すぐ怒る彼女と付き合った時のエピソード6編

落ち込む男性

21歳男性。大学生。

大学に入ったとき、サークルが一緒になった女性に一目ぼれし、晴れて交際をスタートする。

 

しかし、彼女が怒りっぽい性格であったことを知ります。

その後、一瞬彼女への愛が冷めかけるも、彼女の本心を知り、自分を改善するよう決意。

 

 

すぐ怒る彼女と付き合ったエピソード1.出会い

大学生

 

彼女とは、大学のサークルで出会いました。

とてもかわいくて、服装や髪形も清楚で、私は一目ぼれしてしまったのです。

 

性格も、とてもおしとやかで、優しく、ほかの大学生よりも落ち着いていました。

もとから、そういったタイプの女性が好きだったので、私の理想にぴったり。

 

私のアプローチのおかげもあってか、彼女と付き合うことに成功しました。

しかし、私はまだ、彼女の本性を知らなかったのです。

 

すぐ怒る彼女と付き合ったエピソード2.異変

腕を組む女性

 

彼女と付き合って、一か月が経とうとした、ある日のこと。

一か月記念のお祝いも兼ねて、二人でレストランを予約しました。

しかし、なんと店側のミスで、予約がうまくとれていなかったのです。

 

そのとき、彼女の本性があらわになりました。

店員とは私が会話をし、彼女は待っていたのですが、私と店員の話が長かったからか、こちらに彼女が向かってきます。

 

彼女は「どうしたの?」と、私に聞きました。

「予約がとれていなかった」という旨を話すと、彼女は店員をにらみつけて、こう言ったのです。

「もう、きません」と。

 

そのまま私は腕をひっぱられ、店の外に出てしまいました。

店員の話によると、予約していた窓際の席は空いていなかったのですが、そのほかの席は、少し待てば空くとのことで……。

それを彼女に伝えたのですが、それでも彼女は、店に戻ろうとしません。

 

結局、近くにあった居酒屋で、お祝いを済ませることに。

彼女はそれまで、私の前では、おしとやかな姿しか見せていなかったので、このときはとても驚きましたね。

 

彼女は、居酒屋でも、レストランに対する愚痴をずっと言っていました。

 

すぐ怒る彼女と付き合ったエピソード3.本性

怒っている女性

 

レストランの一件から、彼女は徐々にですが、私に本性を見せるようになってきました。

それも、私に対しての怒りが主です。

 

課題を忘れたら怒られますし、寝坊して、講義に遅刻しても怒られます。

まるでお母さんのようで、とにかく、なにかミスをすると怒られるのです。

 

課題を忘れたときは、彼女はこう言います。

「どうしてちゃんとできないの? 忘れたの? やる気がなかったの? そんなんで、やっていけるの?」と。

 

また、遅刻したときは、こう言って、怒鳴りつけるのです。

「寝坊するなんて、本当にやる気あるの? 学生なんだよ?」と。

 

彼女の怒りに対して、思春期に母親から言われた小言を思い出し、徐々に腹が立つようになってきた私。

「おしとやかな彼女が好きだったのに、どうして、こんなに怒りっぽいのか」

そう思わずには、いられなかったです。

 

 

すぐ怒る彼女と付き合ったエピソード4.本音

風邪をひく

 

大学の課題やサークル活動が忙しく、私も彼女もピリピリしていたころのことでした。

彼女が私の家に泊まっていた、次の朝でのできごとです。

 

少し肌寒い日に、私は上着を着ずに出かけようと思っていたのですが、彼女が「上着を着たら?」と言ってきました。

私は上着を着ると、「ファッションに合わない」と思い、何度も否定します。

 

しかし、否定するたびに、彼女は怒り出すのです。

「どうして? ファッション? 今日は寒いんだよ? なんでいうことが聞けないの?」と。

 

私はついに、我慢の限界が訪れてしまい、こう言ってしまいました。

「そういう怒りっぽいところが大嫌いだ! お前は俺の母親かよ!!」

 

そう言うと、怒っていた彼女の目には、大粒の涙が。

しかし、泣きながらも、彼女はこう言ったのです。

「お願いだから、上着を持って行って」と。

 

「どうして、そこまで上着にこだわるんだ!」と思った私。

泣いている彼女をおいて、私は上着を着ずに、先に出かけて行きます。

 

そして夕方、雨が降ってきました。

私は結局、寒さに負けて、風邪を引いてしまったのです。

 

すぐ怒る彼女と付き合ったエピソード5.怒る理由

仲がいい夫婦

 

風邪をひいて、結局彼女に看病してもらうことになった私は、反省しました。

「あのとき、彼女の言うことを聞いていればよかったのに……」

これもまた昔、母親に感じた感情と同じでしたが、それでも「彼女の私への思いを信じればよかった」と後悔。

 

私が素直に謝ると、彼女も謝ってくれて、彼女はこう言ったのです。

「○○(私)のことが好きで、心配だから、つい怒ってしまう」と。

 

「前にレストランで店員に怒ってしまったのも、大切な記念日のお祝いを無駄にされた気がしたから」と言いました。

たしかに、彼女はいつも怒っているように見えて、私に関することにばかり、腹を立てていたような気がします。

 

私と付き合うまで、あるいは付き合いはじめは、おしとやかだった彼女。

彼女の怒りっぽさにはイライラしていたのですが、彼女が怒る理由を聞いて、納得しました。

たしかに、私には少し抜けたところがあり、しっかり者の彼女に、心配をかけるようなことばかりしています。

 

それからというもの、「怒られたくないなら、自分が変わろう」と決意。

彼女も、「なるべく、優しく言えるように頑張る」と言ってくれました。

 

すぐ怒る彼女と付き合ったエピソード6.その後

仲がいいカップル

 

それから、私はなるべく心配をかけないように、自立した男になれるよう、努力しています。

まだ、彼女にほぼ毎日、さまざまなことで怒られていますが、それでもかまいません。

 

彼女は、私のために怒ってくれているのですから。

 

まとめ

私の怒りっぽい彼女の話は、いかがだったでしょうか。

もし、彼女が怒りっぽくて困っている人がいたら、考えてほしいです。

 

「なにが彼女を怒らせているのか」、「自分に改善できることはないか」

もしかしたら、あなたの彼女は、あなたへの愛ゆえに、怒ってしまっているのかもしれませんよ。