息子がひきこもりになってから脱却するまで親子で奮闘したエピソード4編

悩み

50歳女性。心理カウンセラー。息子の不登校や引きこもり経験から、カウンセラーに。引きこもりのお子さんを持つかた、ご自身が引きこもりであるかた、必ず出口はあります。人と関わることが不安であれば、関わらずともできる仕事もあります。希望は捨てずに、そして悩んでいるのはひとりではない。誰かしら、支えてくれる人は必ずいるということを信じて下さい。

 

 

息子がひきこもりになってから脱却するまでのエピソード1.家庭内の問題と崩壊

引きこもり

 

私には、三人の息子がいます。

三男が中学に入ってから、引きこもりになりました。

 

それまでの三男は、一番わがままで甘えん坊な子でした。

保育園時代には、先生から怒られてもまったく気にしない、典型的な脳天気でヤンチャな子だったんです。

 

小学校時代は性格もあかるく、友だちが多い子で活発なほうでした。

勉強もできるほうで、私は安心してたんです。

 

子どもたちの父親は、すでに亡くなっていますが、アルコール依存性でした。

物心がついていたので、汚い父親の姿を見てしまった経験がありました。

 

アルコールに溺れ、入院先を探していましたがなかなか入院できずに自宅でみていたんです。

夫は泥酔状態で、トイレすら行けなくなりオムツ状態。

 

布団の脇に置いてあるバケツに吐いたりと、悲惨な状況でした。

家庭内は、まさに戦場。

 

ときには、下着姿でお酒を買いに行くことも。

それが原因で、夫が亡くなったあとも学校でイジメに合っていた子どもたち。

 

そんな状況のなか、長男が不登校になりました。

そして、次男が荒れはじめ、私や三男に暴力をふるったりと、トラブルが続きました。

 

そんな兄たちを見ていて、三男は心配をかけまいと頑張っていたのです。

 

息子がひきこもりになってから脱却するまで親子エピソード2.引きこもりのきっかけ

仲間はずれ

 

引っ越してから、兄たちふたりは元に戻ったのですが、三男おかしくなりはじめました。

朝はなかなか起きない。

 

気にいらないことがあると暴れたり、部屋中の物を散らかす。

あらゆる手段で、感情をむき出しにして荒れ狂いました。

 

それでも、お友だちとは仲が良く、でかけたりもしていたんです。

ですが、6年生の夏休み、お友だちとカラオケに行く約束をしていて、当日に全員からドタキャンされたことがあったのです。

 

息子がが言い出しっぺで、次々と「行けなくなった」と電話がくるたびに怒っていました。

その日を境に、クラスの子とは一切、遊ばなくなりました。

 

学校にも行かない日もあり、午後から行ったり、放課後に顔だけ出しに行ったり。

登校したという証明だけもらうというような日が、段々と増えていきました。

 

原因はカラオケだと思っていたんですが、別に本当は友だちや学校関係の悩みがあったようです。

1つだけ確信したのは、担任の先生。

 

6年から担任になった先生です。

「あれ?」と感じたのは、個人面談のときの言葉と態度でした。

 

上から目線で横柄な態度、耳を疑うような失礼な言葉にビックリ。

ほかにも、「勉強の遅れを取り戻したいから、放課後に行きます」と、言いながら連絡なくドタキャン。

 

そのことを問い詰めると、知らんふり。

人間性を疑うようなことばかりでした。

 

卒業式の前日には、息子は濡れ衣を着せられたり。

そんなこんなで卒業したのですが、結局その後は中学の入学式にも参加しませんでした。

 

 

 

息子がひきこもりになってから脱却するまで親子エピソード3.息子と向き合った辛い日々

落ち込む

 

それから、7年間、息子は引きこもり続けました。

兄弟たちは、弟の行動が理解できず「あいつはなんなの?」と、激しすぎる喧嘩が年じゅう。

 

騒ぎがあるたびに、ご近所にあやまりに行きました。

しかし、近所の人が良い人ばかりで、温かい目で見守ってくれたのです。

 

本人は、パソコンと本さえあれば、おとなしくすごしていました。

そして、本当に奇跡的に公立高校に合格。

 

本人は行く気があったのですが、説明会の帰宅途中、中学の同級生と会ってしまったのが嫌で行かなくなりました。

担任の先生が、わざわざ自宅まで来てくれたのです。

 

しかし、本人は「退学します」の一点張り。

最後は、先生も私も折れて、退学ということになりました。

 

息子は、Skypeと独学、たまにゲームという引きこもり状態を続けました。

なん度か話し合いを試みましたが、口論になってしまい、最後はお互い口もきかないという状態。

 

どうにもならない状況が続きました。

 

息子がひきこもりになってから脱却するまで親子エピソード4.引きこもりからの脱却

脱出

 

一昨年の春に、次男が独立したため、私と三男は小さめのマンションへ引っ越しました。

すると、なぜか息子が少しずつ変わりはじめたんです。

 

自分の食事は、自分でつくるようになったり。

必要な食材も、自分で買いに行くようになりました。

 

さらに、Skypeでよく話している友だちと外で会ったり。

そのなかには、引きこもりの子だけではなく、年上の社会人の人もいるそうです。

 

彼らのおかげで、息子は社会の常識など学びました。

そして、独学でプログラミングを勉強しはじめたんです。

 

プログラミングを習得してからは、ノマドワーカーですが、仕事をするようにもなりました。

ここまでの7年間、長くて辛い日々でした。

 

まとめ

三男の引きこもりの原因は、父親と先生、そして私自身のせいです。

しかし、彼自身が一番苦しんだと思います。