自分が可愛くないことを心から恨んだエピソード3つ

落ち込む

32歳、女性。結婚後は専業主婦。かわいくないことで、悩んだのは結婚前まで。今は、ブスなりに楽しく生きている。心配なのは、子どもまでブサイクだったら、どうしようということだけ。趣味は読書。ハッピーエンドな小説が読みたい。

 

 

かわいくないことを恨んだエピソード1.告白したら男子の噂になった

学生

 

私が、最初に自分の容姿が問題で悩みを抱えたのは、中学生のころ。

当時、好きな男の子がいました。

 

運動も勉強もよくできる子で、格好良くて優しくてクラスでも人気者の男の子。

彼とは、クラス委員をやっていて話す機会も多く、私に対してもよく笑顔を向けてくれていました。

 

「もしかすると、両想いなのかもしれない」と思ったんです。

そこで、バレンタインの日に、チョコレートを渡して告白しました。

 

結果は、惨敗。

「ごめんね」と言う彼。

 

冗談っぽくですが、「これからは、女の子として見て!」とだけ、伝えました。

ところが翌日、同じクラスのお調子者の男子が、なぜかニヤニヤした目で私を見てきます。

 

彼からは、避けられているように感じました。

理由がわかりませんでしたが、数日たって偶然クラスの男子たちの話を耳にしたんです。

 

「◯◯に告白されたらしいよ。ブスからの告白とか痛いよな」とのこと。

私は、それまでブスだという自覚はなかったため、かなりショックでした。

 

それと同時に、彼は「ブスに告白された男」として、噂になっていたんです。

もし私が美女だったら、違っていたんでしょう。

 

私の告白のせいで、彼の株まで下げてしまったようで、すごく落ち込んだのを覚えています。

 

かわくないことを恨んだエピソード2.芸能人に話しかけられない

芸能人

 

学生時代、私には大好きな芸能人がいました。

彼の出ている番組は必ず録画し、CDやDVD、雑誌もできる限り購入してたんです。

 

ネットで、動画や音源を探しまくっては、それをなん度も聞いて思いにふけり。

彼の出演するイベントにも、参加していました。

 

そんなある日、彼が出演する舞台をみに行くことになったんです。

役者さんでもある彼が、演技をする姿を目の前で見られる。

 

私は、とても楽しみにしていました。

新幹線に乗って、ひとりで東京まで行くのも、まったく苦にならない。

 

舞台は、おもしろいものでしたし、彼も良い役で素敵。

満足した気持ちで、その日の宿へ向かっていました。

 

そう、劇場の待機ホールに、役者さんたちがあらわれるまでは。

ほかの役者さんと声を交わしながら、1mほど先のところに、彼が立っていたんです。

 

あんなにも憧れた彼が、目の前にいるという状況に、私は目がくらみそう。

役者さんに、お客さんたちは、次々とプレゼントや花束を渡し、応援の言葉を伝えていました。

 

どうやら役者さんたちは、お客さんとのコミュニケーションのために、出てきてくれたよう。

「私も行かなきゃ!」と、人並みをかきわけました。

 

彼に応援していること、演技も大好きなこと、CDもすごく良かったと伝えるつもりだったんです。

だけど、急に「こんなブスがファンだと知ったら、やる気をなくすのではないか」と、不安感がおそいます。

 

急に足がすくんで、動けなくなってしまいました。

そうやって、ぐるぐる考えているうちに、触れ合いの時間は終了。

 

自分のみにくい容姿を、恨まずにはいられませんでした。

 

 

かわいくないことを恨んだエピソード3.かわいい友だちだけがサービスされていた

サービス

 

社会人になって、お酒の味を覚えた私は、自宅近くにおいしいお店を見つけて、そこの常連になっていました。

ひとりで、ふらっと行くこともできる雰囲気。

 

お気に入りのお店だったんです。

小さなお店で、店員さんは私を無視するでもなく、かといって必要以上に話しかけてくるわけでもなく。

 

非常に、居心地が良いところでした。

基本的には、ひとりでゆっくりしたいときに、行ってたんです。

 

ある日、友だちが泊まりに来たとき、夕食ついでに彼女をそこへ連れて行きました。

彼女もお酒好きで、おいしいものが大好きな子、すごく喜んでくれたんです。

 

彼女もまた、お店の常連になりました。

それから数か月後、私はお店で見かけた彼女の姿。

 

彼氏と一緒にいるようで、彼女も私に気づいていなかったので、声はかけずにいたら。

彼女の声が聞こえてきたんです。

 

店員さんが「こちらサービスです。いつもありがとうございます」と、言っているのを。

振り向くと、彼女の前には、私が見たこともないようなデザートの皿がありました。

 

私は、そんなサービスをしてもらったことはありません。

彼女よりもずっと前から、お店に通っていた私。

 

彼女と違うのは、私がブスだということだけ。

彼女のほうは、キラキラとしたかわいい女の子でした。

 

もしかしたら、違う理由でサービスしてもらったのかもしれません。

だけど、私には、容姿の違いで差別されたとしか感じられず、そのお店に行くのが嫌になってしまったんです。

 

もし私がかわいければ、今でもそのお店には通っていたはず。

自分の容姿を、恨まざるをえませんでした。

 

まとめ

結婚した今となっては、自分の容姿になにかを思うことは、さほどありません。

だけど、若いときはやっぱりなん度も、「もっとかわいかったらな」と感じました。

 

美人は美人で、きっといろいろな苦労があるのでしょう。

でも、ブスな私からすると、美人ゆえの苦労のほうが、まだマシなんじゃないかと考えてしまうのです。