35歳、女性、専業主婦。子ども2人を育てる母親。メンタルに不調を抱えて通院中です。夫は若くして癌になり、今は治ってはいるものの、それが原因の部分もあってか昇給することもなく、お給料は安いままで30代半ばに差しかかっています。私は、それを支えるために内職をしながら、たまに元彼のことを思い出しては、「彼と結婚しておいたほうが、良かったかな」と後悔している気持ちがあります。
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過去を後悔している理由1.周りに良い顔をしすぎてきたこと
私は、周りの人に対して「いい子でいたい」という思いが強い子でした。
いつも、親や先生の期待に、こたえようとしてきました。
「いい子でいなくちゃ」という気持ちから、ルールを守り、言われるとおりにするのが正しいと信じていました。
常に自分を追い込み、努力をしていました。
とくに勉強は、周りからのプレッシャーを感じていて、「乗り越えないと先がない」という気持ちになっていました。
テストで、良い点数をとれることが、私にとっての自己表現でした。
また、友だちに対しても言いなりになっていて、小さいときからNOと言えない子でした。
自分が我慢すれば良いと思って合わせました。
「トイレに一緒に来てほしい」とか、鬼ごっこでは鬼役を引き受けていました。
そんな風に、周りに良く思われたいという気持ちが強く育ってきた私。
自分に、自信を持つことなく成長してしまいました。
顔色をうかがうというところも消えませんでした。
そのため、20歳ごろからは精神的に体調を崩し、今にいたるまでずっとメンタルクリニックへ通院しています。
もっと、子どものころにのびのびと自由にしていたら、精神的に安定できていたかなと思うのです。
不安障害、うつ病などになった理由が、自分の過去にあると感じて後悔しています。
過去を後悔している理由2.夫に癌のための備えをさせれば良かったこと
結婚をすると、保険をどうするか考える機会があるかと思います。
わが家でも、夫と話し合いをして、どの医療保険にするか悩みました。
医療保険に、がん保険を付けるべきか考えもしました。
今思えば、そのときにがん保険に加入しておけば良かったのです。
夫は「健康だからいい」、「うちはがん家系ではないから」と、結局未加入のままでした。
しかし、結果的にその2年後に、胃がんになり入院治療をすることになってしまいました。
もし、がん保険に入っていたら、がんと診断された時点でまとまったお金がもらえる予定でした。
通院時にも、お金がもらえたはずなので、費用的な負担が軽減されただろうと思います。
住宅ローンを組んだ際にも、癌になればローンが全額免除されるという保険がありました。
月々の金額が少し高くなるので、「いらないよね」という話になりました。
もし、そのときに加入していれば、今のように治療中でも、全額免除になるはずでした。
現在の生活のなかで、住宅ローンぶんの7万円が浮いていたと思うと、すごく後悔しています。
ゆとりのある生活が、羨ましいです。
過去を後悔している理由3.伯父と関わってこなかったこと
母親の兄である伯父は、癌で亡くなったのですが、生涯独身でひとりで暮らしていました。
伯父は、3歳のころに母親を亡くしていて、私の母とは異母兄妹でした。
血のつながりがない祖母と伯父は、祖父が亡くなってからも、ふたり暮らしをしていました。
しかし、最初から馬が合わなかったふたりは、よく喧嘩をしていました。
小さいころに、その場面を見てしまい、「伯父は怖い人」というイメージがついていました。
なので、どちらかというと嫌悪感を抱えていたのです。
伯父のほうは、私と弟に「誰か、うちの養子になってくれ」と、いうのが口癖でした。
冗談で言っていたのですが、半分は本気のようでした。
亡くなる5~6年前、癌と診断され、手術も受けていたのですが、元気そうにしていました。
ですので、病状などはくわしく聞かずに、「大丈夫なんだろう」と思っていました。
自分のほうから、会いに行くこともありませんでした。
実際に距離もありましたし、足を運ぶことがおっくうに感じていました。
しかし、私に子どもができてから、伯父から娘に会いに来てくれて、すごくかわいがってくれるのです。
余命があと半年とわかり、支えたいと思いましたが、小さい子どもを抱えていて結局は叶いませんでした。
半年で会えたのは、2回だけです。
お葬式のときには、今までのことが思い出されて、涙が止まりませんでした。
過去を後悔している理由4.薄毛だという理由で別れたこと
私が、はじめてお付き合いをした彼は、有名な私立大学で出会いしっかりとした人でした。
勉強熱心、お笑いのセンスもあるという彼で、ルックスも悪くありませんでした。
そんな彼に、自分からアプローチをして、結ばれたときには幸せを感じました。
しかし、お付き合いをしてから数年後、20歳すぎという年齢で、彼は薄毛になってしまったのです。
いわゆる、若はげというものなのですが、徐々に進行していくのを見るのが怖くて、仕方ありませんでした。
当時は、私も若かったですし、相手の見た目にもこだわっていました。
4年ほどお付き合いをしたのですが、別れてしまいました。
彼は、大学卒業後に大学院へ進学して、大手企業に就職をして、技術職として働いているようです。
ある日、ネットで彼の名前を検索したときに、彼が会社の人と共同で執筆した論文が出てきました。
今でも、しっかりと働いているようでした。
夫と比べると、トータル的に彼のほうが良い男でした。
髪の毛以外の見た目、収入、性格は彼の勝ちでした。
別れてからは、会っていませんが、彼と別れたことを後悔しています。
まとめ
過去を振り返ると、後悔することが山ほどあります。
それでも、前を向いてしか生きていけないのが人間です。
後悔している気持ちはありつつも、進んでいくしかないのかなと思っています。