもりで、義母に私の面倒を見てもらうと言いました。
しかし、私が「放っておいてほしい」と言ったのが、気に入らなかったようです。
そしてそれ以来、私のことを他人扱いするようになり、無視と乱暴な言葉使いがはじました。
この離婚へ進む、生活環境そのものが、まさに一番辛かったといえるでしょう。
離婚をして辛かったこと5.両親に迷惑をかける
成田離婚のようなスピードで、離婚へ進める話し合いがはじまりました。
離婚をする際に、一番つらかったのが、このときです。
両親が離婚の話し合いに、前夫の実家を訪れたときは、とても辛い思いをしました。
夫よりも、義母と義父が私の両親に、たくさんの嫌みを言ってきたからです。
今でも思い出すと辛いのは、やはり、自分を大切にしてくれた両親までに、迷惑をかけてしまったこと。
そのことが、最大に辛かったことと言えるでしょう。
「自分の気持ちの辛さよりも、自分を愛してくれた両親、そして仲の良かった友人にまで、嫌な思いをさせてしまう」
離婚の辛さというのは、そのことに尽きるのではないでしょうか。
一人っ子長女で、両親に大切に育てられた私は、よりいっそう離婚の辛さを噛みしめました。
離婚をして嬉しかったこと
離婚をして嬉しかったこと1.いろいろな恋愛経験ができた
それでも離婚して嬉しかったと思えることは、そのあと、いろいろな恋愛経験ができたことです。
「辛いときのあとには楽しさがやってくる」と、歌の歌詞にもあるように、その後はたくさんの恋愛を経験。
その恋愛のなかでも、辛いことはありました。
ですが、離婚のすさまじい辛さよりは、マシなような気がしましたね。
そんな「人間的な幅ができた」と感じることができたので、「離婚をして、結果的には良かった」と思えるのです。
離婚をして嬉しかったこと2.モテた
昔は、「離婚するとバツがつく」といわれ、いいイメージを持たれませんでしたが、なぜか離婚してからモテるように。
それも嬉しかったことです。
人生にはモテ期があるといわれますが、このころが一番モテたような気がします。
そして、いい恋愛ができたのも、このころでした。
離婚をして嬉しかったこと3.現在の夫と出会えた
離婚して、なにより嬉しかったのは、現在の夫と出会えたこと。
そして、現在の夫が離婚した私を受け入れてくれたことです。
一人っ子長女の私は、両親の介護もありました。
今は亡き両親を、結婚生活を続けながら介護できたのは、今の夫のおかげです。
まとめ
離婚して嬉しかったというのも、ちょっとおかしな話ですよね。
しかし、両親を最後まで看取ることが、不自由なくできたこと。
これは、「離婚をしなければ、絶対にできなかった」と言えます。
なぜなら、前夫は長男でした。
なので、義父母の介護と私の両親の介護を同時進行で行うのは、今思うと、到底無理だったからです。
離婚によって、一時自分に自信を失くし、さまざまなダメージを受けました。
ですが、「それでも生きてく」という、精神的強さが生まれるのが、離婚というものでしょう。