奇跡的すぎる!運命的な再会をしたエピソード2つ

再会

32歳、女性、主婦。

高校生のころに印象的だった女性と、大学で再会。

しかも、その女性の友人と、自分の高校時代の友人が同じ大学に進み、友だちになっていることが発覚したのです。

 

大学在学中は仲よく過ごすが、その後、疎遠に。

しかし数年後、その女性とまたもや、運命の再会を果たす。

 

 

運命的な再会をしたエピソード1.自分とそっくりな人と運命の再会

大学の授業

 

私は高校時代、いくつかの大学のオープンキャンパスに行きました。

A大学のオープンキャンバスでは、テーマを決めて、それについてディスカッションする授業があったのです。

 

その授業で、初対面同士にも関わらず、ひときわズバズバ意見を言っている、ある女の子が、とても印象に残りました。

最初はどこの大学に進学するか迷っていましたが、オープンキャンパスで見た女の子の印象が強烈に感じた私。

「A大学に行けば、あんな面白い子と出会えるかもしれない」と思い、A大学に進学を決めました。

 

私はA大学、高校時代の友人のマキ(仮名)は、私とは違う県のB大学に進学。

私もマキもいわゆるコミュ障なので、大学に進学してもなかなか友だちができず、毎日のように二人で長電話をしていました。

 

ある日マキから「やっとアンナちゃん(仮名)って言う、△△県出身の友だちができた」という話を聞いたのです。

私はまだ、友だちができていなかったので、「いいなぁ。うらやましい」とマキに言っていました。

 

アンナちゃんは、ちょっと変わった全寮制の、中高一貫教育の学校に行っていたそうで……。

「高校時代の友だちは、1人ぐらいしかいない」と、マキに話していたそうです。

 

マキも、「高校時代の友だちはヤマオカ(私・仮名)って子しかいなかった」と、アンナちゃんに話していました。

マキとアンナちゃんは、自分の高校時代の唯一の友だちについて、何度か話していましたね。

何度か話しているうちに、私と、アンナちゃんの高校時代の友だちがよく似ているという話になったそうです。

 

見た目が黒髪、化粧はあまりしない性格、好きなブランドや持ち物。

また、食べ物の好み、同じ読書感想文の賞で受賞していた経歴など、話せば話すほど、似ていました。

 

最後にふたりとも、「今、その友だちはA大学に通っているの」と言ったそうで……。

私によく似ているという、アンナちゃんの友だちは、私と同じA大学に通っていたのです。

 

しかも、私はヤマオカで、アンナちゃんの友だちはヤマギ(仮名)。

大学入学時の最初のゼミは、苗字のアイウエオ順でクラス分けされていたので、なんと、私とアンナちゃんの友だちは同じゼミでした。

つまり、大学が同じだけではなく、学部も学科も、ゼミまで同じだったのです。

 

アンナちゃんは驚いて、ヤマギさんにメールしました。

「大学で仲よくなったマキちゃんって子の友だちが、ヤマギにそっくりって話をしていたら、その子、ヤマギと同じ大学にいる『ヤマオカ』っていう人だよ」と。

 

その瞬間、授業中にも関わらず、「気持ち悪っ」とヤマギさんは言いました。

そのときちょうど、ゼミの授業中で、私はヤマギさんの隣に座っていたのです。

 

ヤマギさんは、かねてからアンナちゃんから、「自分に似た子がいるらしい」とは聞いていたとのこと。

まさか同じ大学、しかも同じゼミで隣に座っているとは思わず、とにかく気持ち悪く感じたそうです。

 

私は、マキにヤマギさんのことを話してもらってから、ヤマギさんを入学前から知っている気がして、不思議な感覚がありました。

よくよく思い出すと、私がオープンキャンパスで見かけた女の子は、ヤマギさんだったことが分かったのです。

 

オープンキャンパスでの話しを知っている、マキとアンナちゃん。

そのため、「二人の出会いは運命の再会だし、これから仲よくしなよ」と言っていました。

ですが、あまりにもおたがいが似ているのを意識してしまい、しばらくはあえて、避けて過ごしていたのです。

 

ところが、マキから聞いていた通り、ヤマギさんは私と、趣味や好みがほぼ一緒。

さらに、選択授業がほぼ同じ、しかも、どんなに広い講堂でも、気付くといつも近くの席を選んで座っていました。

 

ゼミで取りあげるテーマも似ていて、苗字も似ている私たち。

そのため、授業で研修旅行があったり、グループ別の発表があっても、いつもヤマギさんと私は一緒になりました。

 

入学して、数ヶ月経たないうちに、ほかのゼミのメンバーや、先生からも質問されるように。

「ヤマギさんに似ている」、「ヤマギさんと、もともと友だちなのか」、「わざと同じ授業を取っているのか」と。

 

また、ヤマギさんも私も、レポートの内容まで、いつも似ていたそうです。

なので、私とヤマギさんはゼミの先生に呼び出されて、同じテーマで研究することをすすめられました。

 

研究テーマを話しているうちに、自然と一緒に食事を取ることが増加。

気づけば、学校にいる間中、私とヤマギさんは、いつも一緒にいるようになりました。

私とヤマギさんともあまり話したことがない、同じ学科の人からは、「どっちがどっちか、分からない」とよく言われるほど。

 

結局、事前に意見を合わせていないのに、そのあとの自由選択のゼミでも、ヤマギさんと私は同じゼミに。

なんと、4年間すべてのゼミが一緒になりました。

 

能力別の語学の授業や、自由選択の授業も、ほぼ同じ授業を選んでいた二人。

1年生の後期には、ヤマギさんは私の1人暮らしのマンションに泊まって、そのまま一緒に学校に行くほど、仲がよくなりました。

そして、ヤマギさんと私は、二人で一緒に卒業式に出て、二人で写真を撮ったのです。

 

おたがいの高校時代の友人が出会わなければ、はじめからそんなに、ヤマギさんを意識しなかったかもしれません。

しかし、どちらにしても、結局はヤマギさんと仲よくなっていたと思います。

 

ヤマギさんと一緒に過ごした4年間、あまりにも自分と似た人間への違和感が、はじめはありました。

ですが、慣れない1人暮らしと、友だちが少ない生活を送っていた私。

そんななかで、今までずっと一緒にいたかのように、価値観が似た人間と過ごせたことは、とてもありがたかったです。

 

その後、ヤマギさんとは仕事の関係で、おたがい遠いところで暮らすことになりました。

しかし、いまだに当時のことを知るマキからは、「あれは運命の再会だったね」と言われます。

 

 

運命的な再会をしたエピソード2.何年も連絡が取れなかったのに、再会

再会

 

大学を卒業して、数年経ったある日のこと。

私は大学院に通っている地元の友人アキ(仮名)と、お店でご飯を食べていました。

 

「今度、いくつかの大学合同の発表会がある」という話になって、アキが研究していたテーマに興味があった私。

なので、表会の案内を見せてもらいました。

 

すると、そこにはなんと、数年連絡が取れなくなっていたヤマギさんの名前があったのです。

ヤマギさんは、よく携帯をなくすうえに、引っ越しが好きな人。

いつのまにか、連絡先が分からなくなっていました。

 

私は驚いてアキに、「このヤマギさんって知っている?」と聞きました。

すると、「そういえばヤマオカに似てて、面白い人だよ、知り合い?」と言われたのです。

 

私はアキに、ヤマギさんは大学時代、不思議な縁で仲よくなった友人であること。

また、ここ数年連絡が取れなくて、気にしていたことを伝えました。

 

そして、大学合同の発表会がある当日。

会場近くまできていた私は、アキの計らいで、ヤマギさんと再会することができたのです。

 

アキは、浪人と留年をしてから大学院に進み、ヤマギさんは私と同じ大学を卒業後、いったんは就職。

その後退職し、大学院に進み、別の大学ではありましたが、偶然にも同じ年に大学院に入学していました。

 

ヤマギさんは「連絡先がわからないし、もう二度と会わないと思っていたのに」と驚いていましたね。

私は、「大学在学中でも何度も携帯をなくしたり、落としたりしていたヤマギさんなら、仕方ないな」と思っていました。

しかし、連絡が取れなくなったことをさびしく思っていたので、また再会できて、とっても嬉しかったです。

 

そのあと、またもや、ヤマギさんとは連絡を取れなくなりました。

ですが、きっとそのうち、また再会するような気がしています。

 

まとめ

不思議な運命がある人とは、何度別れても、またいつか出会えるような気がします。

そのせいか、連絡が取れなくなっても、「そのうち、また会えるから大丈夫」という気分になるのです。

 

なにか意味があって、何度も出会うのだと思うので、こういう不思議な縁は、大事にしたいと思います。