私が薬漬けの毎日から抜け出すためにしたこと5つ

サプリメント

28歳女性。20代前半の頃に激しいダイエットにより、摂食障害になる。
著しい体重減少により約1年間の入院を経験。その後、体重の増加を防ぐ目的で下剤乱用をしていたが、
今では下剤を飲むことも、激しいダイエットをすることもなく自分の体と向き合い、日々を楽しく過ごしている。

 

 

抜け出すためにしたこと1.薬についての正しい知識を調べた

調査

 

下剤を飲むと痩せる、そんなおいしい話があるわけないのに、当時の私はその話を真に受け、市販されている下剤を乱用していました。

最初はちゃんと使用回数などを守って下剤を飲んでいたのですが、確かに下剤を飲んでトイレを済ませたあとは、体重が減るのです。

「こんなに手軽に痩せれる方法があるなんて!」とうれしく、気が付くと、下剤を飲む回数・量が増えていったのです。

 

たしかに体重は減るのですが、夜中や明け方に頻繁に足がつるようになったり、顔に吹き出物ができたりするようになってきました。

これらはあきらかに、下剤を飲みはじめてから起こってきた症状です。

 

私はそこではじめて下剤について調べ、下剤を乱用することで起こる副作用を知りビックリしたのです。

副作用としては、便と共に体内の水分・カリウムが排出されることによって起こる、低カリウム血症。

胃腸が荒れることによって起こる、肌荒れなどの記載がありました。

 

とくに低カリウム血症は下手すると命を落とす可能性があることを知り、恐怖を覚えました。

私は下剤を乱用することの危険性を知り、どうにかしなければならないと思いました。

 

抜け出すためにしたこと2.量を少しずつ減らしていった

指差し確認

 

下剤についての正しい知識を知った私ですが、この時点で、もう下剤依存になっていました。

ご飯を食べたら下剤を飲まないと落ち着かない、下剤による腹痛がこないと不安。

 

ここで一気に下剤の使用をやめてしまうと、精神的にも不安定になり、良くないと思ったのです。

そこで私は下剤の量を少しずつ減らしていくことからはじめました。

 

毎食後、5粒飲んでいた下剤を3粒に減らしてみる、それに慣れたら3粒を2粒にしてみる…、といった具合です。

量を減らしても体重が急激に増えることはありませんでしたが、やはりまだ体の不調は続いていました。

 

抜け出すためにしたこと3.食生活・生活習慣の見直しをした

お菓子の暴食を防ぐ

 

下剤を一生続けるわけにはいきません。

しかし、当時の私は下剤は体に悪いと認識をしていたのですが、下剤に依存していました。

それにもう、自力での排便がない状態でした。

 

量を減らしてはいるものの、いつかは下剤をやめなくてはならない、そのためには食生活・生活習慣を見直さなければ!と思ったのです。

そこから図書館や本屋に通い、便秘体質の人向けのレシピ本・ストレッチ方法・運動の仕方を勉強したのです。

 

ヨーグルトや納豆を毎日とるようにし、太るからと毛嫌いしていた、炭水化物・良質の油も、便秘を解消するには必要な栄養分だということを知り、じょじょに食事にとり入れていきました。

適度な運動や、腸の動きを活発にするマッサージなども取り入れ、そのころには毎食後、2粒だった下剤を就寝前の2粒まで減らすことに成功していました。

 

 

抜け出すためにしたこと4.多少の体重増加は目をつぶる

体重測定

 

どんなに食生活・生活習慣を見直してみても、それまで下剤で体内の水分・必要な栄養素を出していたわけですから、体重は増えます。

体重計に乗ってはため息をつく日々が続いたのですが、ここで下剤を飲んでしまうと、また最初に戻ってしまうと思い、多少の体重増加は体の健康を取り戻すために必要なものだと割り切ったのです。

 

そして、私は下剤から完全に卒業するまで、体重計に乗ることをやめることにしました。

体重計に乗るのをやめたあたりから、下剤を飲まなくてもなんとか大丈夫になったのです。

体重が増えたからといって私の人間性が変わるわけではない、とにかく今は、健康を取り戻そう、と覚悟を決めました。

 

抜け出すためにしたこと5.トイレタイムをつくった

トイレ

 

それまでは下剤で腹痛が起こってから、焦ってトイレに駆け込んでいました。

そのため時間帯もばらばら。

外出しているときに、いきなり激しい腹痛に見舞われてトイレを探す、なんてことも。

 

下剤を飲むのをひかえるようになった私は便意を感じず、そう言えば2日出てないなぁ…なんてこともざらでした。

しかし、両親は朝起きてから毎日ほぼ決まった時間にトイレに行くのです。

便秘じゃない方は、ほとんどの方が毎日だいたい決まった時間に排便があることを実感した私は、自分なりの排便リズムをつくろう!と思い、全然便意はないけれど、毎日決まった時間にトイレにこもるようにしました。

 

しばらくはトイレに入るだけではなにもなかったのですが、自分の腸に「この時間だよ、この時間になったらトイレタイムだよ」と言い聞かせること約半年。

やっと自分なりの排便リズムが整ってきたのです。

下剤を減らしはじめてから、自力での排便が起こるようになるまで、約1年近くかかりました。

 

まとめ

このようにして下剤漬けの毎日から抜け出しました。

今はしっかりとご飯を食べますが、一切下剤は飲みません。

 

下剤を飲んでいた頃より体重は軽いですし、体も健康です。

下剤はダイエットではありません。

乱用すると健康を失います。

 

健康的なダイエットを心がけ、心身ともに綺麗な女性を目指しましょう。