35歳男性。フリーライター。
恋愛時は、あまり相手の収入などを気にするタイプではない。
しかし、いざ金持ちと付き合うと、精神的に楽なのがよくわかる。
そろそろ、付き合った彼女の数が片手で間に合わなくなってきたので、落ち着きたいと思う、今日このごろ。
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金持ちの彼女と付き合ったエピソード1.出会いはネット経由で
めちゃくちゃ金持ちの彼女と、付き合ったことがあります。
きっかけはネットからの交流で、趣味について話す掲示板から、話題が広がった形です。
非常に物腰が柔らかく、まっすぐな性格が好きになったので、実際にあって告白する気になりました。
好きになるまでに半年程度、そこから予定などを合わせて、会いに行くまでに半年程度かかった計算です。
デートというよりは、「まず、ただお茶をしよう」といった感じでした。
しかし、彼女には交際する気が、まったくなかったようです。
にもかかわらず、実際に顔を見て思わず、告白してまい、結果として見事にハートを射止めたのです。
お嬢様っぽい雰囲気を好きになったのが、好きになった最大の理由。
ですが、実際に付き合うことになって分かったのが、彼女が超のつく、お嬢様だったということです。
代々続く地主の家で、親が複数のマンションやアパートを運営していることが判明。
彼女自身も、医療関係の仕事をしているエリートで、私の年収の数倍稼いでいることが分かりました。
振り返っても、「よく落とせたなぁ」と思います。
時間をかけて、信頼関係を構築しておいて良かったです。
おそらく、時間をかけずに会おうとしても、あっという間に玉砕していたと思います。
そもそも、彼女はあまり男性に免疫がありません。
そのため、男性と付き合えば退学になってしまうような、超お嬢様学校に通っていたのです。
すぐに声をかけたら、不審者扱いされたのは間違いなかったと思います。
完全に住む世界が違う状態だったので、そういう意味でもネットは偉大ですね。
実際に付き合うことになって、いろいろ話もするようになった私たち。
彼女には、嫌な面でのお金持ちらしさはほとんどなく、学歴や年収に対する差別意識がない完璧な女性でした。
金持ちの彼女と付き合ったエピソード2.紳士的に振舞い続けた交際期間
交際中は「常に紳士的にあろう」と、努力を重ねました。
彼女自身が男性に免疫がないだけでなく、若干男性不信の部分があったからです。
なんでも親類に浮気をしまくっていた人がいるらしく、付き合うことになっても、ある種の警戒が解けない状態でした。
清い交際を地でいくように、デート時には終電前に返す。
治安がいいところを中心に、デートをするなど、気を使いました。
もともと、漫画や小説といった、趣味が共通していたふたり。
ある程度打ち解けてくると、ユーモアのセンスもある非常にいい女性だというのも分かりました。
一番「警戒心が解けたなぁ」と思ったのが、猫カフェに一緒に行ったときのことです。
彼女は猫好きで、猫カフェによく通っているそうで、お気に入りの店を紹介してくれました。
猫が寄ってくるときは、固い雰囲気がまったくなくなるので、「一緒に行って良かったな」と、つくづく思います。
猫相手だと、どうしても語尾がやわらかくなったり、赤ちゃん口調になったりするものなのですね。
距離が縮まるうちに、自然と結婚を意識するようになりました。
彼女も「結婚したい」という気持ちを示してくれたので、本当に幸せでしたね。
ただ、そのころ私は仕事で独立したばかりだったため、「もう少し時間がほしい」と答えました。
「ある程度収入を安定させない限り、相手の両親も納得してくれない」と、思ったのです。
彼女もまったく同じ意見だったため、なるべく早く収入を安定させようと、いろいろ奮闘したのを覚えています。
金持ちの彼女と付き合ったエピソード3.親の反対から音信不通に
結婚を意識するようになってから、彼女から愚痴を聞く機会が増えました。
なぜなら、彼女の両親が私たちの結婚に反対しており、「結婚など考えられない」と言われたそうです。
学歴や収入が追いついていなければ、「資産目当て」と思われても、仕方ないのは理解していました。
ですが、話もせずに嫌われるというのは、正直ダメージが大きかったです。
もともと、反対はされていました。
それに、もともと相手の両親が保守的な思想の持ち主だというのも、ある程度知っていた私。
なので、どこの馬の骨かわからない人間が顔を出しても、より感情的になるのは目に見えています。
そのため、「まずは収入と実績をつくって、挨拶をする段取りを整えるが先決」と、感じたのです。
場合によっては、「既成事実をつくって……」とも考えました。
ですが、「ある程度期間をおいて、徐々に問題をクリアしたほうがいい」というのが、彼女と私の共通の見解となったのです。
反対されながらも、デートを重ねていった私たち。
しかしある日、彼女から「別れてください」とメールがきて、それきり連絡が取れなくなったのです。
正直、なにを言われているのか、一瞬わかりませんでした。
しかし、あらゆる連絡方法で連絡ができない状態となっていて、彼女が本気であることがよく分かったのです。
家に押しかけたとしても、相手の両親に反対されている状態では、不審者として通報されるリスクが出てきます。
彼女が、私と両親の間で板ばさみになっていたのも知っていたので、結局、あきらめることにしました。
さすがに、しばらく落ち込みましたね。
今でも、元気にしてくれていればよいのですが。
まとめ
めちゃくちゃ金持ちの彼女となると、本人たちの気持ちで解決できないことが多いのも分かりました。
駆け落ちするとか、強硬手段を取れるぐらい、柔軟に動けないとだめですね。
ただ、「実際に結婚できたとしても、彼女の両親とはそりが会わないだろうなぁ」と考えると、「結婚しなくて良かった」とも思います。