29歳女性。
都内で、小売店の販売員として働いている。
子どものころからスポーツが好きで、スポーツ系の部活やサークルに所属してきました。
付き合ってきた相手も、スポーツマンらしい、実直で明るいタイプが多かったです。
少し突っ走り気味なタイプに、振り回される傾向がある。
見出し
急に告白されて、付き合ったエピソード1.サークルの関わりのない先輩に、突然告白された
あれは、私が大学2年生になったころのこと。
私は、大学で、比較的規模の大きいスポーツ系のサークルに、所属していました。
サークル活動は定期的に行われていたのですが、顔出すメンバーは、いつも微妙に違っています。
なので、同じサークルに所属していても、あまり話したことがない同期や先輩後輩も、たくさんいたのです。
ある日、サークル主催による、メンバー交流会のようなものが、行われることになりました。
といっても、都合のいいメンバーだけが集まって、居酒屋で飲み会をするといった、カジュアルなものです。
なので、私も、「サークル内のメンバーと、知り合うチャンスだ」と思い、参加を申し込みました。
そこで声をかけてきたのが、3年生の先輩です。
サークルの話題で、何度か聞いたことがある名前の先輩でしたが、直接関わったり、話したりしたことはなかった私。
飲み会で突然話しかけられたことに、非常に驚いたことを今でも鮮明に覚えています。
私は先輩のことをほとんど知りませんでしたが、先輩は私のことを知っていたようです。
その半年ほど前に行われた、サークル内での練習試合で私のことを見かけたとのこと。
飲み会では、ほとんどその先輩が横にいて、いろいろな話をしました。
その先輩に告白されたのは、飲み会が終わって、電車を待っていたときです。
先輩は、練習試合で懸命に戦っている私の姿を見て、「健気で可愛いという印象を持った」と、照れながら話してくれました。
褒めてもらえたのは、嬉しかったです。
しかし、ほとんど話したこともない男性に、突然告白されたのは驚きました。
それに、正直、可能性がありそうな女性に、簡単にそういうことを言う男性は苦手というか……。
私は、そういう人を「遊んでいる男の人なのではないか」と、思っていたのです。
急に告白されて、付き合ったエピソード2.相手のことを知りたかったので、お試し期間を設けた
先輩に告白されたとき、彼氏がいなかった私。
なので、一瞬「そのまま話を受けてしまおうか」と、悩んだのですが……。
やはり、ほとんど知らない相手だったので、返事はいったん保留にしてもらいました。
先輩とは、その場でメール交換だけをして、お友だちからのお付き合いをはじめることに。
「少し話せば、先輩の人柄もわかるだろう」と思ったし、サークル内での、先輩の評判などを調べる時間も、欲しかったからです。
先輩も、私のことを知っていました。
しかし、サークルでの過ごしているときの印象や名前などしか、わからなかったとのこと。
私たちはしばらく、メールでおたがいの自己紹介や好きなものについて、連絡を取るように。
その際、「毎日なにをしているか」などで、とても盛りあがりましたね。
最初は、遊び人の印象が強かった先輩。
ですが、メールや電話をしていくうちに、こう感じるようになったのです。
「ちょっとお調子者なところはあるけれど、とても誠実で、温かみのある男性だなぁ」と。
急に告白されて、付き合ったエピソード3.関わっていくうちに、相手のいいところが見えてきて恋人同士に
しばらくメールをしているうちに、ふたりの関係にも進展が。
気が付けば、先輩と学校帰りに一緒に食事を取ったり、休日にデートへ出かけたりするようになっていました。
一緒にいるときは、時間があっという間に過ぎるほど、楽しかったですね。
ちょっと前まで、ほとんど知らなかった他人とは思えないぐらいでした。
よく水族館や動物園に出かけた私たち。
たくさん話をしていくうちに、おたがいに「動物が大好き」ということが分かります。
近隣にある水族館や動物園に、よく行っていることが判明したからです。
今まで積極的に動物園などに行ってくれる彼氏はいなかったので、とても新鮮で、楽しかったことをよく覚えています。
一度、北海道に旅行に行ったときもあるのですが……。
もともと、時間の都合で予定に入れられなかった旭川動物園に、サプライズで連れて行ってくれて、とても感動しました。
こうして、私たちは飲み会で話しかけられ、告白されてから3ヶ月後に、改めて付き合うことになったのです。
急に告白されて、付き合ったエピソード4.大学卒業と同時に別れてしまったけれど、今でも交流がある
相手のことをほとんど知らない状態で、はじまった付き合いですが、先輩との交際は2年ほど度続きました。
付き合っている間は、とても順調そのもの。
先輩が就職してからも、定期的にあったり、デートしたりと、幸せな時間を過ごせていました。
そんな私たちが別れたきっかけは、私の就職。
配属されたのが、出張が多い部署で……。
新入社員として入社した私も、頻繁にさまざまな場所に、出張に行くようになってしまったのです。
そうすると、どうしても働いている先輩とのデートの時間が、とれない状態に。
私たちは、徐々にすれ違うようになってきてしまいました。
喧嘩などで、別れたわけではありません。
おたがいにとても深く話し合って、「これ以上一緒にいても、おたがいを幸せにすることができない」という結論に達したのです。
別れは、とても円満なものでした。
もちろん、いまだにSNSはつながっています。
それに、サークルのイベントがあって、顔を合わせたときには、普通に話ができる仲です。
先輩は私とって、趣味が合い、人間としても尊敬できる人。
なので、友人としてお付き合いを続けられたことは、今でも「とてもラッキーなことだった」と思っています。
まとめ
私が、ほとんど関わったことがない人に、突然告白されて、付き合ったエピソードをご紹介してきました。
正直、最初は突然告白されたことに対して、あまりいい印象はありませんでしたね。
しかし、告白してもらわなければ、先輩と出会うことはなかったので、今では「あれも運命だったんだな」と感じています。