20歳女性。求職中。
精神疾患をもっており、現在社会復帰にむけて、リハビリしています。
もともと、精神的に疲れやすい人間で、親や友人とのことがストレスになってしまい、不登校に。
自分ことは、自分で管理できる人間になりたいです。
ちなみに、創作が趣味だったりします。
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束縛する友だちがいて、困ったエピソード1.行動を監視されてしまう
友人というのは、生きていくうえで、重要な人間関係になりますよね。
しかし、私が小学校のころに付き合っていた友人が、これまた束縛する厄介なタイプで、日々参ってました。
その友人を以下Aさんとします。
Aさんとは、小学3年ぐらいのころに、同じクラスになってはじめて、顔を合わせることになります。
前の学年で、仲よくしていた子に、引き合わされる形で出会いました。
ちょっと落ち着きがあって、大人しめな第一印象です。
しかし、いったん話してみると、気さくな感じで、「仲よくなれそうだ」と思いました。
友人になって、しばらく経ったときのこと。
Aさんなんですが、とにかく人をよく見ていて、しかも、アレコレケチをつける癖がありました。
たとえば授業が終わったあとに、やたら私を監視していて、いちいちケチをつけてくるのです。
「さっき、やたら落ち着きがないけど、もっとしっかり授業受けたら?」「モタついていて、イラついた」と。
私は、それが嫌で嫌でたまりませんでした。
そのことを親に相談したら、「もう、そこの子は付き合うな」と注意された私。
しかしAさんに逆らえなかった私は、こっそりAさんとの関係を続けていたのです。
束縛する友だちがいて、困ったエピソード2.下校時刻を過ぎても、遊びに付き合わされる
私の家では門限が厳しく、帰るのが遅くなれば、母親からの大目玉を食らうことになります。
そんな私をAさんは下校時刻になっても、家やゲーセンで、遊びに付き合わせるのです。
Aさんの問題行動で、1番悩んだのは、この行動ですね。
たとえば、自転車を買いに行くときに、なぜか私を同伴させるAさん。
また、Aさん宅でテレビ番組をみせられたりと、とにかく自分勝手で、頭を抱えていました。
結局、親に怒られてしまう私。
今思えば、本当のことを親に言うべきなのでしょう。
ですが、親はすでに、「Aさんとの関係を断ち切っている」と、思っています。
なので、Aさんとのことは、遅れる理由に使えないんですね。
当時の私は、母親にも逆らえないほど、臆病でして……。
だから、「学校で居残りさせられた」など、適当な理由をでっちあげてました。
束縛する友だちがいて、困ったエピソード3.周りの人たちも、私を憐れむ
学校では私が、「一方的に、Aさんに振り回されるだけ」だということは、薄々知られていたようです。
「一緒に登校しよう」と、Aさん宅で待っていたときのこと。
そのときに通りすがったクラスメイトたちに、「可哀想」と言われたことがありました。
それでも、Aさんの怒りがあまりにも怖かったので、待ち続けた私。
学校内でも、「あの子と付き合わないほうがいいんじゃないの」と、アドバイスされていました。
しかし、恐怖で、ある意味洗脳されていた私は、その方法を実行することはなかったのです。
束縛する友だちがいて、困ったエピソード4.Aさんは病んでいる
Aさんは精神的にもろい部分があって、私という人間に、依存してしまうようになりました。
ほかの友人は、速やかにAさんから離れてしまっていて、私だけが依存対象になったのです。
そんなAさんは、いつも通り私を引っ張り回して、遊びに付き合わせていました。
ある日、私が「早く帰りたい」と、懇願したときのこと。
私のお願いが気に食わなかったのか、彼女はなんと、ナイフを持ち出してきたのです。
私は、さすがに怖気づいて、黙り込んでしまいました。
今思えば、普通に犯罪だし、通報モノだと思ったのですが……。
当時の私は、「母親に、Aさんとの関係を続けていることをバラしたくない」という思いで、いっぱいいっぱい。
おそらく、私自身も病んでいたのかもしれませんね。
親には本当のことを言えず、嘘八百を並べることしかできない。
もちろん、帰宅時間については、学校のほうに連絡が入って、バレたこともあります。
そのときは、「私が寄り道していた」と、さらに嘘を重ねました。
一方で、Aさんにも逆らえなかったのです。
その後、中学にあがったAさんは、精神薬を飲むようになりました。
束縛する友だちがいて、困ったエピソード5.私自身も病んでしまった
私は、今現在、抗うつ薬を飲んだりして療養しています。
「彼女がすべて原因だ」とは言いません。
ですが、やはりAさんの存在は、あまりに心の負担だったことは事実です。
なによりも、Aさんのことについて、誰にも言えない私の臆病さが原因だったといえます。
私も精神的に参りやすい体質で、それも心の不調を促す一因だったのでしょう。
今でも、定期的に彼女が夢に出てきたりします。
そのたびに、胸くそ悪い朝を迎えたりと、ややしんどいですが、あのころに比べると、だいぶマシな生活です。
それからほとんど、Aさんとは会わなくなったのですが、高校のときに、たまたま学校が一緒で、顔を合せたことがあります。
そのときに、「決して許されることじゃないけど、あのときはごめんなさい。もう付きまとわないから」と、謝ってきたAさん。
言った通り、彼女はその場からサッといなくなり、それ以降、彼女とは縁が切れたのです。
まとめ
友人関係において、トラブルというものはつきものなのですが、この件はとりわけ深刻な問題だったように思います。
「私自身が、不甲斐ないためであった」
要は、そういうことなのですが、「友人選びというのは、慎重にすべきだ」と感じましたね。
精神的に参りやすい人とは、ドライな関係を。
そしてなにか困ったことがあれば、怯えずに、周りの人に相談しましょう。