35歳、女性、主婦。夫と子どもの4人暮らし。
元彼は大学時代からおつき合いをしていて、結婚の話も出るほど。
しかし、ほかの人を好きになり元彼と別れ、結果的にその人ともうまくいかなくなった自分を惨めだなと感じました。
夫と出会って結婚しましたが、夫は元彼ほどできた男性ではありませんし、くらべるたびにがっかりすることがあります。
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他好きして別れたけど後悔したエピソード1．他好きすることになった経緯
私は元彼と長くつき合って別れたのですが、元彼とは学生時代から長く交際をしていて、異性としてのトキメキを失ってきていました。
そういった気持ちで交際を続けてきていて、社会人になって職場の先輩と出会い、その人のことを好きになってしまったのです。
仕事ぶりを見ていて尊敬できる人でしたし、プライベートで飲み会などに行くように。
そのときに見せる顔は職場とは違って、砕けていてフレンドリーなのです。
少しやんちゃな人が好きだった私は、その先輩のことが異性として気になる存在になっていました。
しかしその先輩に彼女がいることも知っていましたし、私にも彼氏が。
「好きになってはいけない人だ」と思い、必死で気持ちを抑えようとしていました。
そんな状況が数か月続いていたのですが、大勢で飲み会に行った帰りに、偶然二人に。
そのとき、先輩からこう言われたことで、完全に好きだというスイッチが入ってしまったのです。
「○○さん（私）っておもしろいよね。今までに周りにいなかったタイプで。気になっている」と。
「おたがいに恋人がいるのに」と思いましたが、「食事だけなら」と思って私から誘い、二人で食事に行く関係になってしまいました。
そして食事に行くということが数回続いたあとに、先輩が私の「アパートにいきたい」と言い出して、家で飲む関係になってしまったのです。
そのときも好きだという気持ちは伝えないように必死で抑えて、でも近くにいると切なくて気持ちが溢れ出しそうでした。
あるとき先輩が酔って寝てしまったとき、寝顔をずっと見つめ、私もこっそり横に寝転ぶと、気が付いたのか起きてしまい、抱きしめられました。
「……好きです」と絞り出すように言うと、「俺もだよ。でもおたがいに相手がいるからどうしようか」という話になり、そのまま二股のような関係が続いたのです。
「このままではいけない」という気持ちでしたし、私の気持ちは完全に先輩に移ってしまい、「もうだめだ」と思い、彼氏に「好きな人ができたから、別れたい」と言って、別れました。
長くつき合っていて情があるということで、別れ話をしたときも辛くて、おたがいに涙が止まりませんでしたね。
「自分から別れを切り出して、泣くのは卑怯だな」と思いましたし、「最後は冷たくしたほうが相手にとって未練を残さないのでは」と思いましたが、私にはできませんでした。
他好きして別れたけど後悔したエピソード2．別れたあとに先輩ともうまくいかなくなる
彼氏と別れた私は、先輩とうまくいくことを願って交際を続けていました。
先輩が「彼女はいるけれども、どうしようか悩んでいて、新しいほうに進みたいと思っている」と発言した言葉を信じたのです。
しかしあるとき、彼女に怪しい行動がばれて問い詰められた先輩は、私との関係を正直に話したようで……。
「どうするか会って話してくるから」という報告は聞いていて、その結果を聞いたのは先輩からの電話でした。
「彼女と別れてくれたのかな、やはりダメかな」という両方の気持ちのなかで揺れていて、不安で仕方ありません。
しかし、先輩からかかってきた電話で、私はこう言われてしまったのです。
「もう○○さん(私)とはつき合えない。結果的に彼女を選ぶことになった。別れ話をして取り乱した彼女を見ていて、やはり好きだと気づいてしまった。ごめん」と。
しばらく話をしましたが、「もう無理だろうな」という感じがして、そのあとは追いかけるのを止めました。
しかし、同じ職場でほぼ毎日顔を合わせ、しばらくは普通に接することがない状態に。
「徐々に普通に接することができるようになったな」と思えるようになり、職場での飲み会のときにも、顔を出せるようになってきました。
「少しづつ傷が癒えてきたかな」と思った矢先、飲み会の席で「彼女と結婚することになった」という報告を聞いたのです。
その場ではお祝いムードに包まれ、私も表面上はみんなに合わせて「おめでとうございます！」と明るく言いました。
しかし、アパートに到着をしてドアを閉めた瞬間、崩れ落ちて号泣。
「結果的に遊ばれたのかな」と、それまでなんども疑っていました。
職場でも辛さを我慢して、必死に振舞う日々。
そんなときについつい、元彼に電話したくなる気持ちを必死に耐えました。
他好きして別れたけど後悔したエピソード3．彼氏と別れたあとの関係
彼氏とは別れたあとに、連絡をとることはありました。
別れてしばらくは彼氏のほうが未練を感じていたようで、私に対しての気持ちを断ち切れずにいて、連絡をしてきたようです。
その時点ではまだ先輩を追いかけていたので、彼氏の気持ちに応えることはしませんでした。
しかしその後、先輩が彼女を選び、別れることになり、「誰かいてくれないと自分を保てない」と思った私は、元彼に戻ろうかと思いました。
ただ「ここで戻ってしまったら、ずるい自分を許せなくなる、そして元彼に対して失礼だ」と思い気持ちを封印。
その数か月後に、元彼に新しい彼女ができたことを聞きました。
相手の女性は彼氏が私とつき合っているときから、ずっと彼氏のことを想っていたそう。
「長い間待っていた彼女のことを健気だな」と思いましたし、私と違って想いを実らせることができた彼女に対して、嫉妬に近い気持ちも感じました。
そして「元彼はきっと幸せになれるだろう」と思いましたし、「もう手が届かないところに行ってしまった」という寂しさも感じる自分が、そこにはいたのです。
他好きして別れたけど後悔したエピソード4．元彼との日々を思い出すと幸せだったと気づく
元彼は先輩のようにギャップがある人ではなく、女性にモテるような器用なタイプでもなく、おつき合いをしている間は、私を不安にさせることはありませんでした。
そのために数年間つき合っていると、どうしても退屈になってしまったのです。
しかし、穏やかなおつき合いができるタイプの彼から、たくさん幸せをもらっていたことに気付きました。
元彼と私の家の中間地点で出会うことが多かったのですが、車で会ったときは必ず私を家まで送り届けて、時間をかけて家に帰ってくれます。
喧嘩になりそうになったら、回避し、私に譲って先に謝ってくれたりもしたのです。
将来も考えていてくれたところ、私のことをいつも理解して、支えていてくれたところを次々に思い出しました。
その後、私は寂しさを埋めるために出会いを探して、いろいろな人と出会うことにしたのです。
しかし、元彼ほどの優しさと誠実さを持った人に出会うことはありませんでした。
うまくいかないことがあると元彼のことを思い出し、「あの人が自分の人生で一番いい相手だったのかな」と後悔。
今は夫と結婚して子どもにも恵まれて暮らしていますが、「夫より元彼のほうが良かったな」と感じるときが多々あります。
まとめ
「自分から別れを切り出しても、後悔することはあるのだな」と思いました。
ただ、ほかに好きな人ができたということは事実ですし、「一度自分から別れを切り出した責任を、自分がとらないといけないな」という風にも思います。
元彼は私にとって最高の人だったのかもしれません。