いとこと結婚して良かった3つのこと、悪かった4つのこと

いとこ

38歳女性。いとこと結婚し一男一女を授かりました。結婚生活約15年で、友だちのような、幼馴染のような夫と仲良く暮らしています。一緒になるまでは5年以上付き合い、きちんと就職自立することを優先させて、まわりにも関係を認めてもらえるようがんばりました。現在、フリーランスでweb関連の仕事をしながら結婚生活、子育ても満喫しています。

 

 

いとこと結婚して悪かったこと

いとこと結婚して悪かったこと1.認めてもらうのに時間がかかった

時間

 

私の夫は、私の父の弟の次男でした。

もともと、夫の兄のほうが小さいころ、優しいお兄ちゃんとして好きだったのです。

 

なんどか、親戚同士の集まりで顔を合わせるうちに、活発な弟のほうと仲良くなっていきました。

そして高校生のとき、弟のほうから告白されて、自分の恋心にも気づき、付き合うようになりました。

 

自分の父母や相手の父母(自分にとって叔父叔母)に、報告するのにためらいがあり、最初は黙っていました。

どこか自分でも、近親相姦的なイメージが横切っていたのかなと思います。

 

付き合って1年がすぎたころ、自分たちの気持ちが本気であることを伝えようと、それぞれ自分の両親に報告しました。

私の両親は、賛成も反対もしたわけではありませんが、「今は情熱的になっていて、いずれ冷静になってくるのでは」という感じでした。

 

相手のご両親も、本気にせず、姪っ子のままな感じでした。

親戚も、彼氏彼女という関係は認めないような無言の空気がありませんでした。

 

そのまま付き合い続けて、就職も決まり、具体的に入籍・結婚の話が出てきたとき、再度親に話をしました。

そこで、「本気だったのか」とびっくりされました。

 

親もいろいろと葛藤はあったようですが、「ふたりが決めたことなら」と、最終的には了承してもらえました。

 

いとこと結婚して悪かったこと2.子どもに病気の心配があった

子供の障害

 

いとこ同士の結婚というと、一番に考えなければいけないのが、障害児が生まれてしまう危険性が高まることでした。

実際、高校時代に友人に相談したときも、「子どもとか大丈夫なの?」と、言われてしまいました。

 

その子の親の知り合いで、いとこ同士結婚した人がいて、お子さんに耳の聴こえない障害があったそうです。

自分でも、この点が一番悩みました。

 

ある調査では、いとこ同士での結婚で、遺伝子異常が発生する確率は、血縁のない結婚の2倍だとか。

原因は、互いの劣勢遺伝子が強く出てしまった場合とのことでした。

 

双方の親族に、目立った病気や障害はなかったことから、危険性は低いのではないかと判断しました。

 

いとこと結婚して悪かったこと3.離婚したら気まずくなる心配があった

離婚

 

夫とは、父方の親戚同士のつながりがあり、仲の良い親戚関係です。

最終的に結婚したときは、みんな祝福してくれました。

 

でも、もしも離婚ということになったら、親戚一同と無縁になるわけでもなります。

法事や別のいとこの結婚式などの際に、夫の家族や夫と顔をあわせるのは、気まずいだろうなという思いはありました。

 

結婚して15年ほどたちますが、仲良く結婚生活を送っているので、その心配は今のところありません。

今後、夫との仲がこわれたらと、心配してしまうこともあります。

 

いとこと結婚して悪かったこと4.ご祝儀が少なかった

ご祝儀が少ない

 

少ないというと語弊があります。

ただ、自分の叔父、叔母からもらえるはずだったご祝儀、両家ともになしでした。

 

祖父母、ほかの親戚からは、ご祝儀を出してもらえたので、極端に少なかったわけではありません。

人によっては、どちらも自分の孫、甥っ子、姪っ子だったら、ご祝儀も一つにまとめられてしまうこともあるのではないかと思います。

 

 

いとこと結婚して良かったこと

いとこと結婚してよかったこと1.じっくりお互いの本気を確認できた

お互いの気持ち

 

最初に、悪かったことを羅列してしまいましたが、結果的に悪いことよりもいいことのほうが、多かったです。

なかなか認めてもらえなかったことで、時間をかけて気持ちを確認することができる、いい機会になりました。

 

「本当にいとこ(夫)でいいの?」という自問自答があって、それでも「この人がいい」という気持ちを持ちました。

そこを確信して結婚できたので、少々の不和では互いの信頼感が揺るぎません。

 

いとこと結婚してよかったこと2.共通の思い出が多く、きずなが深まった

絆

 

本当に夫とは、小さいころからちょくちょく会っていました。

季節ごとの行事の思い出や、親戚同士のお祝いごと、悲しいことも共有してきて、昔から家族だったような感覚があります。

 

10歳のときの思い出話をしても、感情レベルで共有できるのは稀なことです。

ふたりの絆も、すごく深いものだと感じます。

 

いとこと結婚してよかったこと3.嫁姑の仲がいい

嫁姑

 

夫婦ケンカをしても、お姑さんというより自分の「おばさん」で、相談できる感覚で亀裂が深まる前に相談できます。

小さいころから知ってるおばさんなので、他人行儀な感覚もありません。

 

お舅さんも父の弟ですし、まったく赤の他人の舅姑につかえるという関係性もありません。

変な嫁いびりもありませんし、とても仲良く義両親ともやっていけています。

 

これは、いとこと結婚したからこそだなと思います。

 

まとめ

私は、いとこ(夫)と結婚して、本当によかったと思っています。

心配していた子どもの障害も、2人ともみられず本当にほっとしました。

 

いとことの結婚というのは、「ちょっと表には出にくいナイーブな問題もあるのかな」とは、感じていました。

大事なのは、2人の気持ちとそれを乗り越える本気度ですね。