「世の中金だ!」と実感したエピソード2つ

社会に不満を持つ男性

29歳、男性、クラウドワーカー。

子どものころから今まで、金銭面で困窮していることが多く、なんとか生きています。

しかし今も、お先真っ暗に近いような状態であり、必死にあがいているが、正直望み薄である。

 

趣味はファッション、PC(ハードウェア)、PCゲーム、美容、音楽鑑賞。

 

 

「世のなか金だ!」と実感したエピソード1.理不尽な両親に対する反抗の限界

子供を叱る母親

 

まず、私の両親は昔から、なにかと私に難癖をつけてくる人間でした。

それもほぼ毎日です。

 

当然、そのような理不尽なことをされて、反抗しない子どもなどいないでしょう。

私も、常に反抗していました。

しかし、中学生や高校生が親に反抗するには、限界があるものです。

 

中学生はバイトさえできませんし、高校生でもバイトをする余裕がないことだって、多々あります。

実際、私はそうでした。

 

それが前提にある以上、ある程度親が金銭的に優位に立っているのは、もとから当然のこと。

なので、あまり強烈に反抗し続けると、小遣いを減らされたり、最低限の小遣いさえ与えられなくなる危険性があります。

 

私も、その仕打ちを受けました。

そして、私の両親は私に物を与えない人間。

私の趣味に関することに1円も投資しないのは勿論、最低限の文化的な生活に必要なものさえ、与えなかったのです。

 

私にとってのそれは、エアコンでした。

趣味に関して、一切資金を与えられないことには、一切文句を言わなかった私。

「○○が欲しいから買ってくれ」的なことも、まず言わない子どもでした。

 

しかし、東京の夏をエアコンなしで過ごすというのは、予想以上に過酷なものです。

室内で、熱中症で死亡する危険性さえあります。

 

実際、自室で熱中症になったことがありました。

室温40℃以上、湿度100%の環境で、ひと夏過ごしていれば、当然だと思います。

 

さすがの私も、「エアコンがないと、夏が過酷すぎるから、買ってくれ」と頼みました。

しかし母親は、「自分で使うなら自分で買え、あと電気代も払え」の一点張りです。

「このクソ野郎……」と思いましたし、食い下がりもしましたが、一切交渉の余地なしでした。

 

当然、私は両親に対して、よりいっそう反抗的に。

しかし、いくら反抗しようが、暑いことに変わりはありませんし、エアコンは手に入りません。

私には、そんな資金的余裕などなかったのです。

 

ただでさえ、痩せている私ですが、夏を過ぎると毎年さらに数Kg痩せていました。

同級生たちに心配され、ありがたく感じましたが、年々両親への不満、恨みは蓄積されていく一方……。

 

親は金銭的に優位な立場にある以上、子の命運を握っているのです。

「たとえ、どんな理不尽なことをされても、お金がなければ、結局は親に負ける……」、それが未成年の悩みだと強く思います。

 

 

「世のなか金だ!」と実感したエピソード2.それ以外で勝ててもどうしても金銭面で負けるジレンマ

ニート

 

成人してからも、私は金銭面で困窮していました。

当然働ける年齢ですが、持病を抱えてしまい、就労不能だったのです。

 

そのせいで、ニートだった期間もそれなりにあります。

さすがに医師の診断もあり、親は当時、もう成人であった私を養っていて、私はそのこと自体には、感謝もしていました。

 

私はそこそこ多趣味なほうで、そのなかでも「狭く深く」の分野に関しては、かなりのスキルがあるのです。

収入はともかく、お金の使い方のうまさは両親に一切負けない自信はありますし、母親からは、たびたびファッションチェックを頼まれ、美容に関しての知識も、母親よりあります。

 

その点はとくに問題ないのですが、「仕事に必要だから」と頼まれ、余ってるパーツを駆使して、PCを組んでタダで提供。

にも関わらず、「仕事が遅い」と苦情を言われ、「なに様だよこいつ……」と思いました。

 

さらに、母親が自分の職場で使う書類の作成を無報酬で丸投げされ、それも私のPCではなく、行きたくもないリビングにある親のPCで作成するハメに。

自室からプリンターを運んできて印刷までしましたが、無報酬どころか、お礼の言葉さえなしで、「舐めくさっていやがる」と思いましたね。

 

その件以降も、毎日のように両親から、低レベルかつ同じ内容の質問を、私の部屋の鍵をこじ開けて、しにくるときもあります。

その際、私のスキルがあだとなってしまったのでしょうか。

 

「ノックもせずに、鍵をこじ開けて入ってくる時点で、デリカシーの欠片もないカスだ」と、思った私。

同じ質問をその方法で何十回とされて、いい加減ブチ切れた私は、「学習する気さえねぇんだったら、二度と質問してくんじゃねぇ、糞どもが!」と怒鳴ってしまったのです。

 

しかし、相変わらず両親が金銭的に優位に立っていましたし、私は無職でしたので、一人暮らしなどできるはずもなく……。

それからというもの、小遣いをカットされたり、最悪の場合追い出される危険性もあり、ここでも限界を感じました。

 

その後、私は伯父の個人事業の従業員として働くことになり、ある程度金銭的余裕ができてから、実際に母親に実家を追い出さた私。

しかし、体調の再悪化やはじめての一人暮らし準備で忙しくなったのもあり、あろうことか、無職に逆戻りしてしまったのです。

 

その後、私はしばらく、貯金を切り崩しながら生活し、体調がようやく回復に向かったため、「再び、伯父に雇ってもらおう」と相談。

ですが、「頼む仕事がない」と言われた私は、途方に暮れました。

 

私の貯金が残り少ないことを知った伯父は、母親に仕送りをするよう説得。

その後クラウドワークスの存在を知り、その収入と合わせて、今のところなんとか生活できています。

現状母親は私を「伯父に言われて仕方なく」かつ「利用価値があるから、生かしている」状態です。

 

母親からはよくAndroidに関する質問をされますし、訪ねてきた場合には、髪型やファッションのチェックを頼まれています。

実家のネットワーク環境を構築したのも(詳細を弟に説明して、代理でやってもらう形でしたが)私。

 

利用価値でしか、見られていないことは感じ取っていますし、表面上関係が改善されたように見えても、「水面下での嫌い合い」が続いています。

しかし、私がそれを口走ったり、口走らなくても利用価値がなくなったら、切り捨てられるであろうことは分かっているのです。

 

最近、自宅療養中でもできる、クラウドワークスでのライター業務以外に、メディアを自分で立ちあげたりもしましたが、到底母親の収入、資金力にはおよびません。

仕送りを止められたら、ホームレス一直線。

 

結局、お金がなければ親に負けてしまうのです。

 

まとめ

いかがでしたか?

2件とも親にお金の面で負けているという内容でしたが、なにをするにもお金は必要になるものです。

 

親や親戚との仲の険悪さ以外でも、お金のことで困る人は多いでしょう。

せめて、仲が悪い親に自らの命運を握られてしまうような、不幸な方が減ってくれることを願います。