35歳男性。現在は、東京都内のIT企業に勤務。高校生のころには、自分の母親の異常性に気がついていた。具体的には、父方の叔父が亡くなったときには、喜びの感情を露骨に出していたし、日常的に近所の主婦に対して攻撃的な態度をとっていた。母親を神経内科に受診させることには失敗したが、母親はサイコパスであると確信している。趣味はロードサイクリングと読書と株式投資。
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サイコパスな親エピソード1.父方の叔父が亡くなったとき、はしゃいでいた
私の母親は、サイコパスと思われる行動や言動が見受けられます。
私が子どものころから、母親の行動には違和感を感じていました。
たとえば、私の父親の兄弟、つまり父方の叔父が急死したときのことでした。
この叔父は、終生独身ですごしていましたので、叔父の緊急連絡先として、私の家が指定されていました。
ある日、叔父が勤務している会社から「会社に出社してこず、連絡もしてこないので確認してほしい」と連絡がありました。
私の父親が、叔父が住んでいるマンションに急いでかけつけて、インターホンを鳴らしたのですが、応答がありません。
管理会社に連絡して、事情を言い合鍵で室内に入りました。
すると、叔父がキッチンで倒れており、すでに息絶えていたのです。
すぐに警察と救急車を呼びましたが、やはり助かりませんでした。
それから、叔父の遺体を家へ搬送し、父親が喪主で葬儀をおこなうことになりました。
通夜の日の夜、親戚一同が集まっている場で、私の母親がひとりではしゃいでいるのです。
「こんなに急に亡くなるなんて、思わなかったわね」、「驚いちゃったわよね」と、大きな声で話しているのです。
父は6人兄弟で、ほかの兄弟たちは突然の不幸で肩を落としていました。
しかし、母親はあきらかにはしゃいでいるので、私は自分の母親はおかしいと思いました。
サイコパスな親エピソード2.近所の主婦の悪口を言いふらしていた
私は、栃木県の人口5万人以下の過疎地域の出身です。
大学時代をのぞけば、30歳くらいになるまで、この地域で私は生活してきました。
町内会という組織は、大都市でも田舎でも存在しますが、過疎地域の町内会というのは、典型的な村社会です。
私の住んでいた地域では、約20世帯でひとつの「班」を組織しており、この班が町内会の末端組織となっていました。
私の母親は、この班内で主婦同士の人間関係においては、かなり攻撃的な姿勢をとっていたようです。
田舎の主婦同士の雑談というのは、たいてい他人のプライバシーに関する内容です。
「あそこの家の息子が、今度どこの高校に進学した」とか、「あっちの家の娘が。どこの家に嫁にいった」という内容です。
田舎の主婦の会話は、プライバシーの侵害のオンパレードです。
そのなかでも、私の母親は他人の家の内情をかき集めて、自慢げに言いふらしていたようです。
そして、他人の欠点をあげつらって、悪口を言いふらしていたようです。
ですから、近所の主婦たちから、かなり嫌われていました。
私が大学を卒業して、中学校の教諭となってから、なん回か注意をしたことがあります。
しかし、母親は自分が悪いことをしている意識を持っておらず、あらためる姿勢を見せてくれませんでした。
近所の主婦がたまりかねて、私に依頼してきたことがありました。
「あんたから、お母さんに、他人の悪口を言わないように注意しておくれよ。みんな、あんたのお母さんには困ってるんだよ」と言われました。
私が注意しても、母親の攻撃姿勢はあらたまることはありませんでした。
私は、母親のことを精神疾患とは思いませんでしたが、なんらかの異常性を感じるようになっていきました。
サイコパスな親エピソード3.自分の兄弟にお金をたかっていた
私の母親は、自分の兄弟にお金をたかっていました。
なんのために、お金使っているのかはわかりません。
近所に住んでいる弟や姉に、泣きながら電話をしているのです。
私が聞き耳をたてて聞いていると、「お金が足りないから10万円、用立ててほしい」と頼んでいるのです。
「旦那の給料だけでは食べていけない」とか「息子の大学進学費用が予想外にかかって、借金の返済が大変だ」など話をつくっていました。
電話を終えると、母親はけろっとした表情になります。
なにごともなかったかのように家事をしたり、テレビを見ています。
つまり、嘘泣きをしていたことになります。
そして数日後、母親の兄弟がお金を持参してくることが、なんどもありました。
私は、母親の兄弟が、疑問も持たずになんどもお金を持ってくるのかと、感心してしまいました。
さらには私の母親も、演技で涙を流してまで、自分の兄弟からお金をだまし取るなんてと思った次第です。
まとめ
私は一度、母親を説得して神経内科を受診させようとしたことがあります。
しかし、母親から強く拒絶されてしまい、そのままとなっています。
母親はつねに他人に攻撃的であり、一方では過剰なほど他人に依存する一面があります。
血縁関係がなければ、あきらかにサイコパスである人間とは、関わりを持ちたくありません。