シングルマザーの私が貧困で苦しんだエピソード6つ

33歳会社員。現在、10歳の娘とふたり暮らしのシングルマザー。
娘が3歳のときに離婚し、それ以降は実家の近くで娘とふたり暮らしをしている。
養育費はもらえず、すべて自身の収入でまかなっているため、常にお金がなく貧乏な生活を送っている。

 

 

貧困で苦しんだエピソード1.保育園にお金がかかる

家計

 

私は、娘が3歳のときに離婚し、シングルマザーになりました。

それまで住んでいた場所を離れ、新たな土地でシングルマザーとして、働きながら子どもを育てることにしました。

それには、まず子どもを保育園にあずけなければ働けません。

保育園への入園、それがまず大変でした。

 

ほとんど、お金をもらわず成立した離婚。

当時の私は、引越し代だけでスッカラカンでした。

 

保育園には道具袋、お昼寝の布団、帽子、スモッグなど、こまごました物が必要になります。

すべて、一気にそろえようとすると、かなりの金額になります。

 

私の場合はシングルマザーなので、入園の優遇はしてもらえました。

しかし、近隣の保育園はすべて定員超過で、かなり遠方の保育園になりました。

 

そのため、自転車で通園するしかなく、子ども乗せ自転車を購入する必要がありました。

そういった、もろもろ合わせて5万円以上の出費になったでしょうか。

 

まだ働きはじめていない状態で、これはとても辛かったです。

 

貧困で苦しんだエピソード2.貯金ができない

お金

 

なんとか、子どもを保育園に入れて、働きはじめました。

ほそぼそとした暮らしが、軌道に乗りはじめていました。

 

しかし、日々の暮らしで精一杯のため、いっこうに貯金は増えません。

もちろん、節約しながら暮らしてはいました。

 

ただ、会社員として働いている以上、最低限のお付き合いというものがあります。

お世話になったかたの送別会や、寿退社するかたへの贈り物。

 

そういったことで、数か月に一度、予定しない出費があります。

「出さない」という、選択はありません。

 

額としては多額ではないですが、そのたび、休日に子どもと遊びに行くことができなくなるのが辛かったです。

 

貧困で苦しんだエピソード3.地域によって助成が違う

助成

 

当たり前ですが、保育園にかようということは、保育料がかかります。

認可保育園にかよっていましたが、それでもお金はかかります。

 

シングルマザーには、児童扶養手当という助成金が支給されます。

しかし、私の場合、ほぼ全額保育園の代金で消えてしまいました。

 

これは、住んでいる地域によると思います。

私の地域は低収入、シングルマザーであっても、保育料が徴収される地域に住んでいました。

 

場所によっては、保育園料がかからない地域もあると、調べてわかりました。

さまざまな事情はあると思いますが、助成の内容も調べてから、住む場所を決めたほうが良かったと後悔しました。

 

 

貧困で苦しんだエピソード4.住んでいる地域

地域

 

4つめは、住んでいる家についてです。

本当にお金がなかったので、娘とふたりで、2DKの築30年以上の木造アパートに住んでいました。

 

当然、娘の部屋はなく、狭い部屋にふたりで布団を敷いて寝ていました。

当時、私はおわらない仕事を家に持ち帰っていました。

 

ふすま1枚へだてて寝ている子どもは、落ち着いて寝れなかったんじゃないかと思います。

地域のなかでも、安価な賃貸物件が集まる地域に暮らしていたので、まわりの環境も良くはありませんでした。

 

上の階には、金髪のカップルが住んでおり、週末になると改造したバイクが、集まっていました。

どんちゃん騒ぎが聞こえます。

 

そして、古い家屋の立ち並ぶ地域なので、道幅も狭く消防車がとおれず、警戒地域でもありました。

近くに水路があったせいで、大雨が降ると水路がしょっちゅう氾濫していました。

 

子どもにとっては、良い環境ではなく、近所に公園もなければ友だちもいません。

「引越したい」となんども思いましたが、満足に貯金もできない生活だったので、引越しなど夢のまた夢でした。

 

貧困で苦しんだエピソード5.養育費

養育費

 

離婚でシングルマザーになった場合、養育費が支払われていれば、貧困は多少緩和されます。

ですが、離婚した夫婦のうち、取決めどおりに養育費が支払われるのは、まれだそうです。

 

私の場合も、元夫からの養育費は最初の3か月だけで、それ以降はとだえました。

公正証書で取り決めを行って離婚した場合は、養育費を強制執行することができます。

 

私も、養育費に関する公正証書は取り交わし手元にあります。

ですが、強制執行するにあたり、どれだけの手続きが必要か。

 

養育費が支払われず、本人とも連絡が取れなくなったときに私も調べました。

結果、私はその手続きを断念せざるをえませんでした。

 

強制執行するには、相手の職場と口座情報が必要です。

元夫は、職場も住所もかえて音信不通になっていました。

 

調べるためには、民間の調査会社に頼むしかないとのこと。

もちろんそんなお金はありません。

 

離婚後、お金に関して一番頭を抱えたのは、この養育費に関してです。

 

貧困で苦しんだエピソード6.小学校

小学校

 

子どもも成長し、めでたく小学生になりました。

覚悟はしていたのですが、小学生にあがるにあたっては、かなりお金がかかりました。

 

まず、高いのがランドセル。

強制ではないですが、それなりの服も卒園式と入学式に着せてあげる必要があります。

 

加えて、教科書に教材、体操服、机の引き出しなど、なにからなにまで。

総額で、10万円はかかりました。

 

これには、なんの助成もありません。

 

まとめ

シングルマザーで、貧困に困った場面というのは、やはり子どもに関する、節目でのお金の支出が一番大きかったです。

また、養育費の未払いや、助成が充分でないことも理由としてあると思います。

 

シングルマザーは、日々の暮らしで精一杯かとは思います。

とくに、小学校への入学はとてもお金がかかるため、それを見こして貯金しておくことが大切です。