整形して彼氏にバレてしまったエピソード4編

落ち込む女性

37歳女性。事務。

アイプチの使いすぎでまぶたがかぶれたり、メイクに時間がかかり過ぎたりすることから、整形を決意。

思い切って二重まぶたの美容整形を19歳のときに受ける。

 

整形後に知り合った彼氏に整形がバレて、大泣きされるという予想外のできごとに22歳で遭遇。

埋没法は一生モノではないと言われている風潮でありながらも、しっかりと病院と医師を選んだことで再手術も行っていません。

現在も埋没法の二重が順調にキープ。

 

 

整形が彼氏にバレてしまったエピソード1.交際初期のころの彼氏は整形に気がつかないふりをしていた

交際している男女

 

私は現在37歳で19歳のときに、二重整形をしました。

のちに整形がバレることとなった彼氏との出会いは、私が当時していたスナックのアルバイトがきっかけです。

 

この彼氏とは、私が整形をしてから3年後の22歳のときに知り合い、出会ったころの彼氏の年齢は29歳。

彼氏と交際をはじめて半年くらいの間は、彼氏は私の整形の件については一切触れてきませんでした。

 

彼氏と出会ったときは、手術からすでに3年も経過していたので、まぶたも十分前から自然な状態に。

彼氏がなにも触れてこないのも、「他人から見て、ごく自然な二重まぶたになっているからなのだろう」と私は思っていたのです。

 

ところが、そう認識していたのは私だけでした。

彼氏は私の二重まぶたについて「どうも怪しい!」という感想を抱いていた、ということを私は、後々になって知ることとなったからです……。

 

それでも最初のころは、私の顔を「綺麗だね」だとか「可愛い、これだけ(綺麗)だから男をバカにしているでしょ」なんていう口説き文句まで出ていたほどでした。

私はその言葉を真に受けてしまっていたのです。

 

整形してつくった二重まぶたによって綺麗になっているのにも関わらず、本気にする私はどこか純粋だったのかもしれませんね。

それとも、「二重まぶたが整形っぽい」と思っていたことで、彼氏は私に揺さぶりをかけて、反応を見ていた可能性もあります。

彼氏にしてみれば口説き文句ではなく、「ほめ殺しのつもりで私がどうなるのか、私の表情を読み取ろうとしていたのかな」とも思います。

 

この彼氏は二重まぶたについては、一切触れてきませんでした。

「目が大きいだとか」、「綺麗な二重しているね」だとか、彼氏の口説き内容からすると言ってきそうなものですが……。

でも、整形箇所についてはなにひとつ口にせず、漠然と顔全体をほめるような口説きでした。

 

そのため、私はそれまでこう思っていたのです。

「しめしめ……、整形バレていない。このままつき合ってやろう。別に整形は、悪いことをしているわけじゃないし、つき合っているだけで整形を教える必要もないし。言うとしたら、結婚が決まったとき」と。

 

それと同時に「結婚する場合に教えればいいのであって、それで逃げられるのならそれでもしょうがないし、それまでのこと」と、割り切った考えでいました。

相手にしてみれば、「いやいや、初期のころに教えてくれ」という思いもあったからこそ、試すかのように揺さぶりのようなものをかけつつ、半信半疑の状態でつき合ったのかもしれません。

 

整形が彼氏にバレてしまったエピソード2.白状させるかのような意表を突いた質問によって整形がバレた

驚く女性

 

つき合いが半年を過ぎたある日のこと。

なんの脈絡もなく突然に彼氏は私に面と向かって「整形したっ!?」と問いかけてきました。

私はすかさず「うん」と言ってしまったのです。

 

二人で車に乗っていて、赤信号で停まったときのことでした。

あまりにも直球を投げられてしまったので、どうすることもできず、すんなりと「うん」と自然に回答してしまったのです。

 

私も接客でしたが、彼氏は年上で営業マン。

日ごろのつき合いから、人をのせるのもうまいのはすでに、十分に伝わってきていたし、コミュニケーションも上手な人でした。

 

だからなのか私は、「正直に自然に言ってしまったのだろうな」と思っています。

当初の「結婚でも決まったような場合でもない限り、整形を教える義理はない」というスタンスを見事に簡単に崩されてしまいました。

 

それと同時に、「これまでのつき合いから、顔はたしかにひとつのきっかけだったのかもしれない。しかし、私と一緒にいて楽しいと彼氏も思っている」という自信と信頼もあったから、白状したのかもしれません。

あとは、私自身も当初の思惑だった「交際程度なら、整形をお知らせする必要性はない」という考え方に心苦しく感じてきた部分が、無意識であったのかも分からないところ。

そうでなければ、「うん」と言わない気がするからです。

 

「本人が直接包み隠さず普通に質問しているのだから、これで逃げられるのなら、それはそれでいい」という考えも同時にありました。

当時は20代前半で若かったことと、整形が思った以上に大成功。

その結果、異性の反応が大きかったから、「次もある」と選べるつもりでいる、いやらしい部分もあったのです。

 

とはいえ、彼氏とは全部において相性がいいと感じていたからこそ、私の当初の考え方がくつがえされたような気もします。

一緒にいてこんなに楽しいのに、整形していることを言わないでいることに、心苦しく感じてきたからです。

 

絶妙なタイミングでストレートすぎる質問を受けたので、バレていないつもりでいるのは私1人。

「彼氏は99%整形していると思っていたのかな」と、恥ずかしくなり、いたたまれなくなったのも事実です。

 

そうでなければ、「以前から整形を知っていました!」と言わんばかりのダイレクトな表現を使っての質問をしないと思います。

「なんだかな……」と思いつつも、上記のような考えが心のなかに同時にあって、複雑な思いをしていました。

 

アイプチ(二重まぶたをつくる化粧品)が面倒になってやった整形。

自分のなかでは、大きく変身するような、要素のある手術ではないつもりだったのかもしれません。

 

「だって、手術をする以前だって自分で二重まぶたをつくっていたじゃない……」というような思いです。

こじつけ論かもしれませんが、他人からすれば整形は整形なのでしょうね。

 

自力でつくる二重と整形によってつくる二重は、彫りの深さも違うからです。

 

 

整形が彼氏にバレてしまったエピソード3.整形がバレたあとの彼氏が突然泣き出す事態になる

泣いている男性

 

整形を暴露させられたあとの彼氏の反応は、一瞬無言になったあと「やっぱり!?」と一言。

「やっぱりって……、そんな言い方もないような」と思いつつ、「バレてないと思っていたのに~」という図々しい反応をしました。

 

彼氏は、「なんかね、下をむいてまぶたが伸びているときから目をゆっくり開けたときに、(糸が)留まっているところが、グイッと喰い込んでいく(笑)」と。

「でも笑っているくらいだし、別にどうということもなさそう、ショックを受けているわけでもないだろう」と思っていたのも、つかの間。

 

なんと彼氏はその後、突然、涙を大量に流しはじめたのです。

ドライブをしているときのことで、夜景の見える場所に車を停めているときに、泣かれてしまいました。

 

本来であればいい雰囲気で過ごすはずだった夜景スポット。

ですが、整形があらためて事実だと、突きつけられたことで、そのギャップからムードが崩れてしまって泣いているのか、単純に整形がショックだったのか私には分かりません。

「なんで泣くの!?」と聞いても彼氏は、なにも言わないからです。

 

答えてくれなかったとはいっても、騙されたという思いで、泣いているわけではなさそうです。

最初から顔をべた褒めして、揺さぶるかのように質問責めをしていたからです。

整形がバレて彼氏が泣いたのは、きっとショックからのことだと思っています。

 

延々と涙を大量に静かに流し、そのあと鼻水まで垂らして、そのうちに目も真っ赤になり、しまいには少し咳き込んでいました。

私はその様子を若かったこともあって、「なんで泣くの?(笑)」という調子でやり過ごしたのです。

私も胸中は複雑でいながらも、むしろその様子を楽しんでしまうほどの悪女ぶりでした。

 

整形が彼氏にバレてしまったエピソード4.整形を二人で茶化し合いながらも、浮気をされ、別れることになる

失恋した女性

 

整形がバレて、彼氏にひとしきり泣かれたあとも、普通につき合いはつづきました。

離れられることもなく、それまでのつき合いと、なにも変わったことはなかったです。

22歳からつき合って半年目に整形がバレて、それから25歳まで交際はつづきました。

 

整形がバレたのにも関わらず、変なプライドもあった私。

「整形前と比べてそんなに大変身しているわけじゃないから! ただちょっとアイプチの二重を継続させたかっただけだから!」

このような調子で、整形前の写真を見せることもありました。

 

彼氏も彼氏で「はいはい(笑)」なんて具合で対応していましたが、写真を見せると、なにか言いたげな様子。

逆に写真を見せたことが、墓穴を掘ってしまったのかもしれません。

 

「自分ではアイプチの延長線上にいるつもりでも、他人から見ると手術によってつくりあげた顔はやっぱり違うようだ」ということをこのとき、はじめて気がつきました。

「自分の顔は、鏡で見て知っている自分の顔と、他人が見る自分の顔は違うとも言われているのは、このことか」とも思いましたね。

 

そのあとも相変わらず、楽しいままつき合いはつづきましたが、結婚したいと言われることはないままに、4年のつき合いに終止符を打つことに。

別れの理由は、彼氏にほかの彼女ができたからです。

 

もとから、ものすごくモテる彼氏だったので、整形がバレる前から、ほかの女性の影はちらほらとありました。

しかし、つき合いが長くなり4年目の終盤にもなると、その動き(浮気)は活発に。

 

整形は一切関係ない原因で別れることになりましたが、「そうはいっても整形が遠因となって、浮気になったのかな」と、たまに今でも思い悩むことがあります。

 

まとめ

二重整形は、私のようにアイプチから解放されたくて、気軽に手術をする人も多いです。

でも、私は出会う前に整形していたのにバレました。

 

整形は、二重まぶたを手に入れるのと同時に、バレるリスクも抱えることを念頭において、対応をシュミレーションしておけば、その後の人生も生きやすくなるかもしれません。