忙しい彼氏と別れに至ったエピソード5編

失恋した女性

30歳女性、商社にOLとして勤務。

仕事で忙しい男性は輝いて見える一方で、私のように彼氏とは常に一緒に過ごしたい女には不向きであると、経験上痛感している。

趣味はショッピングと映画鑑賞。最近スノーボードをはじめました。

 

 

忙しい彼氏と別れに至ったエピソード1.出会ったときから忙しい彼

飲み会に参加する男女

 

社会人になってつき合ったA君は、私より5つ年上で大人っぽい印象の男性でした。

A君との出会いは、会社の先輩から誘われて参加した合コン。

合コン相手は総合商社勤務の営業部隊の人たちで、A君もそのなかのひとりでした。

 

A君は合コン開始時間から少しだけ遅れて登場。

話を聞くと仕事の得意先がらみで、どうしても時間どおりに終わることができなかったとのことでした。

 

そして合コンに到着したA君は「仕事でどうしても抜けられなくて、すみません」と謝罪して、私の真向いの席に。

遅れたお詫びにとビールを頼むやいなや、いきなり一気飲みして、場を盛りあげていました。

 

A君と席が近かったこともあり、自然とA君と会話をする場面が多かったです。

さすが営業マンということで、周囲の人のコップの飲みものがなくなる手前で「次なに飲む?」と言ってくれたり、食事を取り分けてくれるなど、かなり気を使ってくれる彼。

今まで私は飲み会で「女が気をつかうもの」と思っていたので、A君の対応を見ていると居心地の良さを感じてきました。

 

そして話を聞いていると仕事は朝早くから夜遅くまであり、飲み会なども多く休日も得意先がらみで、プライベートの時間がなさそうな印象。

私は「この人とつき合うと会う時間少なそうだな」と思いつつも、仕事を頑張る姿が「カッコいい!」と思ったのです。

それからは、どんどんA君が気になり、合コン最後には連絡先を交換しました。

 

忙しい彼氏と別れに至ったエピソード2.初デートの連絡が遅すぎる

心配になる女性

 

合コンを終えて帰路に帰っているときに、A君から連絡が入りました。

内容は「今日は遅れて参加してしまってごめんね。今度良かったらデートしませんか?」というもの。

私は嬉しくなって「もちろんです! いつがいいですか?」と返信しました。

 

すると「今度の日曜日にどうですか?」とのことで、合コンから約1週間後の日曜日にデートをすることが決定。

デート場所や集合場所・時間などは、日にちが近づいたらまた連絡を取り合うことを決めて、その日の連絡は終了したのでした。

 

気になっていたA君からのデートのお誘いで、私のテンションは一気に急上昇。

デートはまだ先ながら、「どんな服装にしようかな」「デートのときはどんな話をしたらいいかな」とひとりで盛りあがっていました。

 

A君からデートを誘ってきたので、「デートの詳細連絡は絶対A君からくるはず」と思い、連絡を待ちわびる日々。

しかし、デート予定日がどんどん近づいてきますが、なかなかA君からの連絡はきません。

 

「さすがに、デート2日前くらいになったら、普通は連絡がくるはず」と思っていました。

ですが、デート2日前の金曜日になっても、A君から連絡が一向にこなかったのです。

「もしかしてデートの約束忘れてる?! 自分から言ってきたのに」と私はちょっとイライラしてきました。

 

そして土曜日になって、朝スマホを見ても連絡が入っておらず。

「もう連絡こないのかな……」と思いつつ、諦めモードに入ろうとした土曜日のお昼に、A君からようやく連絡が入りました。

 

「連絡が遅れてごめんね! 今週接待が多くて……」と、A君は忙しくて連絡ができなかったようです。

「仕事ならばしょうがないな」と思いつつ、A君がデートをしっかりと覚えていて、ほっとひと安心。

 

そして次の日のデート当日は、お昼に集合して映画デートを楽しみました。

そのあと食事をして解散となったのですが、A君とは話が合うし、レディーファーストなところがあり、私は完璧A君に恋をしてしまったのです。

恋に浮かれつつ「A君は忙しい人だから、こまめに連絡を取り合うのはむずかしいかもしれない」と、一抹の不安も感じていました。

 

ちなみにデートの予定を決めるのが遅いというのはつき合ってからも変わることはなく、デートの話し合いをするたびに私はフラストレーションを感じるという事態になるのです。

 

 

忙しい彼氏と別れに至ったエピソード3.メールのやり取りが続かない

メールをする女性

 

忙しいA君でも週に1度はデートの時間をつくってくれたので、その後デートを重ねていきました。

そして初デートから1か月経ったころに、A君から「私ちゃんが好きだから、つき合いたい」と告白されて、めでたくつき合うことに。

 

私は当時ほぼ定時あがりで帰宅できていたので、会社終わりにA君に「今仕事終わったよ」とメールを送信していました。

でも、A君からはなかなか返信がありません。

 

私は夕食を食べて、お風呂に入って、プライベートの時間をひととおり過ごしながら、A君の返信を今やと待っていました。

しかし、A君からの返信はこなく、次第にイライラが募るように。

 

そしてベットに入って「寝ようかな」と思ったころにA君から連絡が。

「今仕事終わったよ! これから部下を連れて飲みに行くね」と連絡が入って、その日のメールが終了することも、しばしばありました。

 

ほかには「今日上司に誘われて飲みに行くよ!」と連絡がくることがあったり、そもそも連絡が当日中に返ってこずに、翌朝になって「昨日接待だったよ! 連絡遅れてごめんね」とメールが入ることもありました。

私がもっと忙しい仕事をしていれば、彼のことを分かってあげられたのしれません。

 

彼も仕事で悪気があって連絡を返さないというワケではありません。

しかし、つき合っている彼とはこまめに連絡を取りたい私は、徐々に1日1メールぐらいしかできない彼に対して、不満を溜めていってしまったのでした。

 

忙しい彼氏と別れに至ったエピソード4.デート最中に彼が疲れて寝てしまう

寝ている男性

 

忙しいA君に不満を抱えつつも、二人で会えばデートは楽しい。

「このまま忙しい彼とつき合っていけるのか?」と思いながら、「でもA君のことが好き」という気持ちが揺れ動くようになっていきました。

 

つき合って3か月目に入るころはちょうど年末だったのですが、A君は仕事先や職場での飲み会がピークに。

ひどいときには毎日飲み会という日がつづき、A君と会うとかなり疲れた顔になっていました。

 

そんなお疲れA君とのデートでは、ひさしぶりに会うのにA君はあくびばかり。

もちろん仕事で疲れているし寝不足だからですが、そんなA君に私は「1週間のうちに私に会えるのなんて、数時間なのだから頑張ってほしいのに……」と正直イライラしていきました。

 

「疲れているならお家デートをしよう」と考え、私の家にきてもらったことがあります。

しかし、A君とソファーでくつろいでいると、気づけばA君は寝入ってしまいました。

 

私は「疲れているから起こしたらかわいそうだな」と思って、そのまま寝かせてあげることに。

A君は私の家でくつろげたのか、ぶっ続けで2~3時間くらい、寝ることもありました。

疲れを取ってもらいたい気持ちがありながら、A君が寝てしまうと、いつものひとりの時間になってしまうので、デ―トがかなりつまらなくなっていったのです。

 

A君は起きると「ごめん! 最近忙しくて……」と言います。

しかし、私は「なんだか二人でいるのにひとりでいる」という気持ちになってしまい、A君とのつき合いが、だんだん辛く感じるようになっていきました。

 

忙しい彼氏と別れに至ったエピソード5.別れの会話もメール

イライラする女性

 

私は元々つき合っている男性とは、毎日のようにこまめに連絡を取って、休日となればずっと一緒にいたいタイプ。

ですので、忙しいA君とのつき合いが徐々に、辛く感じるようになっていきました。

しだいに、「このままつき合っても彼の忙しさは変わらない」と思い別れを意識するようになったのです。

 

ちょうど私は職場関係でちょっと気になる男性ができたこともあり、A君と別れを決意し、A君に別れ話をしようと思い連絡をしました。

別れ話なら直接会って話したいと思いA君に「話があるからいつ会えるかな?」とメールを送信。

 

すると数時間後にメールに気づいた彼から「なにかあったの?」と連絡が。

私は「A君と別れたいと考えている」と返信しました。

普通そんな別れメールがきたら、電話してくるだろうと思ったのですが、A君はそのままメールで話を続行。

 

「どうして別れたいの?」と返信がきたので、正直にA君が忙しくて連絡やデートがこまめにできないことが不満であるとメールを打ちました。

するとA君は、こう返信してきたのです。

 

「いつも仕事忙しくてかまってあげれなくてごめんね。○○ちゃんがそういうなら俺は好きだけれどしょうがないよね…」と。

「いやいや、少しは別れたくないとか引き止めろよ!」と思ってしまいました。

さらに「{かまってあげれなくて}なんて、犬でもないのに失礼な!」と私は悲しさをとおり越して怒りを感じて、そのままA君とは直接会うことなく、メールで別れを決めたのです。

 

「普通別れは、直接会って話をするもの」と私は思っていたので、かなり拍子抜けする終わり方になってしまったのでした。

 

まとめ

仕事を頑張る男は魅力的で素敵な反面、あまり仕事に打ち込みすぎな男は、彼女にあてる時間が自然と少なくなり、女は寂しくなるものだと実感しています。